勇ましく雪原に仁王立ちする男を発見した。
前にまわって顔を確認してみる。
そこにはマスクが剥がれかけたマスクマンがいた。
すかさず、マスク剥ぎデスマッチだ。
謎のマスクマンはりんたろくんでした。
なぜこういう事になったかを振り返ってみよう。
朝、嫁を駅まで送って行く途中で、どうやら僕は暴言を吐いてしまったようだ。
僕自身に悪気はなく、冗談のつもりだったんだけどひどく嫁のプライドを傷つけてしまったようだ。
りんたろくんが持っていた靴べらで3回殴られたから、本気で怒っていたようだ。
昔から僕は「デリカシー無し男」として有名で、女心を全く理解できない人物で通っている。
だから女の人の前で変な発言をしないようにと、だんだんと口数が少なくなる。
すると、あまり話をしないから嫌だと言われる。
そして話をし始めると、いつの間にかデリカシーの無い発言をしてしまう。
一体僕はどうすれば良いのか?
話してもダメ、黙っててもダメ。
もうこうなったら山行くしかないよね。
という訳で、予定になかったけどりんたろくん連れて雪山に向かった訳だ。
こうやってすぐに山や川に逃げるあたりも気に食わないんだろうけどさ。
もちろん、さすがに登山はしてないよ。
揖斐高原スキー場という、マニアックで人の少ないスキー場に行って来ました。
りんたろくんも僕に続いての雪山デビューだ。
この男、気を抜くとすぐに雪を食いだすから目が離せない。
なのでソリをレンタルして滑ってみた。
これは中々楽しいぞ。
お父さんがはまってしまいそうだ。
無表情なりんたろくんを乗せて、お父さんは笑顔で何度も滑ってしまったよ。
次第にふつふつと野望が湧いて来た。
「ここ、カヌーで滑れんものかな?」
きっとやれなくはないだろうが、相当目立って恥ずかしいだろう。
そこでYouTubeで検索してみた。
めちゃくちゃ楽しそうだな。
同じ事考えるアホはやっぱりいるんだね。
これ、なんとか実現できんかな?
メキシコのマスクマン
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MATATABI BASE
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