今シーズンの雪山が終わった。
基本的に僕はカヌー野郎なので、4月中旬から5月末までは狂ったように川に行く。
なので、前回お送りした「世紀末救世主伝説」が今シーズンの雪山納めとなった。
今シーズンは非常に充実したシーズンだった。
去年までは単独行で1000m程度の雪山を恐る恐る登っていたが、今シーズンは多くの仲間達に恵まれて山のレベルも格段に上昇。
今シーズン行った雪山は以下の通り。
・御嶽山
(参考記事:御嶽失禁オールスターズ〜奇跡の蒼いそら〜)
・仙丈ヶ岳
(参考記事:南ア男塾 前編〜ジョジョと僕らのホーリーナイト〜)
(参考記事:南ア男塾 後編〜白豚ショッカーズの絶頂行軍〜)
・竜ヶ岳
(参考記事:竜ヶ岳リハビリ病棟〜おマゾ兄妹のニヤリ行脚〜)
・八方尾根
(参考記事:夢見る男の美白道場〜うぬぼれ晴れ男の末路〜)
・恵那山
(参考記事:絶望雪中おマゾ行軍〜恵那山豪雪道場〜)
・赤岳-硫黄岳
(参考記事:ヤツオリンピック〜まとめ〜)
・八方尾根
(参考記事:世紀末救世主伝説1〜唐松リベンジへの道〜)
(参考記事:世紀末救世主伝説2〜谷底アヒージョの彼方へ〜)
(参考記事:世紀末救世主伝説3〜生贄のクリスタルジャギ〜)
こうして見ると、因縁の八方尾根以外は全て「大快晴」という快挙。
何度も「私は晴れ男になりました」と勘違いしては、八方尾根でその考えを修正されるといったパターンだった。
1歳の子持ちパパとは思えない遊びっぷりで多くの方から批判とお叱りの声を頂いてしまったが、本当に充実したシーズンだった。
さて、今回はそんな今シーズンに新たに購入してしまったアイテム達の総合レビュー。
買ったは良いけど、ブログの記事が追いつかずに紹介しきれなかった奴らをここで一気に片付けます。
まあ買った直後よりも、こうして実際に使用した後で書いた方が見る人にも参考になるだろうしね。
というわけで、来シーズンのための忘備録的にサラッと書いていきます。
そしてもうこんなアホな散財を防止するための記事でもあります。
全ての総額を計算すると、恐らく恐怖と後悔でガタガタと震えてしまうので値段は載せません。
あまり長々と書くつもりもないんで、★5つで評価します。
では、そんな私の「やっちまったなぁ」の記録。
お暇な方だけどうぞ。
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◆ノースフェイス「ヴェルトS6K グレイシアGORE-TEX」
評価:★★★★☆
こいつに関しては、秋から冬にかけて全然遊びにいかせてもらえなかった反動で買っちまった商品。
その時の模様は購入時に散々書いたんでそちらをご参考に。(参考記事:極妻アウトレイジ〜風邪に吹かれて〜)
コイツに関しては総じて大満足している。
この「Mr.靴擦れ」と呼ばれる僕の足に対して、完璧なフィットをご提供してくれた一品。
ただ多少の不満があるとすれば以下の二点。
僕のやり方にもよるけど、紐を締める際に結構力がいるのと若干緩み易い。
そしてこの価格帯の靴にそこまで求めるのは酷だけど、やっぱり冷え性野郎の僕としては停滞時に足先が底冷えする。
これは発熱源である僕自体の足が冷えてるからしょうがないが、足先だけでももう少し保温力が維持されると助かるなあ。
でも雪山エントリーとしては、コストパフォーマンス最強な気がする。
特に僕の足は、3シーズン用のWreckMidとともにノースに向いている事も確定した。
他の有名どころの靴より2万円くらい安くてこの使用感は素晴らしい。
ノースフェイス NF01218 Verto S6K Glacier GTX ヴェルト S6K グレイシア GTX(メンズ) 【Mens】 () THE NORTH FACE(ザノースフェイス) 商品詳細を見る |
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◆グリベル「G12・ニューマチック」
評価:★★★★★
これも購入時に書いたんで詳しくはそっちで。(参考記事:極妻アウトレイジ〜風邪に吹かれて〜)
もうこいつに関しては何一つ文句はございません。
靴との相性もバッチリで、装着時も不満を感じた事は無い。
