さらに車を走らせ、然別湖で足湯に浸かり、糠平湖でMTBを走らせたりととても楽しく移動を続けた。
足寄湖では地元の大スター松山千春が草むらから登場。
看板ですが。
その後、足寄湖をすぎたあたりで何故か突然の大渋滞。
イライラしていると地元車っぽい車が側道へ逃げて行ったのを見逃さず、僕もその車の後を追った。
きっとショートカットルートに違いない。
しかしそこに待っていたのは行き止まりじゃないか。
そいつも知らずに来てしまったようだ。
Uターンして引き返しざま、その人と目が合ってお互い苦笑い。
とんだタイムロスだ。
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やがて渋滞を抜け、腹も減って来た僕の目にじゃがいも食い放題の看板が飛び込んで来た。
なぜ食べ放題なのかよくわからんかったけど昼飯代浮かすために死ぬほど食ってやった。
やがて北海道三大秘湖オンネトーへ到着。
それこそバスクリン混入してるかのように湖が真っ青なのには感動した。
もっと上の方から見たいと思っていたら、登山道展望台まで0.8Kmと書かれた看板が。
奇麗な景色のために、かなり急な登り坂を1時間ほどヒーヒー言いながら登った。
展望台から見るオンネトーは木が邪魔でほとんど見えず、かろうじて隙間から見ても米粒程度しか見えない。
何も展望できない展望台で、僕は深くため息をついて元来た道を戻って行った。
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次に阿寒湖が一望できるという阿寒スキー場にまた徒歩にて登って行った。
さすがにこのあたりでかなり体力を消耗していた。
「阿寒湖と俺」というタイトルで写真を撮ろうと、セルフタイマーをセットしてダッシュで立ち位置に向かって行く途中足が滑り、「阿寒湖と坂道を滑り落ちてく俺」という写真が撮れたとき、疲れが足に来ている事に気づいたのだ。
しかし弱音は言ってられない。
死ぬ気で北海道を遊び尽くすのだ。
途中ポンヌプリサンマクツベツ川というアナウンサー泣かせのかみそうな名前の川を越え、僕は念願だった摩周湖へと車を走らせた。
僕の頭上には怪しげな雲が漂い始め、僕の車は少しづつ霧の中へと吸い込まれて行った。
北海道中膝栗毛6
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MATATABI BASE
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