◉ 愛すべき旅道具

桃園の奇跡

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長年ずっと追い求めていたものが、ようやくひとつの答えとなって手に入った。

今回は旅道具というか、ランニング道具なんだけど是非紹介しておきたい。


僕はずっと悩んでは失敗して来た事がある。

それはランニング時の音楽の問題だ。


一つ目はプレイヤーの携行問題。

iPhoneで音楽を聴きながら走る際、ポケットなどに入れておくとがさついてとても邪魔だった。

ウエストポーチを使ってみたが、上下してうざい。

そしてアームバンド式のものに入れてやってみたが、正直とても気になって走りに集中出来ない。

結局は手で持って走るという、スタイリッシュなiPhoneなのに最もアナログな方法でやってきた。

しかしこの方法だと、手の汗でiPhoneが壊れちゃわんかと心配だった。

どこかに、装着している事も忘れるようなものでプレイヤーの携行に最適なものはないだろうか?

なおかつドリンクホルダーやちょっとした小銭入れみたいなものがついているものがベストだ。



そして二つ目の問題。

今まで、これはというイヤホンに中々巡り会えなかった。

音質だけにこだわるならいくらでも良いものはあるが、スポーツ用となると中々ない。

かといってスポーツ用にこだわると、いただけない音質で、走ってても気分が乗らない。

イヤホンに関しては本当に無駄買いが多かった。

いろんなものを試しては、一長一短で気に入らないものばかり。

どこかにスポーツ用で外れにくくて、つけている事も気にならず、なおかつ音質もばっちりな野郎はいないものか?


そしてそんな僕の悩みをズバリ解決してくれたのは、各業界のビッグな3社の組み合わせだった。

アウトドア界屈指のメーカー「ノースフェイス」
スポーツ界の雄「アディダス」
ドイツの老舗音響機器メーカー「ゼンハイザー」

劉備、関羽、張飛ばりの最強トリオだ。

僕の中でこの3社の融合を「桃園の奇跡」と呼んでいる。

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まずはノースフェイスの「エンデュランスベルト」。

これはコルセットのように腰にぴったり巻いて使用する。

元々はトレイルランニング用のもので、将来的にはトレラン挑戦も視野に入れているのでまさに一石二鳥。

iPhoneはもちろんの事、飲料ホルダーもあるし、携行食や上着なんかも入る。

僕の場合は膝用のサポーターなんか入れている。

だからといって負荷はまったく感じさせない工夫がこらしてあって、装着していてもあまり気にならない。

何より個人的に大好きなメーカーで、スポーツスポーツしてない感じがよろしい。

早くトレランデビューしてみたいもんだ。



そしてアディダスとゼンハイザーのコラボイヤホン「PMX 680 Sports」。

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スポーツと音響を知り尽くした両社の夢のコラボで、もう無駄なイヤホンを買わずにすむ。

なんと言っても、走っていて全くずれてこない。

そして気になる「服擦れ音」「風擦れ音」が全然ない。

しかも耐水性もあるから、少々の汗や雨でも大丈夫。

一番重要な「着けている事を忘れる」ほどの装着感。(注:オカモトの事ではない)

このコラボイヤホンはいくつか別の形のもあるが、このネックバンドタイプが試着して一番気に入ったものだ。


そして音質に関しては、僕にとってはかなりベストだ。

元々僕はBOSEのような重低音よりも、ボーカルの声が聞き取りやすいタイプの音質が好きだ。

フラットよりもソリッドな感じがいいんだけど、シャカシャカしすぎるのは嫌だ。

ゼンハイザーの音質はそんな僕にぴったりだった。


こうして3社のおかげで、快適なランニングを楽しんでいる。

後は「乳首の擦れ問題」が解決すればパーフェクトだ。

これでランニングと妄想に集中出来るぞ。

次回の妄想テーマは「娘の結婚式」あたりか。

娘なんていないが、仮に娘がいて色々とすったもんだの末感動の結婚式を迎えた父親の気分を堪能してみるか。

「甲子園出場からプロ野球引退まで」「天才歌手としてイカ天出場」というテーマも良いだろう。

この手の妄想が大好きなのだ。



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