去年まではモンベルのスノースパイク10で頑張って来てたけど、当然雪面への食い付きから安心感に至るまで格段の差。
足裏に雪のダンゴが付く事もほぼ無かったし。
高い買い物で覚悟を必要とされたけど、これを買うと言う事は雪山をやるための覚悟を示すことなんだろうね。
今後もこの極道グリベル姐さんとともに、ガシガシとカチ込みをかけて行きたいものです。
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◆ヘリテイジ「サガルマータ ロングスパッツ バックルフィックス」
評価:★★★★☆
買ってから長らく紹介する機会に恵まれなかったけど、密かに今期途中からこいつを履いていたのです。
というのも単純に今まで使っていたイスカの夏用ロングゲイターが、グリベル姐さんによってズタズタに切り裂かれてしまったからですね。
で、どうせ買うならってんで調べに調べてコイツを買ったわけです。
購入時はオーソドックスにアウトドアリサーチのクロコゲイターと悩みに悩んだ末にこっちをチョイス。
アイゼンに対する強度面ではクロコゲイターのが圧倒的に強いし、見た目も好みだった。
でも調べれば調べる程にヘリテイジのゲイターの評価が高い(特にリアルな山屋から)。
仙丈ヶ岳の長衛荘に泊まった際、オーナーさんもこのゲイターをお勧めしていたのも決め手となった。
やっぱり現場でガンガン活用している人の意見は重要だ。
このゲイターの最大の特徴は、ゴムではなくワイヤーで固定するというもの。
今までゴムベルトが破損した事は無いが、今後雪山レベルが上がって岩場が多くなってこればやはりワイヤーの安心感は大きいはず。
装着は若干ワイヤーがごちゃつくこともあるが、別に気になる程ではない。
わりとタイトなシルエットだからなのか、これを履き出してからアイゼンが触れて裂ける事も無くなった。
クロコゲイターほどゴツくないから夏でも使えそうなのも良い。
まあ、ゲイターに関してとやかく言える程の経験も無ければ他のと履き比べたわけじゃないんで、そう大して言う事は無い。
でも十分に買って満足している一品です。
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◆FITS「エクスペディションブーツ」
評価:★★★★☆
こいつに関してはこっちの記事で詳細書いてます。(参考記事:冷え性OLの末端事情〜解けないパズルの迷宮組曲〜)
あれから何度か使っているけど、このフィット感は病み付きになるものがある。
靴やインナーソックスのおかげってのもあるけど、とにかく靴擦れしない。
肝心の保温性に関してはスマートウールのマウンテニアリングに若干軍配が上がる気がするが、それは多分見た目(厚み)からくる心理的なものだろうと思っている。
現状、日帰りの山行なら間違いなくコイツが我が第一ソックス。
泊まりの場合は初日の樹林帯ハイクアップをこいつに任せて、翌日のアタック時はスマートウールっていう流れ。
長く悩んでいたソックス問題だったけど、しばらくはこの両輪を回して行こうと思っている。
でもやっぱもっとどん欲に保温性(特に足先)を求めて行きたい。
そんなスペシャルなソックスにいつか出会える事を信じ、あえて★4つです。
FITS(フィッツ) エクスペディション ブーツ UNISEX ULTRA HEAVY EXPEDITION RUGGED BOOT () FITS(フィッツ) 商品詳細を見る |
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◆ファイントラック「フラッドラッシュスキンメッシュソックス」
評価:★★★★☆
こいつに関してもこっちの記事で。(参考記事:冷え性OLの末端事情〜解けないパズルの迷宮組曲〜)
FITSのソックスで劇的に靴擦れが無くなったのも、こいつの存在が大きかった可能性が高い。
今まで軽度の踵靴擦れを起こしていたスマートウールのソックスで使用した際も、一切の靴擦れから解放されたから。
人によっては「これは必要ないよ」って言う人もいるかもしれないが、今まで靴擦れに苦しめられ続けて来た僕にとっては救世主的なお買物でした。
