◉ ボクデミー賞

2011年度ボクデミー賞〜前夜祭〜

今年の2月に始まったこのブログ。

なんだかんだともう1年近く経ったわけだ。

三日坊主の僕がよくもまあ続けられたもんだ。


そこでこの1年を振り返ってみよう。

今年はなんと言っても「山」に明け暮れた1年(半年)だった。

長い子育ての束縛に耐えきれなくなり、暴発してしまった男がそこにはいた。

半年で20の山を制覇することが出来た。


そんなドMな一年を締めくくる企画。

誰も褒めてくれないから、自分で自分を褒めてしまう「ボクデミー賞」の開催です。


今回は「前夜祭」として、旅に関係ない部門の受賞作品発表です。


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それでは各部門の受賞発表の前に、恒例行事「漢字一文字で今年を振り返る」。

今年の漢字は「痛」で決まりだろう。

itai.jpg

「M」と迷ったが、そもそもMは漢字ではない。

今年は本当に体の各所を痛めた。

老いを痛感した一年だった。

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それではまず「流行語大賞」から。

大賞はもちろん「こんなはずじゃなかったのに」が受賞。

IMGP1041.jpg

一体何度この言葉を口にしただろう。

万全の準備を整えれば整える程、最終的にこの言葉が現地で炸裂しまくった。

他に「C3-PO」「完全燃焼」「なんてことだ」などが候補に挙がったが、やはり名言には及ばなかったようだ。

この言葉は来年以降も頻発する事が予想されるので、今後は殿堂入りとして扱います。

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お次ぎはDSY大賞の発表。

本年度の嫁の数々のドS発言の中から選ばれた言葉は、

「地獄へ堕ちろ」に決定。

109.jpg

これはうかつにもオナラをこいてしまった僕に対して発せられた名言だ。

(参考記事「不遇な男」)


「白豚」「ハゲ野郎」「死ね」などと拮抗したが、最も破壊力のあったこの言葉が選出された。

他にも数々の名言が生まれたが、出来るだけ思い出したくないからこのくらいにしておこう。

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ベストプロジェクト賞の発表です。

ノミネートとしては「燃やせ!脂肪肝」「軍団に続け!禁煙野郎」「マジョガー生活」などがあったが、決して忘れてはならない出来事があった。

もちろん「Smiling Seeds Project」だ。

IMGP7316_20110521235858.jpg

八重山諸島への旅の直前に起こった東日本大震災。

多くの衝撃を得た一方で、今プロジェクトでとても大事なものを得る経験となった。

例えわずかだとしても、被災地の方々を笑顔に出来た事は復興の一助となったと信じています。

この場を借りてプロジェクトに参加していただいた方々に感謝します。

(参考記事「Smiling Seeds Project」)

そして僕はこのプロジェクト以降、目一杯日々を楽しみ、いろんな事に挑戦することに没頭した。

若干やり過ぎた感は否めないが、まだまだいろんな事に挑戦して行きたい。

せっかく生きてんだ。

自然に畏怖と敬意を持って、もっとアウトドアの世界に深く入って行きたい。

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続いてカルチャー部門の発表です。

今年一番グッと来た「映画」「音楽」「本」ですな。

今年発表されたものとは限らない。

僕が今年に見ただけという、個人的観点のみ。



映画はブログでも紹介した「告白」ね。

100605kokuhaku-shimasu.jpg

(参考記事「命の尊厳と倫理観を問う」)

「キサラギ」「フィッシュストーリー」「世界最速のインディアン」も良かったけど、告白がぶっちぎりやね。



音楽は「大橋トリオ」が受賞。

trio.jpg

ツタヤでジャケ借りしたのがきっかけで、完全にはまった。

なんちゅうかオシャレすぎで、格好良すぎ。非常に心地よい音だ。

一方で、後半に猛追して来た「Radwimps」は、来年の受賞候補筆頭だ。



本に関しては、今年は一番読まなかった(読めなかった)年かも。

今年は絶対的なNo.1がなかったけど、強いて上げるならこの一冊。

角幡唯介の「空白の五マイル〜チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む〜」

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僕も人の事言えないが、この人も結構なマゾ野郎だ。

人跡未踏の峡谷に一人で挑んじゃうんだもの。

マゾヒストの必読書です。

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それでは「日々のツレヅレ」の中から個人的に好きな記事を選出する「デイリーザキヤマ賞」の発表。

受賞作品は「ある男の日本シリーズ」だ。

(参考記事「ある男の日本シリーズ」)

dra_20111229105835.jpg

書いている本人も悲しくなるような、追い打ちの波状攻撃。

ある熱狂的ドラゴンズファンの日本シリーズでの裏側にスポットを当てた名作となった。

他に「怒りの休日三部作」「悩ましい乳首事情」「ヒトリゴト」なども候補として上がったが、悲惨度では受賞作品が群を抜いている。

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助演男優賞と新人賞のW受賞はもちろんこの人。

我が息子「りんたろくん」だ。

IMGP1427.jpg

彼は強制的に父親に山に連れまわされた挙げ句、2歳にして11の山を制覇した。

中でも大惨敗を喫した「乗鞍岳パープルリップの悲劇」は記憶に新しい。

(参考記事「惨敗に乾杯」)

やはり2歳児を3000mクラスの山に連れて行ったのは早すぎたようだ。

来年は僕の旅のパートナーとして、さらなる悲惨な目に遭うかもしれない。

でも父さんがちゃんと守ってやるから、たくさんの経験を心に刻むんだぞ。

その代わり、母さんから父さんを守ってくれ。

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ざっと前夜祭としてはこんな感じでした。

次回は本題の「2011ボクデミー賞」の発表です。

今年のベストバウトに輝くのはどの旅だったのか?

乞うご期待!



所詮選ぶのは僕なんで期待を煽る程に空しくなってくる。

そう、でもそれがボクデミー賞なんです。

寂しい男の年末の情景。



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