◉日々のツレヅレ

酔いどれ母さんのぼやき

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やっと、やっと優勝が決まったよドラゴンズ。苦しい足踏みだった。

僕のダイエットも、残り体重M7キロが点灯してから足踏みしている。見習わねば。


今年は本気でノーマークだった。

さすがの僕もシーズン途中で3位通過でCSさえ行ければ良いや程度に思っていた。

人間やれば出来るものだ。落合監督、本当に強いチームをありがとう!

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ひそかに僕は大手百貨店のドラゴンズ優勝セールの看板も作っている。

今年はないかと思っていたら、あれよあれよとマジック点灯で慌てふためく担当者たち。

セール内容も未定のまま、鬼のような数の売場の看板データを作らされた。

ドラゴンズの躍進が嬉しい反面、凄まじい突貫作業で実にしんどい。

やっとの思いで全ての看板を作製し終わって、後は優勝が決まるのを待つだけだ。

僕の仕事はここまでだが、会社の連中は優勝決定後にその300本以上ある看板を持って百貨店に走らねばならない。

そして夜を徹して看板を配置して、翌日からのセールに備えるのだ。


そこからのまさかの足踏み。

会社の連中はずっと待機を余儀なくされていた。

僕は設置部隊じゃなくて本当に良かった。

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足踏みも続いて、火曜日の横浜戦。

地方球団の悲しさか、民放でのテレビ放送がない。かろうじてBSでの放送だ。

岐阜の家ではBSが見れない。岡崎の実家ならBSが見れる。

仕事を終えた僕は、遠路わざわざそれだけの為に岡崎に走った。


突然、平日の夜に帰宅した我が息子を見て驚く母。

ついに嫁と喧嘩して実家に帰って来たかと思われたかもしれない。


熱烈な巨人ファンの母とともにテレビ観戦する。

相変わらず酒が好きな母が、だんだん酔って来て中日批判を始め出した。

「和田キライ。ほんと憎たらしいほど打つんだもん、ハゲなのに。何歳なの?老けて見えるけど、60歳は越えてるよね。どうしたらこんなにハゲるの。」

めちゃくちゃだ。普段は温和な母のこのような姿はあまり見たくはないものだ。

そもそもハゲてる事と打てる事には何の関係性もないと思うが。

しかも60歳は言い過ぎだろう。あぶさんじゃあるまいし。


母の中日批判は続く。

「荒木キライ。なんであんなに肩が突き出てるの?カカシ?カカシよね。カカシに似てない?」

「井端キライ。目見えてるの?細すぎない。何歳なの、ふけ顔、50歳?」

「岩瀬キライ。なんでこんなに貧相な顔なの。」

「落合キライ。病気だよね、顔色悪い。白いよ。この人もかなりのハゲ。坊主に見えるけどハゲね。」

ドラゴンズファンとして聞いていてつらい。

そこそこ的を得ているだけに言い返せない。


そんな母もやはりイケメンには弱い。

「浅尾はほんと可愛らしい顔してる。役者の人みたい。バイト先の人とも、こんな可愛い息子がいたらなって話したりするの。」

実の息子の前で、さらりと酷いことを言うものだ。

確かに僕は可愛い顔もしていなければ、MVP候補でもない。貴女の息子はMMMだ。


「中日で好きなのは英智だけね。ねえ、ところで巨人の沢村ってりんちゃん(りんたろくん)に似てない?絶対にてると思うけど。あんたは似てないけどね。」


少し黙っててくれないか。

せっかくはるばる落ち着いて観戦するために帰って来たんだ。

そもそもりんたろくんと沢村は一つも似ていない。あんなにふてぶてしくはない。


このまま反論してしまっては、横浜戦をよそに家庭内中日巨人戦が始まってしまう。

やはり家族は同じチームを応援するべきだ。

しかし基本岐阜の家の人々は、野球にまったく興味がない人々なので僕は悲しい。



そして試合は進みまさかの同点引き分け優勝。

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少々スッキリしないが、悲願の連覇達成だ。


こうして僕は再び車を走らせ、岐阜の実家へと帰った。


とりあえず、ドラゴンズのみんなありがとう。

そして日本一になって、悲願の完全優勝で落合監督の有終の美だ。

来年からは物忘れの激しいおじいちゃん監督なんで心配だ。



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