前穂〜奥穂〜涸沢/長野

紅葉挟撃作戦1〜岳沢編・快晴奉還への道〜

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東西の革命の志士がここに集結。


「いつまでもモクモクの好きなようにはさせない」

その言葉をスローガンに、ついにあの男達が立ち上がったのだ。



度重なるモクモク幕府の圧政に苦しんで来たマゾ庶民たち。

ついに彼らの怒りは頂点に達し、モクモク幕府への反乱革命軍を組織。

今シーズン最後の大戦の舞台はもちろん「北アルプス」。

マイナス男達VSモクモクさんの頂上対決。

ここで見事に北ア維新を成し遂げ、「大快晴」を我々の手に取り戻す時が来たのだ。


そんな「快晴奉還」のために、この度「東のマゾ集団」と「西のマゾ集団」が北アルプスに集結。

毎度お馴染み「横浜組」と「チーム・マサカズ」が夢の初競演。

北ア維新達成の為に、ついにここに歴史的な「ハママサ同盟」が締結されたのだ。



と言っても相手は強敵「モクモク幕府」。

ハママサが一丸となって正面から攻めて行っても、いつも通り迎撃されるのがオチ。

そこで今回、モクモク幕府を欺く為の作戦が立てられた。

その名も「北アルプス紅葉挟撃作戦」だ。


この別名コードネーム「赤きマゾの血」と呼ばれる作戦の概要はこうだ。

まず囮となる「陽動部隊」は、チーム・マサカズの小木K・矢作C・ビビるSの3名。

この陽動部隊が正面から涸沢カールに突入し、モクモクさんの気を引く。

その間、僕と横浜組のB旦那・バターNの3名が「奇襲部隊」として別のハードルートを攻め上がる。


そして勝負は二日目。

涸沢カール滞在中の囮に夢中のモクモクさんに対し、奇襲部隊が後方の穂高山荘から一気に駆け下りる。

上と下からのマイナス野郎達の一斉攻撃。

過度なマイナスイオンでモクモクさんを挟撃し、一気に快晴奉還に持ち込もうと言うのが本作戦の概要。

そこで見事に北ア維新を成し遂げ、「大快晴」「大紅葉」「大絶景」という人並みの幸せを味わおうって寸法だ。


今回はそんな「幸せに飢えた志士達」による、今シーズンの最終大決戦。

果たして維新は成功するのか?

そして事態はやがて大革命児「坂本龍馬」も乱入する混沌たる動乱の時代へ。

壮大な北アルプスで繰り広げられた「赤きマゾの血」。

ハママサ同盟が織りなす、奇跡の北ア維新に刮目せよ。


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上高地バスターミナル。

東西より集結した日本屈指のマゾ革命家たち。

ここで早くもチーム・マサカズの小木Kが挨拶替わりのマゾ一発。

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ザックをゴソゴソしているのが小木K。

そして「なんかザックが濡れてんだよなぁ」とブツブツ言っている。

後に発覚するが、なんとこの時点で彼のリザーバーの水が「全て漏れていた」ということが発覚する。


彼は上高地バスターミナルの段階で「所持水分ゼロ」という大技を繰り出した。

まだ始まってもいないのに、早くも脱水の危機に自らを晒すビッグプレイ。

横浜のシティマゾには負けてなるものかという、愛知マゾの意気込みが伺える出だしとなった。



そしてかっぱ橋まで移動して記念写真。

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左からビビるS、B旦那、小木K、マゾ男、バターN、矢作C。

知らない人が見るとただのおっさんの集まりだが、当ブログマニア(いるのか?)にとっては夢の光景だ。

昔、東映まんがまつりで「ハットリくん・パーマン・プロゴルファー猿」の共演を見た時以来の衝撃。

決して同じフィールドに立ってはいけない、負のおっさん同士が織りなす濃密な加齢臭のハーモニー。

革命の準備はここに整った。



で、競演と言いながら、早くもこのかっぱ橋から「別行動」開始。

奥穂奇襲部隊は橋を渡って岳沢方面へ。

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命がけの奇襲部隊。

彼らは「重太郎新道〜前穂高岳〜吊り尾根〜奥穂高岳〜涸沢岳」という長い長いマゾルートを経て、涸沢カールで待つ陽動部隊と合流する。


そして奇襲部隊の出立を見送った陽動部隊が、囮になる為に涸沢カールのテント場を目指して動き出す。

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小木Kが先陣を切って颯爽と歩き出しているが、もちろんこの段階で彼の水の残量はゼロだ。

ある意味、彼はこの時点ですでに「遭難者」である。



それではここからは、最近では恒例となって来た「二元中継」でこの維新革命軍の動向を追って行こう。


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かっぱ橋を渡って岳沢登山口に向かう奥穂奇襲部隊。

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まだまだこの段階では平和を謳歌している。

しかし彼らがこれから目指す道は「初心者は侵入するべからず」のイバラの道のり。


登山口に到達し、やがて来るマゾの嵐に対して紅葉より先に激しい高揚感に包まれる決死隊。

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さあこの先はマゾの殿堂への入口。

もう後戻りは出来ない。

日本の夜明けの為に、我々が犠牲になってでも必ず維新を成し遂げてみせる。

今シーズンの登山の集大成を見せつけようぞ。


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一方、涸沢陽動部隊。

ついにあの男が「水が無い」という事態に気付いていた。

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この男なりの今シーズンの登山の集大成。

彼がこの一年を通して山を学んだ結果がこれだ。

しかも僕があれほど注意したにもかかわらず、また行動食に「うまい棒」を大量に持って来た小木K。

1本食えばたちまち口の中の大量の水分をかっさらって行くという、今最も食べてはいけない追い込み脱水系のマゾ行動食。


早くも一人目の犠牲者が出てしまうのか?

