穴吹川/徳島

四国清流行脚6・穴吹川編〜猛き黄金の滝〜

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激動の2日間が過ぎて行った。

自由と清流に飢えた男がここまで下った川は5本。


1本目の「上八川川」では大満足の清流スタートダッシュ。

2本目の「仁淀川」では逆風地獄の孤独な戦いと三脚奉納。

3本目の「安居川」では奇跡の大清流で桃源郷を堪能。

4本目の「土居川」では世紀の早漏戦でマットに沈む。

5本目の「面河川」では過労と飢えに耐えながらの里川探訪。


色々とあったが、実に色濃い2デイズ。

くたびれた中年でも、無理に無理を重ねれば2日でここまで遊べるんだって事が判明した四国清流行脚の旅路。


しかし彼の釈放時間は残り1日。

なんとかシャバに出ている間に、穴吹川と鮎喰川の残りの2本を下っておきたい所。

そうすれば合計7本となり、3日で1週間分遊び尽くしたという「ゴールデンウィーク」が完成するのである。


そしてその3日目の1発目は、僕の大好きな清流「穴吹川」。

穴吹さんは、僕を清流好き・四国好きにした張本人。

言ってみれば穴吹さんは、四国清流の「鉄板リバー」なのである。


さらにここで、やっとこさ横浜組との合同川下りが実現。

今回僕は嫁に対して「横浜組の皆さんが四国に行く。私も行って四国の川を案内せねばならんのだ。私が行かないと彼らは四国の地で路頭に迷ってしまうのだ。」と言って出て来たが、ここまでの5本は完全に一人旅。

案内するも何も、勝手に一人で四国内の川をシコシコと徘徊するだけの驚異的自慰プレー。

結果的に横浜組の前には夜にしか現れないという、レアな隠れキャラ的存在と化していた。


しかしついに僕はぼっちから卒業。

清々しく晴れた空のもと、大清流穴吹川を愉快な仲間と一緒に楽しい川下りだ。

もはや後はただただ浮かれるだけなのだ。



だが前回に引き続き、彼は無念にまみれて四国を追い出される事になる。

前回は39度の高熱による強制送還だったが、今回は実にストレートだ。


四国清流行脚・最終章「穴吹川」。

「7本下る」と言いながら、この6本目で「最終章」と言っている時点である程度は察していただきたい。


それではそんな最終章。

しとしとと振り返って行きましょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここはどこだ?

私は今どこにいる?

なんだ、この体の気怠さは?


思い出せ。

そうだ、ここは四国。

確か昨日は1日で3本の川を下ったんだった。

そして疲れ果て、僕はテントを立てるのも億劫で車中泊したんだ。


そうか。

最終日の朝が来たんだ。

今日は鉄板清流の穴吹川を下るんだ。

一人じゃなく、横浜組のメンバーと一緒にワイワイと。

しかも本日も快晴予報。

この旅の出発直前の天気予報では、晴れ時々曇りだったっけ。


さあ、そろそろ目を覚まそう。

僕は朝日を浴びながら、一杯の熱いコーヒーを飲む時間が何より好きなのだ。


さあ、穴吹の爽やかな朝よ。

おはようございます!

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こ、これは…。


この感じ。

私はこの感じを知っている。

過去に何度も味わっているこのまさかな感じを。

この胸中に広がる、何とも言えないダークな感情のことも。


ついに追いつきやがったか。

我が相棒・モクモクさんよ。

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話が違うじゃないか気象庁。

あなた達は「晴れ時々曇り」って意味をちゃんと理解してるのか?

いや、今更気象庁に文句を言っても仕方が無い。

だって私は所詮、私なのだから。


僕は美木良介よりも深いため息を吐きながら、静かに己の宿命を受け入れる。

そして本日の天気予報を改めてチェック。

今日の予定は、9時から15時くらいまでに2本の川をカヌーをする予定で、

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夕方くらいに四国を出て行く予定なのね。

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僕は静かにiPhoneを置く。

そして天を見上げて、もう一度長く深いロングブレス。


さあ。

いつも通りの朝が来た。



車を出ると、猛烈にテンションの下がってる横浜組の顔。

誰も口にしないが、その表情からは「もう川下りしなくてもいいんじゃないすか」的なオーラが立ちこめている。

しかし今日が一時釈放最終日の僕としては、「雨が降っても川に入ればどうせ濡れるのです。さあ、みんな張り切って穴吹川を下りましょう!」と必死のアピール。

しかしこれに対しサディスティックシスターズの顔は、「お前が合流した途端このザマだ。この腐れビッチぼっち雨野郎!」と雄弁に罵倒していたのを僕は見逃さない。

僕はハラハラしつつ、もみ手で「えへへ…コースもショートコースに変更できますけど、どうすか?」と問えば、横浜組の面々は光の速さで「もちろんショートで」と言い放つ。


これにて本来の予定の半分の距離設定へ変更し、我々は白人神社下のスタート地点へ。

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そして今回はパックラフトではなく、今シーズン初めて「ゴエモン(NRSバンディット2)」の出撃。

