やっと、やっと優勝が決まったよドラゴンズ。苦しい足踏みだった。
僕のダイエットも、残り体重M7キロが点灯してから足踏みしている。見習わねば。
今年は本気でノーマークだった。
さすがの僕もシーズン途中で3位通過でCSさえ行ければ良いや程度に思っていた。
人間やれば出来るものだ。落合監督、本当に強いチームをありがとう!
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ひそかに僕は大手百貨店のドラゴンズ優勝セールの看板も作っている。
今年はないかと思っていたら、あれよあれよとマジック点灯で慌てふためく担当者たち。
セール内容も未定のまま、鬼のような数の売場の看板データを作らされた。
ドラゴンズの躍進が嬉しい反面、凄まじい突貫作業で実にしんどい。
やっとの思いで全ての看板を作製し終わって、後は優勝が決まるのを待つだけだ。
僕の仕事はここまでだが、会社の連中は優勝決定後にその300本以上ある看板を持って百貨店に走らねばならない。
そして夜を徹して看板を配置して、翌日からのセールに備えるのだ。
そこからのまさかの足踏み。
会社の連中はずっと待機を余儀なくされていた。
僕は設置部隊じゃなくて本当に良かった。
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足踏みも続いて、火曜日の横浜戦。
地方球団の悲しさか、民放でのテレビ放送がない。かろうじてBSでの放送だ。
岐阜の家ではBSが見れない。岡崎の実家ならBSが見れる。
仕事を終えた僕は、遠路わざわざそれだけの為に岡崎に走った。
突然、平日の夜に帰宅した我が息子を見て驚く母。
ついに嫁と喧嘩して実家に帰って来たかと思われたかもしれない。
熱烈な巨人ファンの母とともにテレビ観戦する。
相変わらず酒が好きな母が、だんだん酔って来て中日批判を始め出した。
「和田キライ。ほんと憎たらしいほど打つんだもん、ハゲなのに。何歳なの?老けて見えるけど、60歳は越えてるよね。どうしたらこんなにハゲるの。」
めちゃくちゃだ。普段は温和な母のこのような姿はあまり見たくはないものだ。
そもそもハゲてる事と打てる事には何の関係性もないと思うが。
しかも60歳は言い過ぎだろう。あぶさんじゃあるまいし。
母の中日批判は続く。
「荒木キライ。なんであんなに肩が突き出てるの?カカシ?カカシよね。カカシに似てない?」
「井端キライ。目見えてるの?細すぎない。何歳なの、ふけ顔、50歳?」
「岩瀬キライ。なんでこんなに貧相な顔なの。」
「落合キライ。病気だよね、顔色悪い。白いよ。この人もかなりのハゲ。坊主に見えるけどハゲね。」
ドラゴンズファンとして聞いていてつらい。
そこそこ的を得ているだけに言い返せない。
そんな母もやはりイケメンには弱い。
「浅尾はほんと可愛らしい顔してる。役者の人みたい。バイト先の人とも、こんな可愛い息子がいたらなって話したりするの。」
実の息子の前で、さらりと酷いことを言うものだ。
確かに僕は可愛い顔もしていなければ、MVP候補でもない。貴女の息子はMMMだ。
「中日で好きなのは英智だけね。ねえ、ところで巨人の沢村ってりんちゃん(りんたろくん)に似てない?絶対にてると思うけど。あんたは似てないけどね。」
少し黙っててくれないか。
せっかくはるばる落ち着いて観戦するために帰って来たんだ。
そもそもりんたろくんと沢村は一つも似ていない。あんなにふてぶてしくはない。
このまま反論してしまっては、横浜戦をよそに家庭内中日巨人戦が始まってしまう。
やはり家族は同じチームを応援するべきだ。
しかし基本岐阜の家の人々は、野球にまったく興味がない人々なので僕は悲しい。
そして試合は進みまさかの同点引き分け優勝。
少々スッキリしないが、悲願の連覇達成だ。
こうして僕は再び車を走らせ、岐阜の実家へと帰った。
とりあえず、ドラゴンズのみんなありがとう。
そして日本一になって、悲願の完全優勝で落合監督の有終の美だ。
来年からは物忘れの激しいおじいちゃん監督なんで心配だ。
酔いどれ母さんのぼやき
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MATATABI BASE
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