ついにこの時がやって来た。
やっとあの男がTBS「情熱大陸」に上陸する。
去年3月の時点で「来月から情熱大陸の取材が始まる」と聞いてから、僕は一日千秋の思いでこの日を待っていた。
その男の名は「八幡暁(やはたさとる)」。
僕にとって野田知佑さんが「神様」であるならば、八幡さんは勝手に「兄貴」と慕っている男だ。
去年の3月の八重山諸島放浪旅の時(石垣島!初シーカヤック、波高し)に大変お世話になった人。
元々は、ユーコンで出会った和田さんが管理人をしているゲストハウス(さんだるハウス)に遊びに行く為の石垣島の旅。
その際に和田さんが、「面白い人がいる」と言って紹介してくれたのが八幡さんだった。
聞けばその人は僕より2歳くらい年上で、嫁さんと2歳になる男の子がいるという。
状況的には僕とほぼ一緒に関わらず、果てしなく自由で破天荒な人だった。
今の僕の日帰り放浪野郎っぷりが、可愛らしく見えるくらいのスケールを持つ男だ。
この人はシーカヤックを漕いで、島伝いになんとオーストラリアまで漕いで行ってしまうようなとんでもない男。
メシは海に素潜りで潜って現地調達。
オーバーナイトを余儀なくされる時は、カヤックの上で寝てしまうという豪傑。
とにかく豪快で、冒険心と実行力に溢れまくった男。
実写板モンキーDルフィーみたいな男だ。
ゴム人間ではないが、彼はきっと何か別の悪魔の実を食べているに違いない。
そんな彼の普段は「ちゅらねしあ」というお店を経営し、シーカヤックガイドを生業としている。
しかし他のガイド会社とは一線を画して、ガイドというより「冒険のサポート」。
もちろん商売だからリゾート感覚の素人さんもオッケーだけど、そんなお客さんに上辺の世界ではなく「本物の海・自然」を堪能させてくれるという。
そんな「本物」のガイドに魅力を感じ、ガイド前日から和田さんと一緒に八幡さんに会いに行った。
そこでは色んな話が聞けた。
僕は吸い込まれるように彼の話を聞き、深く同調した。
八幡さんの自然に対する思いや、冒険(本人には冒険という感覚はないかもしれないが)に対する情熱。
ああ、こんな男になりたい。
男が男に惚れるとは正にこの事か。
以来、僕の中で勝手に兄貴と呼ばせてもらっている。
ガイドの最中、これほど頼りになる男もいない。
僕は初めてのシーカヤックも安心して操船出来、素直に自然と向きあう事に集中出来た。
この時は時間がなくて一日のツーリングだったが、いずれは1週間くらいは共に海をさすらってみたい。
きっと海の恐怖の先にある、素晴らしい体験が出来るはずだ。
一番右が八幡さん。
体格は巨大で屈強だが、とても温和な方だ。
是非、みなさんも八幡暁の世界にどっぷり浸ってみてはどうだろうか?
番組の紹介VTRで「悲しいくらいにアホな男がここにいる」ってキャッチフレーズには笑った。
そんな、悲しいくらいに最高な男の放送時間は以下の通り。
TBS情熱大陸「八幡暁」
2012年2月26日(日)23:00放送
《紹介ムービー》
マゾの世界とは別の異次元で生きる男の生き様が綴られているはず。
脅威の冒険野郎にして、最高の男。
絶対、見るべし!
男の中の男、大陸上陸
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MATATABI BASE
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