もう、悶々として何も手が付かない。
そんな日々がかれこれ2週間以上続いている。
別にこの歳で恋しちゃっている訳ではない。
ある意味それに近いものはあるけど、もう悩みすぎて両耳から煙が溢れてケツからも血が流れ出る始末。
そう、それは「GPS」問題。
決して痔・プレイ・サティスファクションの事ではない。
それはそれで僕にとっては重大な問題だが、「ハンディGPS」のことだ。
以前、読者激減の危険を冒して書いた記事「煩悩野郎のGPS事情」。
しかし、この記事を書いてからこのブログのアクセス数が飛躍的にアップした。
やはり同じように悩んでいるニッチな奴らが存在するものだ。
前回紹介したeTrexシリーズがまだ出てそんなに時間が経っていない事と、GPS自体がまだまだマニアック感溢れるものなので、ネットで検索してもあまり情報が出てこないのだ。
しかも僕の場合、そのマニアックに輪をかけての「Macユーザー」。
もう僕も一体誰に質問していいのか分からない状況で、情報を求めて日々ネットの荒野を彷徨う事態になっている。
とりあえず、整理する意味も込めて現状をご報告しておこう。
一般的読者はこれ以上立ち入っても訳が分からないんで、撤退をお勧めします。
恐らく日本で2〜3人の人だけ「ああ、わかる!わかる!」と同意してくれる事だろう。
そんなマニアックな回です。
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実は前回の記事から相当に悩んだ挙げ句、本体はすでに購入した。
悩んだ末に選んだのは「eTrex20」の英語版。
Etrex 20 () Garmin 商品詳細を見る |
eTrex30と比べると、三軸電子コンパスと気圧高度計が付いていない廉価タイプのものだ。
購入した先は楽天の個人輸入サービス。(ここね)
ここでは、現時点の価格で送料込みだと約17700円。
日本で海外版を買おうものなら24000円くらいする。
正規代理店で日本語版を買おうものなら、なんと40000円近くする。
調べる限り、日本語版も英語版も使い勝手はさほど変わらない。
正直、調べた所で一番安いだろうと思われたルートは以前にも紹介した「REI」。
送料がいくら付くか分かんないけど15000円くらいだった。
でも日本語でメール対応してくれる事や、面倒省き代も考えれば楽天個人輸入だった。
ここに辿り着くまで、非常に時間がかかりましたよ。
まあ、保障はないから不良品に当たらない事だけを切に願って。
でもね。
購入ボタンをポチってやってから、改めてまた考えてみたんです。
「三軸電子コンパス機能」って、やっぱり必要じゃないかと。
eTrex30とeTrex20の価格差はおよそ8000円。
この8000円をケチった事によって、悲しい思いをするんではないのか?
やっぱり、後で後悔するよりはここはeTrex30を買っておくべきじゃないかと思いを変えた。
慌てて、問合せ先へeTrex30へ変更しておくれとメール送信。
普通なら、これしきの事何の問題もなく「承知致しました」と来るかと思っていた。
でも返答は「海外販売の特性上、お客様の都合での変更・キャンセルは受け付けておりません」という悲しい返信。
がっくりと肩を落とす男。
こうなって来ると、益々eTrex30のが良かった気がしてきた。
でも、もはやしょうがない。
散々悩んだ挙げ句、結果はやはりこんな感じでした。
という訳で、GPS本機はガーミン社の「eTrex20」英語版に決定。
決定したからには、コイツを精一杯愛してやる。
ただ、まだ手元には来てません。
購入してから10日後くらいに、やっとアメリカの集配所から発送されたとのメール。
そこからさらに1週間位かかりますとのこと。
気ばっかりはやってしょうがないが、安かったんだから我慢して待とう。
好きな子との初デートも、じらしにじらされた方が燃えるってもんだ。
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さあ、本機を買ったからこれで悩みから解放される訳ではない。
ここからが一番の悩みどころ。
本機そのままでは、実におおざっぱな地図しか入っていない。
ここに日本の詳細地図を入れる必要がある。(絶対ではないけど)
タダで地図を入れるとすると、「カシミール3D」というフリーソフトを使用してマップカッターで地図を作製する必要がある。
でも毎度毎度その作業は非常に手間がかかり、急に現地で違う山に登ったりする僕には不向き。
そもそもこの「カシミール3D」はコテコテのWindowsソフトで、Mac非対応だ。
カシミール3Dは凄く評価が高く、「ハンディGPS+カシミール3D」ってコンビは王道中の王道。
言ってみれば「やすしきよし」のような完璧なるスタンダードコンビだ。
