◉ 愛すべき旅道具

初心者登山野郎〜ギア編〜

前回のウェア編に引き続き、今回はギア編。

今回も興味のない人は読むべからず。


ギア編なんだけど無雪期の初心者登山用だから、思いのほか項目が少なかった。

何も2回に分けてお送りする程でもなかったかも。


それでは前回と同じく、まずは優先順位から。


必要

1.ザック(バックパック)
2.水筒(リザーバー)
3.ヘッドランプ

あれば便利

4.トレッキングポール
5.バーナー&クッカー


今回はウェアに比べて「絶対必要」という項目は無い。

正直登山靴さえちゃんとしていれば、有り合わせのもので何とかなるだろう。

それでもやっぱりあるに越したことは無い。

なんと言っても気分が違うよ、やっぱり。


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まずはザックから。

バックパックとかリュックとか色々言い方あるけど、とりあえずザックで。


やっぱり登山用のザックは考えられた作りになっている。

荷重を腰で分散させつつ、背中のムレにも対応し、各所のポケット等も適材適所で無駄が無い。

今家にある有り合わせでもいいんだけど、ここは是非買っておきたいところ。


色々種類があるけど、まずは容量について。

一般的にはテント泊縦走用で60Lくらい、小屋泊まりで40Lくらい、日帰りで30Lくらいが目安。


チーム・マサカズの初心者二人用の記事だから、日帰り登山用という事で考えたい。

なので30L近辺の容量がベスト。


入れて行くもんはだいたいこんな感じ。

水筒・昼メシ・行動食・レインウェア・防寒着・ヘッドライト。

これに余裕があればバーナー・ガス缶・クッカーなどが加わる。


なので30L近辺の容量で、各メーカーのザックの特徴とデザインを加味して決めると良い。

実際にお店で店員さんのアドバイスのもと背負ってみて、一番フィットするものがベスト。


後で触れるけど、ハイドレーション対応のものを選んでおくと良い。

まあ、大概今のザックには付いてるけど。


別売りで絶対買っておきたいものはザックカバー。

雨が降った時にザックに被せるもので、中の荷物が濡れないようにする為のもの。

ザックの中には、このザックカバーが標準で組み込まれているものもあるから、それであれば別売りの物を買う必要は無い。


ちなみに僕のザックはグレゴリーのZ40という40Lのもの。

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GREGORY(グレゴリー)

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僕は小屋泊まりにも対応できるように40Lを買った。

ちなみに同じ40LのこのザックにもL,M,Sなどのサイズがある。僕のはM。

これは実際に背負ってみて一番しっくり来るサイズを選べば良い。


このザックは当然ハイドレーション対応で、ザックカバーも標準で備え付けられている。


今は各ブランドとも素晴らしいザックがあるから、最初は背負い心地が悪くなければ大概良い感じですよ。


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続いて水筒系。

登山に於いて一番重要な物は「水分」。

こまめに水分を取らないとばててしまうし、標高の高い山では高山病にもなりやすい。

荷物は重くなってしまうけど、沢山持って行くに越した事は無い。

僕は何度も脱水症状で死線を彷徨っているから、とにかく水の大切さを知っている。


具体的にどれくらい持って行けば良いかだけど、夏場は3L、それ以外は2Lは最低でも持って行く。

少々重いけど、それは安心の重さだ。

飲めば減って行くから、後半は楽になる。


一般的にはナルゲンボトルなどの軽量で匂いの付きにくいものが人気みたい。

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僕も以前は水筒タイプのものを使っていたが、いちいちザックから取り出すのが面倒でしょうがなかった。

なので僕は断然リザーバー(ハイドレーション)での吸水をお勧めしたい。


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(2011/03/08)
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これを前述のハイドレーション対応のザック内に取り付け、そこからチューブを体の前面に出しておく。

そこで歩きながらでも、チューチューとこまめな吸水が出来てとても楽だ。


1L分をこのリザーバーで給水用とし、別にプラティパスの1Lの折り畳める水筒に水を入れて持って行く。

この1L分は予備水兼、昼飯やコーヒーなどのお湯を沸かす用としてザックの中に忍ばせている。

断然おすすめの一品だ。


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次にヘッドライト。

日帰り登山では必要ないと思うけど、万一道迷いなどで日が暮れてしまったときの為の保険アイテム。

本格的なものを買う必要はないけど、小さくて軽くてかさばらないものを一つザックに入れておくと安心。

とりあえずは安いもので良いよ。


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お次ぎは便利グッズ。

断然トレッキングポールがおすすめ。

僕がこないだの藤原岳で見事に紛失したヤツだね。


登りの際には腕の力が利用出来、平坦路では推進力がグンとアップし、下山時はバランス保持と衝撃吸収の役目も果たす。

僕はこのトレッキングポールと、前回紹介したサポートタイツなしでは山に登る気が起きない程重要なサポートアイテムだ。


トレッキングポールには二本で持つIグリップタイプと、一本で持つTグリップタイプがある。


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僕は二本持ちのIグリップタイプ。

こっちだとバランスが取りやすくて、登って行くときも楽だ。

Tグリップタイプのものも、以前一度使ったときは持ち手に体重をかけやすいから下りがとても楽だった。


どっちにするかは好みだけど、ショックを吸収するサスペンション機能がついているヤツがおすすめだ。

一度使ったら、やみつきになる一品だ。

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あとはバーナーとクッカー。

要は自分でお湯湧かしたり調理したければ必要。

チームで登る時は誰か一人持ってれば良いから、将来余裕ができたら購入してみては?


初めてだったら全てが一体となった、急速湯沸かし可能のこの一品がおすすめ。


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持っていれば、断然アウトドアライフの幅が広がりますよ。

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と、こんな感じでいかがでしょう?

前回のウェアと今回のギア特集を活かして、始めの一歩を刻んでください。


久々に長々と真面目な記事を書いてしまった。

というか、本来はこういう感じのブログのつもりで始めたんだけど、途中から公開マゾブログになってしまっていた。

一体どの辺りから狂って来たんだろうか?


多分、登山を始めた「マゾ男登頂記」あたりからだな。

タイトルにおもっきしマゾって書いてあるしね。


さあ、これでチーム・マサカズの初心者二人の参考になったか?

これを元に新たなマゾ登山者が誕生する事を祈る。

ここまで紹介しておいてなんだけど、どんなに装備を揃えた所でひどい目に遭うヤツはひどい目に遭うんだ。

どうせダメなら僕の場合、今後素っ裸で山に登って見るという手もあるな。


さあみんなでエンジョイ登山、レッツマゾライフ。

ようこそ、僕の世界へ。



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