そして僕が1年ぶりにゴエモンを広げると、何と中から煮干しみたいな魚が出現。

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恐らく1年前に偶然艇内に忍び込み、そのまま我が家の倉庫で熟成されてしまったのだろう。

このまま下っていたら、相当良いダシが取れてしまう所だった。

普段からあまり家でカヌーを洗わない僕は、たまにこのような「時空を超えたメッセージ」を受け取る事がある。

横浜組からも以前のカヌーは「ぬめりカヌー」と言われたものだが、今後このゴエモンは「煮干しカヌー」と讃えられる事だろう。


そんなこんなをしていると、とりあえず雨はギリギリな感じのしとしとをキープし始める。

僕からしたら、これはもう十分なツーリング日和。

そしてこんな天気だろうと、鉄板清流穴吹川はご覧の透明感。

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さすがは四国が誇る清純派アイドルリバー。

太陽の光でお化粧しなくても、スッピンですら僕を悩殺して来るではないか。


これにはあれ程心が帰宅モード一色になりかけていた横浜組も満足。

僕としてもこの四国清流行脚も3日目にして、やっとぼっちから卒業して笑顔の出発記念写真。

左からサディスティックシスターズの女優EとサケヤK、ダッチャーS、ビッチボッチ、バターNの面々。

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今にも悦びのコサックダンスが始まりそうなほど、皆のテンションも上がって来た。


そして僕の後ろにはケツ叩き係として女優Eが配備。

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彼女も笑顔で人差し指と中指を立て、「調子こいたらいつでもお前の両目を潰す準備はできている」と言わんばかりだ。


一方天然系マゾ男のバターNは、同じくサディスティックガールのサケヤKとペア。

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出発前からダッキーのベイラーの開閉がうまくできずにまごつくバターNに対し、イライラするサケヤKの酒焼け罵声が発せられてさらに焦るバターN。

それでももたもたするバターNに対し、サケヤKはサンダルを水で濡らして「そろそろアタイのサンダルにモノ言わせるよ?」と準備開始。

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スタート直後から止まらない青と黄色のSM艦隊。

そしてそんなSM艦隊の模様を、遠くで一人雄大に待ちぼうけプレイを食らうダッチャーS。

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天気も良いし、本日も陽気な川下りの始まりだ。


しかし、実はこの時期の穴吹川はとある危険が潜んでいる。

それはこの川の上に張り巡らされた「鵜避けのテグス糸」だ。

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これがまた川ギリギリで張ってある事も有り、気づかずに突入したら大惨事。

言ってみれば、川の両岸にライガとフウガがいるのと同じ危険度なのだ。

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知らずに突入したら、スパスパに切り裂かれてしまう。

何とかそうならないように、我々はこの「穴吹二神風雷拳」を見切りながら突き進む。

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まるでダッチャーSが凄く面白いことを言って、バターNとサケヤKがドッと大笑いしているように見えるがさにあらず。

リンボースタイルで紙一重で糸を避けるという、彼ら流の二神風雷拳破りの様子なのである。

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何も面白い事言ってないのに、どっかんどっかんウケまくる二人の新喜劇が止まらない。

いいぞ。

これなら雨だろうと、知らない人が見たらものすごく楽しそうな川下りに見える事請け合いだ。


やがてお馴染みの沈下橋が出て来たので、

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恒例の撮影会でさらなるテンションアップを狙う。

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沈下橋は雰囲気も抜群だが、このような写真が撮れるのも魅力の一つ。

女優Eが颯爽と漕ぎ抜けて行くと、

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ダッチャーSが二刀流パドルという画期的な漕法を見せつける。

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見た目は馬上の前田慶次みたいで勇ましいが、実際はパドルが干渉し合って全く船をコントロールできていない。