そもそも彼らは涸沢カールまで辿り着けるのだろうか?


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その頃、奥穂奇襲部隊。

モクモク幕府の隠密の目を盗むように、地味な森の中の急登を地味に進軍中。

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登山口前では「寒い寒い」と言ってダウンを着込んで散々我々を待たせたバターNが、早くも「暑い暑い」と言ってTシャツ1枚になっている。

彼は毎回そんな感じで脱いでは着るを繰り返して我々を待たせるという、「経験から学ばない男」として横浜で名を馳せる男だ。


そんな暑がりの彼に、この地味なルート上に粋なプレゼントが。

それは風穴から冷風が流れ出るという「天然クーラー」だ。

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汗だくの我々は、喜び勇んでクーラーの風に当たりに行く。

しかしどんなに手をかざしても「無風」。

最近では北アルプスのクーラーも人感をを検知して、直接人に風が当たらない「やさしさモード」を備えているのか?

何にしても我々に冷風というご褒美は与えられなかった。

所詮日の目を見ない奇襲部隊。

あくまでも我々は影の存在なのだ。


しかしここで別の革命部隊と遭遇。

なんとそれは数名の山ガールで結成された「くノ一奇襲部隊」だった。

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俄然ご機嫌になった我々加齢臭部隊は、鼻の下を伸ばしつつ彼女達の後を追う。


やがて前方で、くノ一達の黄色い歓声とともに黄色い紅葉世界が登場。

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いいぞ。

もはや奇襲部隊の責務を忘れ、すっかり浮かれ始める男達。

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くノ一奇襲部隊ともにこやかに談笑し、「同じルートですね。これからは抜きつ抜かれつになると思うんでヨロシクね」と軽妙なトークをかわす。


しかし。

彼女達は我々を遥かに凌ぐ「リアル」な奇襲部隊だった。

抜きつ抜かれつも何も、これ以降我々はくノ一奇襲部隊に「追いつけない」という醜態を晒すことになる。

やはりこのマゾルートを選ぶだけあって、彼女達は「本物の方の人たち」だったんだね。


己達の実力と体力の無さをこの段階でまざまざと見せつけられた奥穂奇襲部隊。

山ガールに追いつけないという恥ずかしさで、紅葉に負けないほどの赤さで頬を染めて苦笑いのおっさん達。

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ひと時でも淡い気持ちを抱いたことを反省。

我々は日本の未来の命運をかけた革命軍なのだ。

気を引き締めろ。


その後、すっかり身の丈を思い知らされた我々は粛々と高度を上げて行く。

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何気に道の急登っぷりも激しくなり出し、いよいよグハグハタイムに突入だ。

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道のりは険しい。

しかしせっかく涸沢陽動部隊が身を挺して囮になってくれているんだ。

彼らも今は苦しいはず。

弱音なんて吐いていられないぞ。


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一方、涸沢陽動部隊。

徳沢に到着した彼らは信じられない奇策に打って出ていた。

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奥穂奇襲部隊が根性の急登中に、なんとビールを飲んでいたという暴挙。

しかもジョッキで。


水を持たない男による、意外すぎる形での給水風景。

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しかも小木Kだけが飲んでる模様。

バスターミナルから彼のスタンドマゾプレーの勢いがとどまる気配がまるでない。

ある種、すごい男だ。


前回の常念岳で僕が身をもって「行程中のビールは自らを追い込むだけだ」ということを証明したばかりだと言うのに。

彼は完全に涸沢をなめているのか?

それとも死ぬ気なのか?


これがモクモクさんに陽動部隊だと悟られないようにする苦肉の策だとするなら、実に素晴らしい作戦かもしれない。

大真面目な顔でビール飲んでる小木Kの表情を見る限りその線が強いのかも。


彼には彼なりの信念が存在しているようだ。


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まさか涸沢陽動部隊が、そんな大惨事になっているとは露程も思っていない奥穂奇襲部隊。

相変わらずグッハグッハと汗だくで頑張って急登中。

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もうすっかり上高地があんなに遠くになって来た。

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それは何を意味するかというと。

ついに我々は「紅葉最前線」に侵入し始めていたのだ。

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言葉を失うほど美しすぎる紅葉と、言葉が出ないほどしんどすぎる急登。

マゾにはたまらない「飴と鞭」のパラダイスが始まった。

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延々と続いて行く「美しさと苦しさ」。

どこまで行っても紅葉。

どこまで登っても急登だ。

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もういい加減にしてくれ、と思い出した時。

やがてこの飴と鞭区間の終わりを告げる「鯉のぼり」がご登場。

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一体この鯉のぼりは何を意味しているのか?