カシミール3Dが凄く良いのは分かる。
Winのみって言ったって、「Mikuinstaller」ってフリーソフト経由なら実はMacでも操作出来たりする。
でもね。
Macユーザーの悲しき性で、Winのインターフェースが生理的に受け付けないんです。
「業務的」「お固い」「直感的に操作出来ない」「勉強してるみたい」「楽しさがない」といった拒否反応が出てしまう。
これがMacGPS野郎が他の人と違う点であり、ネットで検索しても解決しないという悩みの沼に落ちて行く理由だ。
カシミール3DみたいなMacソフトがあれば、それで済むんだけどそんなものは存在しないようだ。
カシミール3Dについては後でまた触れるけど、とりあえず自作しないのなら地図を購入する必要がある。
そこで現時点での購入できる地図のラインナップはこんな感じ。※英語版対応に限る
◉TKAの「日本地形図25000(西日本)microSD版」12,800円(全国版は24,800円)
◉UUDの「日本全国デジタル道路ナビ+10m等高線付 V4.0」19,950円(全国の道路地図及び10m等高線)
◉ジョイフルログの「ジョイフル日本地形図」(全国10m等高線付き)7,980円
◉いどんなっぷ氏(個人作成)の「10m間隔等高線付き地形図」2,000円〜
それぞれの「僕にとっての」メリットとデメリットを、あくまでも推測でまとめるとこんな感じかなあ。
◉TKA
メリット:国土地理院の1/25000の地形図がそのまま画像で入っているから、当然日本語の表記だし、見慣れた地図で入りやすい。紙地図と同時に持って行けば、小さなeTrexの画面でも現在地の整合もしやすいだろう。そして付属の日本語メニューファイルをインストールするだけで、メニューも日本語化することができる。本体操作だけで登山道でもルート設定出来る(多分有名な山だけ)。データの更新が3500円でできたり、別のGPSに買い替えてもいちいち新しい地図を買わなくても使用出来る。
デメリット:地図をパソコンに取り込めない。全国版となると非常に高価。マイナーな登山道のルートを作成するにはやはり「カシミール3D」って事になるのかな、やだな。
◉UUD
メリット:全国版で、なおかつ道路地図まで入ってる完全版。登山だけでなく、サイクリングやお遍路さん等の町歩きでも重宝しそう。地図データをMacにも取り込めるから、ガーミンのBasecampというMac版のソフトでルート作成とか、ログの管理とかが出来る(多分)。おそらくMacとの連携では一番適している。
デメリット:もちろん、すべてが英語表記になる。購入した地図は、1台のGPSに使用が限定されるから、GPSを買い替えた時は地図もまた購入しないといけない。データが古くなっても、新たに購入するしか手はない。道路地図に関しては、iPhoneで事足りるから、登山に特化した地図で十分な気がする。
◉ジョイフルログ
メリット:なんにしても値段が安い。日本全国の10m等高線や道路を収録している。
デメリット:その安さと、ネットでも使用レビューの十分な情報が得られなかったのでちょっと不安。ルートナビ機能はないから、基本的にPCとの連携がメインになって来る。やっぱりMac不利。
◉いどんなっぷ
メリット:必要な区画ごとに購入出来るから、価格が安く済む。ネットでも結構高評価を得ている。GPSを限られた地域でしか使用しないのなら、最もコストパフォーマンスに優れている。
デメリット:英語表記。パソコンに地図は取り込めない。ルート作成はやはりカシミール3Dが重要になって来るのかな。
といった感じでしょうか。
現時点では、TKAの西日本版を購入して、東日本に行った際はいどんなっぷ氏の地図を必要分買おうかなと思っているけどどうかなあ。
おそらく、現場での使い勝手の良さはTKAが一番良いように思えるんだよなあ。
有名な山なら、PC必要ないみたいだし。
でも、やっぱりMacユーザーとしてはUUDもそそるんだよなあ。
ルート作成とログの管理をMacでやる唯一の手段な気もするけど、僕にとってのデメリットがTKAより多いんだよなあ。
まあ、多分一番良いのは大人しくWinの軍門に下って「カシミール3D」を勉強することだろうな。
これのMac版があれば有料でも買うんだけど。
データの保存場所とか、GPSへの転送とかも問題なく出来るんかな?
本買ってきても、収録されている地図とか使えるんかな?
ねえ、どう思います?
eTrex20が到着するまであと1週間。
MacユーザーでGPS野郎でカシミールアレルギーな人よ。
どうか僕に光を!
背中を押して下さい、お頼みします!
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