まあ当然生地が薄いとは言え、あまりソックスの二重履きが好きじゃない身としては無いに越した事はないんだけどね。
若干厚みが増した分、血流が悪くなるリスクもあるし。
あと履く時にどうしても指先が突っ張る感じになっちゃうけど、履いてるうちにそれは緩和されて行く。
割と今では、個人的にはなくてはならないアイテムです。
ファイントラック(finetrack) フラッドラッシュスキンメッシュソックス FSU0202 () ファイントラック(finetrack) 商品詳細を見る |
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◆ラボラトリズム「VBLグローブ」
評価:★★★★☆
こいつに関しても詳細はこっちの記事で。(参考記事:冷え性OLの末端事情〜解けないパズルの迷宮組曲〜)
ごっつい価格のグローブに手が出なくて、安かったから半分冗談で買ったこのグローブ。
分かり易く行ってしまえばゴム手袋。
インナーに薄いゴム手袋、中間に保温力のあるフリース手袋、アウターに強靭なゴム手袋といった組み合せ。
僕はこいつを緊急用の第二グローブという位置づけで買ったんだが、蓋を開けてみれば完全に我が第一グローブの座を勝ち取ってしまったのだ。
以前のグローブでは仙丈ヶ岳で指先を凍傷寸前まで持って行かれたものだが、こいつにしてからというもの行動中に指先が危険な状況になる事は無くなった。
中はもちろんムレムレなんだが、それが暖かさをキープする秘訣。
別にムレムレって言っても想像したより不快感はなく、言ってみれば常時手だけ風呂に入っているようなもの。
山小屋に戻ってVBLグローブを脱いだとき、手からモワモワと湯気が立つ程だ。
こいつは自分の基礎体温が下がる事が無い限り、中々の保温力をキープしてくれる。
しかもアウターはゴムだから、雪がこびりつく事無くサラリとしているのもいい。
3本指ミトンタイプなのでピッケルを持つにも大した影響は無く、どうにも寒い時はミトン部分にカイロを忍ばせる事も出来る。
こんな完璧とも思えるVBLだが、やっぱり不満はある。
一番の難点は細かい作業をする際にオーバーグローブを外してスリース手袋で作業するんだけど、インナーのゴム手袋とフリース手袋が滑って作業にならない。
そしてフリース手袋を取ると、薄いゴム手袋はみるみる冷えてしまう。
このグローブの特性上、ひとたび熱源の体温が冷えると保温力の回復は非常に難しくなる。
とにかく一度このグローブを装着したらば、もうずっと外さないと言うのが正解。
なので今はハイクアップ時や細かい作業が多い時は今までのグローブシステムで、厳しい状況で登りに集中するガッツリピークハント時にこのVBLをって感じで使い分けている。
何にしてもこいつは本当に良い買い物をしたもんです。
で、来期試してみたいのがこのVBLシステムのソックスバージョン。
ノースフェイスから出ちゃってて、危うく買いそうになったのがこいつ。
それがこの「アルパインクライマーソックス」であります。
こればっかりは実際に履いてみるしか想像もつかないけど、メーカー曰く「初日の保温力を10日目でも維持できる、まさに軽量化と実用性を両立したアイテムです。」とのこと。
この手の冒険的で面白そうなアイテムが大好きな僕としては、恐らく来シーズンに買っちゃってる事間違いないだろう。
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◆ミズノ「ブレスサーモインナーニットグラブ」
評価:★★★★★
VBLグローブが細かい作業が出来ない反面、そいいう場面で大活躍なのがこいつでした。
細かい作業はもちろん、熱くなる樹林帯のハイクアップ時はこれだけで十分。
例え濡れても暖かさをキープできるから、実に使い勝手のよろしいインナーグローブです。
これ以外のものを使ってないから何とも言えないけど、全くもって問題ないです。
こりゃ、定価の158%アップで購入した甲斐があったってもんです。(参考生地:僕らのステキなお正月〜おめでた男の虚弱デイズ〜)
不満という不満は無いけど、あえていえばベロクロ開閉のもの(スパッツとか)を触る時に毛羽立って傷むって事くらいかな。
