今回はちょっと番外編。
先週発足した「チーム・マサカズ」メンバーの為の記事です。
もしくは、これから登山を始めようって人の為に。
それ以外の人には一つも面白くない記事ですので、あしからず。
チーム・マサカズは基本アウトドアの素人集団。
登山初心者が2名いて、彼らから登山を始めるには何を揃えれば良いかの質問を受けている。
質問を受けている僕も、なんだかんだと本格登山経験はまだ1年に満たない。
その割には随分と狂ったように山に登っている気もするが、れっきとした初心者です。
そんな初心者による初心者の為のアイテム講座。
でも基本「僕目線」でしか書かないから、一般論が欲しい人は教則本でも買って下さい。
というか、ちゃんと登山専門店で店員さんに聞いて下さい。
それが一番間違いないです。
今回は登山編。
ウェア編とギア編に分けてお送りします。
あくまで無雪期の山基準で。
カヌー編はまた暖かくなったらやりますね。
ちなみに載せてる商品写真は、僕が持ってるものの類似品だったり比較的安価なモンベルさん基準で載せてます。
あくまで参考で、実際には自分の好みで決めれば良いよ。
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まず先に購入優先順位を書いておこう。
絶対必要
1.靴下
2.登山靴
3.レインウェア上下(アウター)
必要
4.ミッドレイヤー(中間着)
5.ベースレイヤー(インナー)
6.トレッキングパンツ
あると便利
7.サポートタイツ
8.帽子
9.サングラス
10.スパッツ
お金がなければ、絶対必要なものだけ買って今あるものでまかなえる。
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まず何はなくとも「登山靴」。
基本中の基本ですな。
これが無いと疲れるばかりか、捻挫とかの危険度がグッと増す。
実際僕は、平地でも足をすぐグネッてしまうグネリ癖がついてしまっているから最重要アイテムだ。
登山靴に関しては、とにかく登山用品店でひたすら店員さんのアドバイスを元に試し履きして欲しい。
先にある程度予算だけ伝えて(最初は10000〜20000円くらいでいいんじゃない?)、メーカーにこだわらずひたすら足に合うものを選ぶべきだ。
洋物メーカーだと、カッコいいんだけど結構日本人の足形に合わないものもあるから足を痛めることもある。
試し履きする際のおすすめは、店員さん相談のもとで靴下を先に買っておくと良い。
試し履き用の靴下は一応置いてあるけど、実際に自分が使う靴下を履いた状態がベストだ。
ちなみに僕は靴下を二重履きすることが多い。
最初にサポーター機能が付いた靴下を履いて、クッション性があって透湿性のある靴下を履いている。
靴下が蒸れまくると、靴擦れの原因になるからそこそこいいやつ買っといた方がいいぞ。
MIZUNO(ミズノ) トレッキング メンズ ブレスサーモ バイオギア アーチハンモック・ソックス薄手 M チャコールグレー M () MIZUNO(ミズノ) 商品詳細を見る |
モンベル ウイックロン・トレッキング オーパイルソックス CH/M () モンベル(mont-bell) 商品詳細を見る |
で、話は戻って登山靴なんだけど「ローカット」「ミドルカット」「ハイカット」って具合に上に伸びて来る。
「ミドルカット」「ハイカット」のもので選ぶと良いけど、僕はハイカットをおすすめする。
低山から高山まで幅広く使えるし、重い荷物背負っても負担が減る。
SCARPA(スカルパ) ゼログラビティー65 XCR () SCARPA(スカルパ) 商品詳細を見る |
なんにしても、蒸れたり防水が弱いものはやめておこう。
GORE-TEX素材のものが基本です。
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続いての必須アイテムは「レインウェア」。
山はただでさえ天気が不安定な上、今後チーム・マサカズとして悪天候野郎の僕と行動を共にするのであれば確実に必要なアイテムだ。
雨が降った時はもちろん、風がある時や寒い時のアウターとしても必須。
どのメーカーのものでもいいけど、基本GORE-TEXのものを選ばないと、行動中ムレムレになります。
ちなみに僕のはモンベルのストームクルーザー。
モンベル(montbell) ストームクルーザー 上下セット Men’s LEG×D(リーフグリーン×ダーク)/SHAD L 1128256/1128259 () モンベル(mont-bell) 商品詳細を見る |
寒い時はアウターとして、中に中間着とインナーを着て温度調節。
なので「カッパ」という概念は捨ててもらって、行動着として認識して欲しい。
はっきり言って、中低山であれば「登山靴」と「レインウェア」があれば最低限何とかなる。
単独行じゃない限り、家にある行動に適した服を着て、適当なザックに水筒と弁当でも入れて背負って行けば登れるもんだ。
夏の暑い時期ならレインウェアをザックに忍ばせて、Tシャツ短パンに登山靴で十分。
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上着の基本は3レイヤー(アウター、ミドルレイヤー、ベースレイヤー)。
アウターとしてのレインウェアは紹介したから、次はミドルレイヤー(中間着)ね。
中間着と言っても、春先や秋等にはアウターとしても活用出来るものが良い。
一概にコレって言えないから難しいけど、軽量かつコンパクトなものが良い。
体温調節で着たり脱いだりすることが多いので、コンパクトにザックに入るものがいいかな。
その上で撥水性・防風性・保温性・吸汗性・ストレッチ性に優れたものなら、年中使い勝手がよろしい。
モンベルで言えばこのあたり。
(モンベル)mont-bell ライトシェル ジャケット メンズ メドーグリーン MDGN (2011/10/14) mont-bell(モンベル) 商品詳細を見る |
冬山の中間着、夏期の高山や秋山ハイクなどではアウターとして。
これは色んなメーカーで色んなタイプがあるから、色々検討してみて。