ついに念願のCS出場を果たして興奮した広島カープのファンが、勢いでつけてしまったのか?


この鯉のぼりを合図に、一気に眼前が開けて素晴らしい紅葉が現れた。

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北アルプスの紅葉と言えば涸沢ばかりが注目されるが、この岳沢の紅葉は隠れた紅葉の名スポット。

そしてこの先に「岳沢小屋」がご登場です。

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まずは最初の目的地に到達。

ここからの眺めは実に見事の一言だ。

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素晴らしい景色だが、我々も疲労困憊で素晴らしい血色。

しかし実はまだこの時点で「本当の急登は始まっていない」という状態。

この岳沢小屋から、いよいよ北アルプス屈指の急登マゾの館「重太郎新道」の幕が上がるのだ。


ついに足を踏み入れてしまう「初心者お断り」の禁断の世界。

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入口の看板にも「落石・浮石に注意!」と謳われており、実際過去にこの重太郎新道で落石・滑落で命を落とした人は少なくない。

しかしそんな難ルートだからこそ、モクモクさんの目をくらませられるというもの。

奇襲とは、相手が思いもよらない場所から一気に攻め込むが吉。

我々のような負の人間が快晴を楽しむ為には、ここまで命をかける必要があるのだ。

浮かれた晴れ男・晴れ女達には、一生この悲壮な気持ちは理解できない事だろう。



しばらくは素敵すぎるテント場を抜けて行く。

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どう考えても混み混みの涸沢より、こっちでテント張った方が良い気がする。

今回は奇襲部隊だから先を急ぐが、いつかここでのんびりとしてみたいもんだ。


そんな気分で最初のうちは笑顔で突き進む奇襲部隊。

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しかしやがてその眼前に、江田島平八レベルの大迫力で立ちふさがる山塊。

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この岩肌を登って行くと言うのか?

そしてその先に見えるあの稜線。

あれが重太郎新道の後に行く「吊り尾根」の稜線なのか?

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行けるのか?

アウトドア業界一高所に弱いこの私が、本当にあそこに行けるのか?


若干パンツ内で「ピピッ」と黄金水の抽出を感じてしまう程に引いてしまった。

しかしここでひるんでは革命は成功しない。

なんとしてもこの変態ルートを乗り越えて、明日の涸沢での挟み撃ちを成功させるのだ。


そんな強い決意で重太郎に侵入して行く奇襲部隊。

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道の急登っぷりは激しくなるばかりだが、これがこの道の基本形。

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まだまだこの時点では重太郎の核心部には至っていない。

でも一気に高度が上がるだけあって、道を曲がるたびに眼下に壮大な景色が広がる。

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そして見上げる先は、吐きそうになる程美しい紅葉と禍々しすぎる吊り尾根の風景。

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不安と紅葉が入り乱れて精神がスパークする。

ついにマゾスイッチが押され、男のヨロコビが爆発。

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美しいんだけど進みたくない、楽しいんだけど帰りたいという気持ちが彼の精神を追い込んで行く。

革命とはかくも過酷なものなのか。


しかし進まねばならない。

彼らが涸沢で待っている。

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その頃、涸沢陽動部隊。

3時間に及ぶ長い平地区間を終えて、やっとこさ横尾へ到着。

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言ってみればここからが彼らの登山スタートと言える。

その頭上には、まんまとモクモクさんが「今か今か」と手ぐすね引いて彼らを待っているのがわかる。

順調に囮としての陽動作戦に成功しているようだ。


そしてこの後。

彼らは消息を断つ事になる。

いや、正確に言えば彼らの旅から「記録」が消えるのだ。


ここからは何気に結構な長い登り。

そこで従軍キャメラマン矢作Cが、いつものように撮影を拒否して早々とカメラザックイン。

故に横尾から涸沢までの行程の記録がゴッソリと「無い」という事態に。

まさにこれはブログ筆者の僕に対する矢作Cなりの革命行為だ。


これにてしばらくは彼らの動向は不明になります。

果たして彼らは無事に涸沢カールに到着する事が出来たのか?


彼らの再登場はしばし先になりそうだ。


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もちろん彼らが横尾大橋を渡っている時。

相変わらず奇襲部隊はグハグハ急登を満喫中。

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ここからは重太郎新道の大急登、そして岩の前穂高岳登頂。

さらには変態稜線の長い長い吊り尾根、その先に待つは北アルプス最高峰の奥穂高岳。


さあ、いよいよここから涸沢陽動部隊も奥穂奇襲部隊も、半沢的な言い方で「マゾ開始だ!」と叫び始める。

ついに動き出したそれぞれの北ア維新。

作戦コード「赤いマゾの血」は成功するのか?


革命への火蓋は切って落とされたのだ。




紅葉挟撃作戦2〜重太郎編〜へ  つづく



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