まあそれはこれに限らずだけどね。
ミズノ(MIZUNO) ブレスサーモ インナーニットグラブ 73GM31309 ブラック () ミズノアウトドア 商品詳細を見る |
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◆アウトドアリサーチ「ゴリラバラクラバ」
評価:★☆☆☆☆
個人的には今シーズン最も残念だったアイテム。
ひとまず、購入時の詳細に関してはこちらで。(参考記事:冷え性OLの末端事情〜解けないパズルの迷宮組曲〜)
実際に使用してみて、その防風性と保温性は全く問題ない効果を発揮してくれた。
だが実際はそのメリットを上回るデメリットが多くて、どうにも寒い時に仕方なく使用していた感じ。
まずとにかく付けていて鬱陶しいゴワゴワさ。
そもそもあのクソ店員のせいでサイズもデカすぎてこんな大惨事になってしまった。
しかも鼻と口に開いている空気孔もなんだか息苦しい。
僕の行く山レベルには、正直鼻と口の部分はメッシュじゃなくて完全にオープンでも良いんじゃないかって最近は思う。
で、結局苦しくなって前面をオープンにするんだけど、中のやつもアゴ辺りで止まってくれれば良いのに口まで塞がって来て鬱陶しい。
でこれを何度も下に下げては上に上がって来るを繰り返してるうちに、下唇が擦れて痛くなってくるという隠れマゾ。
そして保温力がありすぎるせいで、ちょうど良い使いどころが非常に限られて、結局使い勝手が良いモンベルの薄手のバラクラバを使ってしまう。
でも薄手のやつじゃ風が吹いた時に頬が冷たくなってくるし…。
思い切って高い値段のこいつを買っただけに、ショックも大きいのです。
でもやっぱりこの防風性は捨て難いので、いっその事鼻と口を完全に穴開けてしまって、中身ももっと下まで切ってやろうかと画策中。
こいつは来シーズンの課題ですな。
OUTDOOR RESEARCH TACTICAL LINE WINDBLOC ゴリラ バラクラバ ブラック 【194983995111】-oug181603101 () OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ) 商品詳細を見る |
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◆ジュルボ「ビヴァーク・ゼブラ」
評価:★★☆☆☆
シーズン始めの御嶽山で、以前のサングラスのレンズが風で吹き飛ばされてしまったから急遽買ったもの。
オーソドックスにオークリーのサングラスと迷ったけど、金額的に手が出ずにこの「ジュルボ」のサングラスにした。
そうは言ってもジュルボは登山サングラスの老舗メーカーでファンも多い。
見た目も中々かっこ良かったし、調べてみてもそこそこ評価も高かった。
で、そのジュルボのサングラスの中で「偏光レンズ」にするか「調光レンズ」でかなり迷った。
最終的には、紫外線量によって透過率を変化させる調光レンズなら、樹林帯から森林限界まで広範囲に使えると判断して調光レンズに。
で、実際に使用してみると確かに暗い場所から明るい場所までいちいち外す必要もなくなった。
しかしである。
調光してくれるのは良いんだが、根本的なレンズの色が暗くて視界がクリアではなくなるのだ。
そして偏光じゃなく調光だからなのか、太陽に向かって歩く時は眩しさを感じてしまう。
あとその際に気になるのが、太陽の光が頬に反射してレンズの内側に映り込むという事。
これによって常に視界の下の方に白い色がちらついて、若干気になってしまう。
そして僕の顔がデカくて出目なのにも問題があるが、フィット感にも不満がある。
鼻への掛かりが悪くてずり下がる事も多く、かと言って奥に押し込むとレンズがまぶたに当たる。
来期はノーズパッドでも付けて調整が必要でございます。
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◆スミス「i/ox」
評価:★★★★☆
以前の安物ゴーグルが、仙丈ヶ岳と一度目の八方尾根で曇りに曇りまくって辛すぎた為に購入。
