◉ ボクデミー賞

2012年度ボクデミー賞〜前夜祭〜

2012年も残す所あとわずか。

そこで今年も毎年恒例のあの行事。

誰も褒めてくれないから、自分で自分を褒めてしまう「ボクデミー賞2012」の開催です。


今年は何だかんだと遊びに遊びまくった1年となった。

より一層僕のマゾには磨きがかかり、嫁との溝も深まるばかりの今シーズンだった。


それでは今回は「前夜祭」として、旅に関係ない部門の受賞作品の発表です。


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それでは各部門の受賞発表の前に、恒例行事「漢字一文字で今年を振り返る」。

キヨマゾ寺ご住職の渾身の一筆。


今年の漢字は「壊」と発表されました。

kai.jpg

今年は色んな物を壊した一年だった。

バキバキになったiPhoneとあっという間に壊れたチャイナ製のバッテリーケース。

iMacのCDスロットも壊れた。

カヌーではチェリー達の暴走によって破壊されたパドル2本。

登山では買ったばかりのレキのトレッキングポールにイタリア野郎スカルパさんの登山靴。

そして新調した登山靴のマムートさんによって、僕の足が何度も破壊された。

さらに買ったばかりの一眼レフカメラも即死。

そしてランニングによって僕の大事な乳首までも破壊。

最終的には嫁の愛も壊れてしまった。(もっと以前からか?)


「壊」とは少し違うが、藤原岳でポールを失くし、海外通販ではことごとくサイズが合わないという苦難の日々。


しかしスクラップ&ビルドこそ男の生き様。

来年はビルドの年になるように、色々と大事に扱って行こう。


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それでは「流行語大賞」の発表です。

大賞はやはり「なんて事だ」が受賞です。


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昨年の受賞作品「こんなはずじゃなかったのに」と同時に度々発せられた名言。

思わぬ事態に遭遇しては、目の前の事実を受け入れることが出来ない時によく呟かれた。


中でもiPhoneをサクサク操作出来るというグローブを買って身につけた際、手を滑らせてiPhoneが地面でザクザクになった時は3度もこの言葉が発せられた。(参考記事:聖なるピンチヒッター〜養老三山〜

買ったばかりの一眼レフカメラ、通称「向井くん」が嵐の中でその生涯を閉じた時にも3度発せられた。(参考記事:経ヶ峰痔鎮祭 前編 〜山頂ハートブレイク〜

他にも数えきれない程、現場でこの言葉が登場した1年だった。


この言葉は「こんなはずじゃなかったのに」同様、来年以降も頻発する事が予想されるので以後殿堂入りとして扱います。


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お次ぎはDSY大賞の発表。

本年度も嫁の口から数々のドS発言が飛び出しました。

そんな数々の珠玉のワードの中で受賞に輝いたのは、


「ヒルに食われて死んで来い」です。


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※ヒルの画像は生々しすぎるのでイメージ画像を載せてあります。


去年の「地獄に堕ちろ」に続く大迫力の名言となりました。

しかもこの言葉は「結婚記念日」に発せられたとあって、その威力は中々のものがありました。(参考記事:愛と誠〜ある夫婦の攻防戦〜

四国カヌー行脚前の交渉のテーブルでもストレートに「死んで来い」と言われて、その言葉とおりに発熱して死んで帰った事もありました。(参考記事:ファウストの懊悩

どっちにしても僕は生きる事すら許されていない気もしますが、きっと彼女は愛の表現の仕方が不器用なんだと思う事にします。

そうだと願いたい。


もはや「ブタ野郎」「ハゲ野郎」「クソ野郎」などは、「おはよう」と同等の常套句になって来ているので今回は選出されませんでした。

最近では「クソ豚ハゲ野郎」などという発展系も披露されていますが、もはやどんな状態なのか分からない状態ですね。


他にも名言以外では、直接ファブリーズを僕に吹きかける「直ファブ」という新語も誕生しました。

他にも色々ありましたが、涙が涸れてしまうのでこのへんにしておきます。


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続いてカルチャー部門の発表です。

今年一番グッと来た「映画」「音楽」「本」ですな。

今年発表されたものとは限らず、僕が今年に見ただけという個人的観点のみの賞。



映画は「127時間」ね。

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単独で野山を駆け回る僕のようなマゾ野郎にはどストライクな作品だった。

映像も良いし音楽も良いし、さすがはスラムドッグ$ミリオネアの監督作品。

これを観た事もあって、今年エマージェンシーキットの作成に乗り出すきっかけにもなったなあ。(参考記事:単独行野郎必見ムービー


他には「僕たちは世界を変えることができない。」「ブラックスワン」「アーティスト」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「荒川アンダーザブリッジ」「ミッション:8ミニッツ」あたりも面白かった。



音楽は去年の予想通り「RADWIMPS」が受賞。

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去年たまたまツタヤで発見したRADWIMPS。

全く彼らの存在は知らなかったし、普段僕はテレビや音楽雑誌を見ないから世間一般でどんな評価を受けているかも知らない。

最初は声質といい、曲風といい「あれ?これ間違えてBUMP OF CHICKEN借りたかな?」って思ったけど、曲のレベルの高さが素晴らしく、何と言っても歌詞が強烈に最高だ。