そしてそんな男らしい二刀流男の次には、バターNがタバコ片手に北方謙三ばりのダンディ漕法。

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このように、雨だからといって無理矢理テンションを上げて行こうと必死の茶番が展開。

やがて彼らは「SM船隊セイリュージャー」となって、強引に気分を盛り上げる。

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やはりこのような気分が沈んじゃうような時にこそ、仲間が必要なのである。

今日だけは己撮りで体育座りしてるぼっち写真とか撮らなくても良いのである。


やがてメンバー交代を繰り返しながら、相変わらずの天気の中下って行く。

基本的にこの日はスペシャルな渇水日で、瀬に迫力は無い。

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雨が降ったときこそ大きな瀬でザッブンザッブン水を浴びて楽しみたいんだが、それもできない中途半端さ。

それでもテンションを下げる事無く、良い雰囲気の中を下って行く。

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しかしそんな状況の時にこそ手を緩めないのが我が相棒。

ついにしっかりとした雨が降り始め、水面に波紋が広がってもはや清流の姿すら拝めない。

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再び下がって行く士気。

すっかり本降りになって来た頃には、「ショートコースにしたけどさ、さらにショートにして途中でやめようか?」という哀しい会議が執り行われるまでに。

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無理矢理テンションを上げて来たが、やはりそこは所詮ヤラセテンション。

彼らの会話は雨で良く聞き取れないが、その端々から「やっぱアイツが…」「アイツが合流してから…」「アイツさえいなければ…」的な会話が聞こえて来たような来ないような。

結局さらにショートコースに設定して、ここで早々と撤退宣言炸裂。

雨の中でサクッと瀬を越えて、

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いよいよ色彩が黒ずんで来た光景の中を突き進み、

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早々とゴール。

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こうして僕が憧れ続けた「いよいよ横浜組の面々と大快晴のもとでワイワイと川下り」という夢が、あまりにもイメージと遠い場所に着陸した。

もはやこの頃には、雨も「本降り」と言っていいほどのあまりにもしっかりとしたものに。


そしてコース途中下車をしたと言う事が何を意味するのか?

それはこの雨の中、僕が走って車を取りに行くという事を意味するのだ。

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こうして彼は再びビッチぼっちマゾに邁進する事に。

今まで一人の時でもなんとかランニング回送だけは免れていたが、なぜか車が二台あるこの穴吹川でまさかのレイニーソロランニング。

結局一人だろうと数人だろうと、マゾの道はマゾなのである。


カヌー自体はあっという間だったが、意外と長いスタートまでの3kmの道のり。

パドリングシューズで走る地味な雨の道は、もはや罰ゲーム。

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時折すれ違う車の運転手が、何か見てはいけないものを見てしまったかのような顔で僕を見る。

それでもこのズブ濡れのドブネズミは、シューズの中をガッポガッポ言わせながら仲間達の為に走り続ける。

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この時の姿が、後に太宰治虫によって「走れマゾス」として発表された事はあまりにも有名だ。


そして全身から湯気をモクモク出しながら男が車とともに帰還。

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こうして2.4kmの短すぎる戦いは終わりを告げた。


より大きな地図で 穴吹川ショート2.5km を表示


本来であれば僕は穴吹川のゴール地点で横浜組に別れを告げ、その足で7本目の鮎喰川へ行く予定だった。

しかし雨は美しいまでの本降りを決め込み、僕はずぶ濡れな上にランニングによって汗だくだという汚物状態。

そしてタイミング良く、このゴール地点に温泉施設があった。


これにより僕の中に葛藤が巻き起こる。

まだまだ遊び抜きたいが、はっきり言って心身共にボロボロの状態。

すると僕の心の中にもう一人の僕が現れる。

やがてその僕はボロボロの僕を抱きかかえて、こう言った。

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ボロボロの僕は、「7本下るって言っておきながら、あと1本…あと1本が….」と涙する。

しかしもう一人の僕は、優しく「もう十分だ。温泉に入りなさい。さあ、ヘリが迎えに来ている。獄長がカサンドラで君を待っているぞ。」と耳元で囁く。


こうして僕は温泉の魅力に抗う事が出来ず、そのままそこでご入浴。

もちろんここでサッパリしてしまった僕は、再びあえて雨の中の鮎喰川に突入して行く気もキレイさっぱり無くなった。

あくまでも今回は清流を求める旅路だったので、好き好んで雨の川を下るようなマゾ行為は必要ない。

鮎喰川はまた次回のお楽しみに取っておく事にしよう。


これですっかり骨抜きになったご一行。

徳島ラーメンの名店、王王軒の行列に並んじゃったりして完全にただの観光客に。

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そして前日はカロリーメイトかじって餓死寸前になりながらでも遊び抜いたものだったが、早くもこの3日で失ったカロリーを取り戻してしまった僕。