八方尾根のホワイトアウト時は、ゴーグル内もホワイトアウトでスペシャルな二重苦だった。
で、どうせ買うならっていうことで、白馬に生息するハッポーNさんのアドバイスの元で購入したのがこいつだった。
なんせこのスミスのゴーグルは「曇りにくさ世界No.1」と堂々と謳っているだけあって、その曇らなさはやはり最高だった。
前回の曇りまくるゴーグル後にこのスミスなんで、その差は歴然。
しかもioの中でも最大サイズのXタイプなので、視界は広くて良好。
鼻の頭付近まで被ってくるから、鼻先の防寒にも宜しい。
そしてレンズも晴天用と悪天候用と二枚あるから、状況に応じて変更可能。
でもそのレンズを交換するのが結構難儀で、現場で換えるのはちょっと厳しいというのが残念。
あと晴天用のレンズは若干色味がピンキーになるので、世界が加藤茶の「ちょっとだけよ」の世界に包まれる。
雪の曲線が妙にエロく見えるんだが、欲を言えば来期はもっとクリアな色味のレンズが欲しいな。
で、当たり前なんだけど、どんなにスミスが曇らないって言っても頭の上に付けていたら曇ります。
そして二枚レンズの構造上なのか、一度曇ると中々回復が難しいのも前回わかった。
こいつに関しては一度付けたら外さないという事を、来期は心がけて行こう。
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◆マウンテンダックス「ピッケルバンド・ショルダー」
評価:★★★★☆
これも地味に今期追加されたアイテムで、ピッケルを肩がけで流出防止するリューシュ。
以前はピッケル付属のリストタイプのものを使っていたが、クライミング要素の少ない僕の雪山ではショルダータイプの方が使い勝手が良い。
ピッケルを持ち帰る時にいちいちバンドを外す必要がなくなるからだ。
で、これもわざわざ石井スポーツに行って店員さんと30分ほどあれこれ協議した。
そして最終的にショルダータイプにもリストタイプにもなるこいつを買う事に。
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しかしなぜか店員さんがこれとは違う商品を間違えてレジに持って行っており、結果的にショルダーオンリーのタイプを買わされていたというまさか。
マウンテンダックス(mountain dax) ピッケルバンド・ショルダー ブルー 01 CG400 () マウンテンダックス(mountain dax) 商品詳細を見る |
でも結果的にはこのシンプルなタイプで良かったと思っている。
現場でいちいちタイプをチェンジする事も無さそうだし、リストタイプは持ってるからシンプルにこした事はない。
そして石井スポーツではモンベルのものと迷ったんだけど、こっちの方がゴムの伸びが良かった。
特に大きな不満点は今のところございません。
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◆ノースフェイス「チュガッチ40」
評価:★★★★★
現状必要ないのに買ってしまった一目惚れザックで、今期を代表する散財アイテム。
その愚かしい模様はこちらにて。(参考記事:冬の稲妻〜止まらないローリングサンザイ〜)
実際の使用感としては、あれだけ惚れ込んで買っただけにスペシャルに気に入っている。
なんと言っても問題だったスノーシュー取り付けの鬱陶しさと、それによるザック内部アクセスのしにくさの改善が出来た事がなによりだった。
そして男心くすぐる収納ポイントの数々は、使いこなすほどに病み付きになる便利さ。
さらには、背面オープンのザックだから大した背負い心地は期待してなかったけど、思いのほかいい感じの背負い心地だった。
日帰りでの雪山登山は、こいつがあれば快適に楽しめるザックだ。
あえて問題があるとすると、小屋泊となった際に若干スペースに物足りなさを感じてしまった。
40Lザックなんだけど、構造上部屋がいくつかに別れてるから収納が足りない。
まあそれはそれで余計なものを持って行かずにすむから良いんだけど、これの50Lくらいのサイズが出ればパーフェクト。
でもこのザック自体がバックカントリー用としての用途ザックだから、きっとそんな大容量なもんは出ないと思うけど。
