富士山/静岡

じっとできない男

最近の山修行の連続で体に疲労が溜まっている。

そんな折りの休日、台風が来たのでさすがに大人しくしようと自宅待機。


まったりりんたろくんと遊んでいたが、どうもソワソワして落ち着かない。

富士登山も近づいているから、何か体を動かしときたい。

多少なりとも、仮想富士山対策のトレーニングは出来ないものだろうか?

前回は高度順応テストに行って、なぜか雨順応だけして帰って来て物足りなさが残っている。

なので今回は、僕の極度の「高所恐怖症」を少しでも慣らすトレーニングを選んだ。


雨でも出来る山関連トレーニングをネットで探す。

そして浮上したのが「ボルダリングジム」だ。

ボルダリングとは、壁を己の体だけで登っていくアレだ。

岐阜市内に1件あったので、早速行ってみた。

まさか僕がボルダリングをやろうと思うなんて想像もしていなかったよ。




倉庫の中にいくつもの壁があり、そこに岩に見立てたブロックが埋めてある。

それぞれのブロックには難易度別に色分けと番号がふってある。

例えば初心者の僕なんかだと、白の1番のルートをゴールのブロック目指して登っていく。

基本そのルート上のブロックしか掴む事は出来ないので、登る前に

「右手であのブロックを掴んで、左足をあのブロックに置いて、その勢いで左手をあのブロックに・・・」

って感じで結構頭を使うのだ。

それぞれのブロックも、掴んだり、引っ掛けたり、引っ張ったりと掴み方が違ってくるんので、それを間違えると激しく体力を消耗して、しまいには落ちる。

基本、下にはマットがあるから落ちても痛くはない。


2時間で1500円。

へたくそな僕はびっしょり汗をかき、指の皮はめくれ、握力は完全に無くなり、両腕が強烈な筋肉痛に襲われた。

こういう所で即座に友達を作ることが出来ないシャイな僕は、見よう見まねで黙々と登った。

そして思った。

これはさすがに一人でやるのは楽しくないぞ。

誰か友達と行って、「あのルートはこう攻めたらいいんじゃない」なんていいながら、登りきれば拍手、落ちたら指差して笑う感じが好ましい。


でもまあ、ボルダリング自体は結構おもしろい。

今後も、雨の降った休日はちょっと通ってみよう。


この日の夜、あまりの筋肉痛と皮剥けの痛みでお風呂で体を洗う事すら出来なかった。

台風で絶好の疲労回復のチャンスだったが、さらなる体へのダメージを与える結果となってしまった。

2日経った今も激しい筋肉痛だ。

「一体何がしたいの。」という嫁の一言にも、今回ばかりは僕も同感だ。

一体僕は何を目指しているんだろうか?



記事が気に入ったら
股旅ベースを "いいね!"
Facebookで更新情報をお届け。

MATATABI BASE

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)




カテゴリー

アーカイブ

おすすめ記事

  1. ユーコン川漂流記

    ユーコン川漂流記〜予告編〜
  2. 甲斐駒ケ岳/長野

    甲斐駒男塾 前編〜進め!果てしなき直進行軍〜
  3. 小太郎山/山梨

    小太郎男塾〜歩荷鬼六と不愉快な仲間達〜
  4. 槍ヶ岳/長野

    槍ヶ岳1〜僕らの熱中時代〜
  5. ◉ りんころ成長記

    神々の理想郷〜デスゾーンの彼方に〜
PAGE TOP