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続いてベースレイヤー。
正直地味なんだけど、最も重要なアイテムだと僕は思っている。
肌着と言えど、あまりケチってしまうと汗が乾かずに不快な目に遭う。
夏場ならば速乾性のある化繊のTシャツで問題ない。
綿のTシャツは汗を吸ってしまうから、絶対化繊のもので。
モンベルで言えばこのあたり。
モンベル クールT Men’s シアンブルー(CNBL)/M () モンベル(mont-bell) 商品詳細を見る |
これはTシャツタイプだけど、ロングTタイプやジップタイプのものもあるから、季節によって使い分ければいいでしょ。
寒い時期や高地では速乾性だけでなく、保温性も重要になって来る。
とにかく肌はひたすらにドライな状態を保たないと、汗で体温・体力共に奪われてしまう。
モンベルで言えば「ジオライン」シリーズ。
(モンベル)mont-bell ジオライン EXP. ラウンドネックシャツ Men’s 1107458 (2010/09/05) mont-bell(モンベル) 商品詳細を見る |
これも薄手のものから厚手のものまで各種ラインナップ有り。
ノースフェイスもこの手のインナーシリーズはラインナップ豊富だ。
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お次ぎはトレッキングパンツ。
これに関しては動きやすいものがあれば買うことも無いが、やはり登山用のものは考えられていて快適な足運びが出来るし強度もある。
これも薄手から厚手のものや、ストレッチ素材のものなど色々あるから履き比べてみて。
(モンベル)mont-bell サウスリムパンツ (2011/09/13) mont-bell(モンベル) 商品詳細を見る |
夏場はハーフパンツ+トレッキングタイツなんて組み合わせが楽だ。
ハーフパンツ単体であってもいいけど、ロングパンツの下部分が取り外せてハーフパンツになるタイプなんかもあるから、この手のものを買っておいても取り回しがきく。
(モンベル)mont-bell コンバーチブル 1/2 パンツMen’s 1105404 (2011/05/23) mont-bell(モンベル) 商品詳細を見る |
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とりあえずここまで揃えられれば、バッチリですな。
ここからはあれば便利な奴ら。
一押しはサポートタイツ。
ちょっと値がはるけど、これがあると無いとじゃ疲労度が全然違って来る。
(シーダブリューエックス)CW-X ワコール| スタビライクスモデル(ロング) メンズ HZO549 (2011/05/12) CW-X(シーダブリューエックス) 商品詳細を見る |
要はテーピング機能が施されているから、膝や筋肉等の負担を軽減して足運びも快適にしてくれるもの。
正直僕はこれを履かないと山に登る気がしないってくらい信頼している。
これにもいろいろタイプがあるけど、速乾性のあるものを1本持っていれば年中活躍してくれる。
もちろん登山だけじゃなく、ランニングとかあらゆる運動に持ってこい。
夏場はこれの上にハーフパンツをはくスタイルがメインだ。
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帽子に関しては今持っているものでもいいんだけど、こちらも専門のものがあればベストだ。
冬以外で僕がいつも被っているのはGORE-TEXの帽子。
THE NORTH FACE トレッキングアパレル ジーティーエックスキャップ ブラック () THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) 商品詳細を見る |
GORE-TEX素材なら、少々の雨ならフードを被らないでも防げるし、透湿性もあるから多少蒸れにくい。
他にもハットタイプのものなら首元への紫外線も防げる。
キャップが良いかハットが良いかは好みで決めてみて。
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サングラスに関しては無雪気以外はそこまで気を使ってないけど、高山ともなれば紫外線の量は結構なもんなので目の保護の為にもあれば便利。
僕が持っているのはエレッセのスポーツサングラス。
Ellesse スポーツサングラスES-S101 ブラック ブラックマット 偏光レンズ ミラーレンズ ハードケース () ellesse(エレッセ) 商品詳細を見る |
これには付属で用途別に5枚レンズが入っていて、山用、川用、ランニング用などとはめ替えることが出来る。
そして、インナーフレームも取付けられるから、メガネのレンズも装着可能。
まあそこまでしなくても、普通にサングラスでいいけどね。
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最後はスパッツ。
これは小石や雨や泥なんかが靴の中に入ってこないようにするもの。
モンベル(mont‐bell) GORE – TEX ライトスパッツ ショート () モンベル(mont‐bell) 商品詳細を見る |
小石の多い富士山とかにはあるとかなり便利だが、無雪期ではそこまで必要ないかも。
あんまり小石が入って鬱陶しかったら買えばいいんじゃないかね。
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ウェア関連はざっとこんなもんでしょうか。
正直この手の情報は登山雑誌から、各メーカーや販売店のホームページにも分かり易く書いてあるけど。
チームの二人の為に無意味に頑張ってみました。
まずは最低限なものを買って、実践踏んでみたらいいよ。
必要なものが見えて来るから。
質問があったらいつでもどうぞ。
次回はザックとかのギア編です。
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