とりあえず買って大満足の一品でしたね。
↓これは28Lサイズ。40Lは今シーズンはもうどこも売り切れだと思います。(元々生産数少ない)
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) Chugach 28(チュガッチ28) NM61351 () THE NORTH FACE(ザノースフェイス) 商品詳細を見る |
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◆ナンガ「オーロラ900DX」
評価:★★★★★
今期、初の雪上テント泊に向けてついに買ってしまった冬期用シュラフ。
僕の中では「グリベルのアイゼン」と「冬期用シュラフ」は、足を踏み入れてはいけない領域と思っていたがどっちも買ってしまったわけだ。
これでもし絶対に手を出しちゃいけないアイテム「ダブルアックス」を手に入れたら、もう僕は社会生活不適合者への道まっしぐらだろう。
これも買った時の詳細はこちらで。(参考記事:庭男あおによし〜三連休の残像〜)
正直買った時は「ちょっとオーバースペックだったかな?」なんて思ったものだが、基礎体温の低い冷え性の僕にはちょうど良かった。
-13℃の中で夏用のテントだったにもかかわらず暖かく、そして暑すぎずに快適というステキさ。
生地も撥水加工されてるから、結露で濡れても全く保温力は落ちず。
とにかく安心感がハンパ無い。
本当はロングタイプにして足もとに凍っちゃ困るものを入れるつもりだったけど、レギュラータイプでもそんなに気になる事なく必要なものはシュラフ内に入れる事が出来た。
一番心配だったのは収納時の面倒さだったが、付属の収納バッグが大きめに作られているのか慣れれば適当に押し込んで行けば収まった。(高フィルパワーなんで最初は力がいる)
あとは防水圧縮袋に入れればサイズも小さくなる(といってもデカいけど)から、なんとかなった。
問題点は、やっぱりロフトが潰れる背中はちょっとひんやりとした事。
もちろんこれはシュラフの問題ではなくマットの問題なので、来シーズンはちゃんと雪山に適したマットを購入する必要がある。
とにかく大満足な一品で、こいつの安心感のおかげで来シーズンは雪上テント泊が増えそうな予感。
二児のパパとしてさらなる堕落が約束されたシュラフである。
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◆ナンガ「スーパーライトダウンパンツ」
評価:★★★★★
こちらも初の雪上テント泊に向けて買ったナンガ三兄弟のひとつ。
買った時の詳細はこちらで。(参考記事:庭男あおによし〜三連休の残像〜)
とにかく冷え性な僕としては、ここに関しては見た目とかブランドとか多少の価格差とかは気にせずに、ひたすら保温性一本に絞って調べた末のダウンパンツ。
この写真は袋から出した直後だからいけないけど、実際はもっとふっくらしてきます。
今回僕はこいつの上にアウターパンツを履いてしまったから写真がないけど、ハッポーNさんも同じやつだったからこの写真を参考に。(↓一番右)
実際に使用しても、このように外で停滞している時や夜に外でアヒージョ食った時もまるで寒さを感じる事なく快適に過ごす事が出来た。
モノとしてもシンプルで、何一つして無駄がなくて大満足の一品。
冬に限らず、夏の高所テン泊時にも欲しかったアイテム。
夏用シュラフの寒さに不満があって買い替えを検討していたけど、これがあればそれももう必要無さそうだ。
それなりのお値段はしたけど、色んな事考えれば本当にこれ買って良かったと満足している。
ナンガ(NANGA) スーパーライトダウンパンツ ブラック 00058 () ナンガ(NANGA) 商品詳細を見る |
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◆ナンガ「テントシューズロング」
評価:★★★★★
これもシュラフ・ダウンパンツとともに雪上テント泊に向けて買ったナンガ三兄弟のひとつ。
とにかく一番恐れていたのが足の指先の冷えだったから、これも随分と悩んだ結果やっぱりナンガの製品で落ち着いた。