僕は歌詞のレベルの高さを重要視するので、ミスチルやバンプや斉藤和義あたりが好きだ。

そして今ではランニング中は常にRADWIMPSばかり聴いている。

好きな曲は「有心論」で、apbandにもカバーされてます。



本に関しては相変わらず読む時間が少なかった。

でもついに読んじゃった圧倒的な一冊。

ジョンクラカワーの「荒野へ」がぶっちぎり受賞。

写真

まあ、間違いなく良い事は分かってて読んだんだけどね。(参考記事:アラスカのバガボンド

そして想定内だったけど、この記事は女性陣から驚きの無反応を獲得しました。

夢想の世界と男の世界とマゾの世界の入り乱れた、素晴らしき青春の本でございました。


他には「マッケンジー彷徨〜川が空へと流れるほうへ〜」と「卵をめぐる祖父の戦争」がデッドヒート。

読んだ本の数こそ少なかったけど、どれも珠玉の名作でしたね。


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お次ぎは「日々のツレヅレ」のカテゴリの中から。

個人的に好きな記事を選出する「デイリーザキヤマ賞」の発表です。


受賞作品は「ぼくのなつやすみ」

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槍ヶ岳の大快晴の代償として支払われた「失われた夏休み」をめぐる冒険。

多くの読者の涙を誘った名作となりました。(参考記事:ぼくのなつやすみ

ただの愚痴として書いた日記でしたが、今回見事に思わぬ受賞となった。


次点では「ホル太の大冒険」も中々だった。

他に「春に想ふ〜ある刺客の死〜」「朦朧野郎の海賊船」などもノミネートされたが、やはり大賞作品には遠く及ばなかった。


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続いては新人賞。

初の団体受賞となる「チーム・マサカズの面々」が受賞です。

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今年の2月に発足した「まさかを楽しむアウトドアマゾ集団」がキャッチコピーのこのチーム。


ゲリで最初から参加拒否し、常に虫の息で山に登るチーム発足者の「ゲリM」。

溢れ返る精力を制御出来ない、イボ痔がトレードマークのチームマスコット「アゴ割れM」。

育児をしない偽イクメンで、年々酒によってボリュームアップして行く「ビビるS」。

気を抜いた下山時になると、突然失踪して周囲に迷惑をかけ始める「小木K」。

従軍キャメラマンのくせに、登山中は一切の撮影を拒否するテクノメガネ「矢作C」。

そして風雲マゾを告げる、日本屈指の悪天候野郎の僕というメンバー。


今の所ここに静岡支部に「山田(仮)」と「ドラT」の2名が特別ゲストとして名を連ねている。


2012年の彼らの活動内容は以下の通り。

1.「まさか三昧〜春日井三山〜

2.「魅惑のロスタイム〜金華山〜

3.「雨中のマゾ行脚〜石津御嶽-多度山縦走〜

4.「巡る花見野郎〜近江八幡水郷巡り〜

5.「気田川デストロイヤー〜チェリー達の暴走〜

6.「鈴鹿セブン六発目〜鎌ヶ岳〜

7.「修行の風景〜南木曽岳〜

8.「木曽駒ヶ岳〜ゲリM復活祭〜

9.「忍び寄るベビースター〜富士見台〜

10.「りんたろ漕行記〜木津川〜

11.「秋の中性脂肪祭りin大日ヶ岳&銚子ヶ峰

12.「経ヶ峰痔鎮祭〜山頂ハートブレイク〜

13.「超低山みぞれ失踪フェス〜鳩吹山〜


家庭もある良い大人達が、よくもまあこんだけ遊んだものだ。

しかもその8割方が悲惨な目にしか遭っていないし。

まあそれが彼らの生き様なのでしょうがないだろう。


来年も彼らから目が離せそうにない。


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では最後に助演男優賞。

チーム・マサカズの「アゴ割れM」や、前年受賞の「りんたろくん」などの強敵を抑えての初受賞。


横浜組所属の「バターN」が助演男優賞受賞です。

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これは彼の奥義「水上槍ヶ岳」が炸裂した時の一コマですね。


この一年、「ナチュラルマゾリスト」ととして天然のマゾが開花したバターN。

アウトドア大好きなくせに虫が苦手過ぎで、2000mを越えると100%高山病に見舞われる男。

そして何にでもバターを投入するので、「バターN」というバター犬のようなネーミングを付けられた男。


彼が登場したのは以下の戦いの数々。


1.「激流どうでしょう〜死国カヌー行脚〜

2.「病み上り決死隊〜日帰りヤメトーーケ〜

3.「甲斐駒ケ岳〜放置物語〜

4.「槍ヶ岳三日間戦争

5.「新たなるロール風景〜気田川〜


どれもヘビーな大作の数々。

彼はこの1年で、「車内蜂乱入騒動」「那賀川渦巻き大回転」「バターダッチ」「穴吹川全裸現地人」「鼻からバターin富士川」「ゾンビ化槍ヶ岳」「Tシャツバタープリント」「全裸低体温症寸前遊戯」「奥義水上槍ヶ岳」「スモーカーストーカーズ」「気田川バターロール」など数多の伝説を築き上げた。

今後も彼の活躍には期待大だ。


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さあ、ざっと前夜祭としてはこんな感じでございました。

次回は本題の「2012ボクデミー賞」の発表です。

今年のベストバウトに輝くのはどの旅だったのか?


栄冠の瞬間はもうすぐそこまで来ている。

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