ラムネ越しに夏に包まれるりんたろくん。正しい夏の子供の光景。
本日は下呂の街北部にある合掌村へ向かった。
ここの合掌村は、白川郷の合掌造りの家をいくつか移築して造られたミニ合掌村だ。
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まずは駐車場脇の朝市へ。
てっきり新鮮野菜系が沢山並んでると思ったが、工芸品ばかり。
僕が車でりんたろくんの荷物整理でもたついてる間に、みんなはさっさとトマトジュースを試飲して購入していた。
僕も飲みたかったので慌てて試飲をお願いしたが、なぜか僕にはくれなかった。
購入した人間にはもはや用はないと言う事か。
すごく飲みたかったのに。
オジーは怪し気な掛け軸を2本6千円で購入していた。
絶対本物だと店の人に言われていたが、見た所絶対偽物だった。
桐の箱に入ってると思いきや、ベニヤっぽい箱だったし。
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駐車場脇から合掌村に登って行く道がある。
2分程登って振り返ると衝撃の映像が飛び込んで来た。
なんと嫁がオバーに体を押さして登ってくるではないか。普通は逆じゃないのか。
りんたろくん、よく見ておきなさい。あれが君の母の姿だよ。
りんたろくんはそれを見て無邪気に笑ってる。
君のお母さんがお父さんのお腹を足で踏みつけてくる時とかに、そんな笑顔になります。
りんたろくんも最近Sっ気が出て来てるから、お父さんはとても心配です。
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園内に入場すると合掌造りの家がいくつか現れます。
園内はとても雰囲気が良くて、日本の原風景と言った感じが好ましい。
りんたろくんも昭和初期の子供のようです。
まあ、昭和初期にこんな奇抜なファッションの子供はいなかったろうけど。
一軒の大きな古民家へ潜入。
ああ、とてもいい。こんな雰囲気大好きだ。
外は猛暑なのに、家の中は気持ちのいい風が吹き抜けて実に居心地がいい。
頼んでもいないのに、地元ガイドのおじいちゃんが囲炉裏に火をおこし語りだした。
やがて熱を帯びて来たガイドじいちゃん。
「昔しゃあなぁ、こうして縄でうんこ拭くんじゃ。」
ヒートアップして来たガイドじいちゃん。頭にタオルまで巻いてしまった。
その後も延々とうんこの話をしてくれた。
お父さんは非常に興味深く聞いてたが、りんたろくんは飽きてお母さんとどこかへ行ってしまった。
ガイドじいちゃん、放っておくと何時間でも喋りそうなので、さすがにタイミングを見計らって退散。
でも面白かったから、お父さん一人で来てたらきっとずっとここにいただろう。
りんたろくんを発見。
子供はこんな風景の中で育てるべきだ。
彼は一人で考え、一人でしっかり遊びに没頭していた。
「いいぞ、りんたろう、その調子だ。」
と、お父さんは腕を組んで微笑ましく我が子を見守った。
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コイの餌が売っていたので、りんたろくんコイに餌やりです。
すると池の全てのコイが「ずおおおおおお」っと大量に寄って来た。
りんたろくんの目の前には衝撃の光景が。
阿鼻叫喚の地獄絵図。コイ版蜘蛛の糸状態。
ちゃんと普段餌やってんのか?
りんたろくん、必死すぎるコイ達の姿にすっかり怯えてしまった。
さっきまであんなに楽しかったのに。
トラウマにならなければいいが。
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続いて自称日本一長い滑り台とやらに挑戦。覚えてないが270mくらいだったか?
颯爽とオジーが滑り抜けて行く。
続いてお父さんとりんたろくん。
足の両サイドで必死でスピードを殺さないといけないので、結構キツいです。
お父さんが頑張った割には、りんたろくんは終止無表情でした。
やはりコイのショックがまだ残っていたか。
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関係ないが、土産物売場で衝撃のおもちゃを発見したのでご紹介。
「大地の勇者 アニバトロン」だ。
実にキモかっこわるい。
パンダなんて目がすわっててすごく怖い。
実際こういうアニメかなんかがあるのか知らないが、僕個人としてはこのコンセプト、キライじゃない。
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こうして下呂での夏は終わった。
帰宅後は、本家に行き法要。
年齢の近い親戚の子と花火なんかをしました。
りんたろくんは今「子供の頃の夏」という黄金時代にいるんだね。
きっと細かい事は忘れちゃうんだろうけど、今感じてる匂いや風景はずっと心の中に残るんだよ。
そんな事思いながらお父さんは君を眺めてました。
りんたろくんの夏〜下呂編2〜
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MATATABI BASE
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