そして念には念を入れて僕独自の「5レイヤードシステム」を炸裂させるという念の押しよう。
5レイヤードシステムを含む買った時の詳細はこちらで。(参考記事:庭男あおによし〜三連休の残像〜)
今回はさらに「貼るカイロ」を付け足して「6レイヤードシステム」が爆発。
ここまでやったら、さすがに足先に寒さを覚える事は皆無だった。
ということでこのテントシューズ単体での防寒能力は?のままなんだが、能力の高さは十分実感出来た。
そして実際テントの外に出れるのはほんの少しの時間だけだろうと思っていたが、実際は想像以上にこれだけで雪の上を気にする事なく歩いて行けた。
これも文句のない商品でございました。
ナンガ(NANGA) テントシューズロング 00065 () ナンガ(NANGA) 商品詳細を見る |
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◆グラナイトギア「eVentシルコンプレッサー」
評価:★★★★★
巨大なシュラフをザック収納時に防水+圧縮する為に買ったスタッフサック。
たかだかシュラフを縮める為だけに4000円以上出費しなくてはならないという所に相当悩まされたが、結果的には良い買い物したと満足している。
これも詳細はこちらで。(参考記事:庭男あおによし〜三連休の残像〜)
なんせこの袋、ボトム部に透湿防水の高級素材eVentが使われてるから、圧縮時にエアを逃がしやすくて楽に圧縮できる。
そして当初はシュラフ用にと買ったものだったが、うまい事詰めて行くと「シュラフ」「ダウンパンツ」「ダウンジャケット」「テントシューズ」というダウンもの全てがこれ一つに収まった。(シュラフ意外はスタッフサックに入れずにそのまま隙間に突っ込んで行くのがコツ)
それでいて収納時はシュラフの2/3程度になるから素晴らしい。
どっちみちダウン製品用にちゃんとした防水サック買わなきゃと思っていた所だから、これ一つでまかなえて大満足でございます。
GRANITE GEAR(グラナイトギア) eVent シルコンプレッサー カラー:アソート Lサイズ () GRANITE GEAR(グラナイトギア) 商品詳細を見る |
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と、ざっと今期の雪山用新導入アイテムの皆さんでした。
正直これらの総額は恐ろしくて数えていません。
何気にここに出て来てないGPS時計の「アンビット」や(参考記事:北欧のアマゾネス〜痛い男の宵越しダンシング〜)、防水耐衝撃のiPhoneケース(参考記事:ゆうしゃのよろい〜iPhoneタフギア化への道〜)とかまで含めると、考えただけで膝がガクガクしてきます。
まあでも命に関わる現場なんで、やっぱりそこはケチれないわけでございます。
結局ケチってごまかして来たゴーグルとかグローブで実際に痛い目にあってまた買ってるわけだから、最初から良いもん買っておくにこした事はないのであります。
そう信じてやまないわけであります。
決して間違った方向に進んでいるわけでも、「じゃあ行かなきゃ良いじゃないか」という外野の声も聞こえないわけであります。
まあ何にしても一度足を踏み入れてしまったこの散財の泥沼地獄。
きっと来シーズンは来シーズンでまた物欲が爆発し、「いや、だって必要だから。命に関わりますから。」と呟きながらAmazonポチリが炸裂するんです。
このゴールがない地獄は続いて行くのであります。
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次回予告
マゾエでございます。
雪山シーズンも終わって、いよいよ次はカヌーシーズン到来ですね。
カヌーに関してもあれやこれやが欲しくなるお年頃。
全く困った事ですね。
さて、来週のマゾエさんは、
マスオ、パックラフトに恋をする
マスオ、物欲ホーリーナイトでポチリ
マスオ、気づいた時には浮かんでた
の、三本です。
お楽しみにね。
んっ、がっ、くっく。
うふふふふふふ。
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