8月12日7時起床。
カーナビの到着予想では新潟港に15時に着いてしまう。
フェリーの出発は22時50分。
ストレートに目的地に行ってもつまらんので、長野の白骨温泉でバスクリン混入の湯とやらに入浴してみようとルートを変更した。
途中番所大滝を鑑賞。
MTBで車に戻る途中、足をペダルから踏み外し転倒。
階段の角にて弁慶の泣き所を強打。
衝撃でちょっぴり漏れたかと一瞬戦慄が走ったが、パンツは無事だった。
大滝を見た帰りに自分から大滝を出してしまってはシャレにならない。
今思えば右足の不幸はこの時から始まっていたのだ。
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気を取り直し、10時頃白骨温泉着。
10時半からの入浴なので、一番風呂大好き野郎としては喜んで待つ事に。
10時半、入口が開くとパチンコ屋の開店時のおばちゃんばりのダッシュで見事一番風呂ゲット。
確かに入浴剤混入を疑ってしまいたくなるような白濁とした湯だ。
のんびりしていると、別の入口からなんと女の人が入って来た。
その瞬間初めて混浴だと気づき激しく狼狽する。
当然タオルは巻いているのだが、女だらけの水泳大会のようにいつなんどきポロリの瞬間があるか分からないので、僕は全神経を集中させ五感を研ぎ澄ました。
しかし白濁とした湯のせいで全く何も見えない。
白濁ってやつは入浴剤入れてまで有り難がるもんでもないなと思った。
混浴は無色透明にかぎる。
長風呂したせいで、ゆるんだ大腸はさらに追いつめられた状態になった。
そこは堪えて、一路学生の頃の友達の所へ突然行って驚かせてやろうと、雨が降り始める中富山へと向かった。
電話したら、嫁さんの実家に挨拶に行く所だという友達に「遠路はるばる訪ねて来た友達と嫁とどっちが大事なんだ」と半ば脅すようにして無理矢理会った。
勝手に突然来て、富山ラーメンまでおごってもらってちょっと悪かった気がしたがそれも一興。
おごってもらってなんなんだが、富山ラーメンはしょっぱすぎていまいちだった。
聞けばこの友人も2月にはパパになるという。
若干我が身が小さく感じる時でもあり、自由も感じる瞬間だ。
友人と別れ、日本海沿岸をひたすら新潟港へと向かう。
北海道中膝栗毛2
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MATATABI BASE
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