やはり人間一度快楽に身を任せてしまうと、もはやその先は欲望のローリングストーンなのだ。


そしてここで横浜組と別れ、即座に四国脱出。

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2年前は発熱強制送還だったが、今回は「純粋に雨」という王道パターンでの退去となった。

もちろん僕が出て行くのを待っていたかのように、この頃にはすっかり四国の雨は上がっている。


で、ヘロヘロにくたばった状態の僕の前には「お待ちしていましたよ」とばかりに、このような素敵なおもてなしが展開。

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吹田ジャンクション付近で突如始まった「GW渋滞 featuring 事故渋滞」のスペシャルゲリラライブ。

次々と観客が殺到し、車の列はピクリとも動かない。

「次のSAでオシッコしよう」と心に決めていた僕には、もはやそれは絶望への行列にしか見えない。


額に滲み始める脂汗。

次第に小刻みに震え出す手足。

瞳孔はカッと見開き、膀胱は無言の悲鳴を上げ続ける。


そしてこんな時に限ってペットボトルが無く、我が手元にあるアイテムはコンビニのコーヒーカップ(Sサイズ)のみ。

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どう考えても、コイツが私のこの熱く溜まった思いを受けきれる気がしない。

何度頭の中でシュミレーションしてみても、結果は大惨事にしか辿り着かない。

万が一ギリギリの表面張力状態でおさまったとしても、そこからの運転は「頭文字D」ばりの高級テクニックが必要とされる。

もうダメだ…。


いよいよ決断の時を迫られる脂汗男。

この旅で最も過酷な命のやり取り。

コーヒーカップという無謀な挑戦に挑んで後世に名を残すか、それとも堂々と窓から露出放射して警察のご厄介になるかの攻防戦。

最悪パックラフトの空気注入口から中へ…などという、新しいパックラフトの使い方のご提案すら頭をよぎり始める。

しかし二児のパパとしてのプライドが、なんとか彼を自制させる。


そんな厳しい戦いをどれほどした事だろう。

やがて事故区間を抜け、車が動き出す。

そして現れた吹田のSAに、男は一切の迷いの無い表情でピットイン。


男は走る。

しかしその走る姿は激しい内股。

額の汗は蛭子さんの漫画みたいにダクダク。

もはやその顔色はデスラー総統のように青い。


やがて駆け込んだトイレという名の桃源郷。

男は募りに募った熱すぎる想いをぶちまける。

純白の陶器に、あまりにも美しい黄金の滝が流れ落ちる。

手足に電撃が走り、感動のあまり男の目にはひと雫の涙。


そう、このゴールデンな滝こそこの男にとっての7本目の川。

そしてそこで流されたひと雫の涙こそが、最後の大清流。

こうして男の「7本の川を巡るゴールデンなウィークの清流行脚」は、この吹田SAでめでたく完成したのだ。


偉業をやり遂げて、ふぅぅーっと深い安堵の息を吐く勝利者。

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これにて男は人間としての尊厳も守り抜き、何とか家路に着く事にも成功。

そしてこの長い長い清流行脚の旅路は終わり、彼は再び育児お父さんに戻って行った。

実に過酷な「下見の旅」でございました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜おまけ〜


2日目の夜、彼が疲労と酔った勢いで落とした大事な一眼カメラ。

その後レンズに大きなヒビが入っている事が発覚し、レンズを買い替えざるを得なくなると言う無駄な出費。

そしてレンズ購入後に、カメラ本体もおかしくなっている事に気づいて要修理に。


さらに仁淀川でなくしたヌンチャク三脚。

己撮リストとしてはどうしても今後必要な物だから、同じものをネットで探すが生産中止でどこも在庫ゼロ。

唯一売っていたサイトで購入したら、見事にそこが詐欺サイトだったというまさか。

飛んで火に入る初夏のアホ。

当然三脚は僕の元には来ず、振り込んだお金は今頃遠く中国の地で元気で暮らしている事だろう。


そしてその後は、銀行との長い交渉や交番での警察とのやり取りに邁進。

被害金額以外にも貴重な時間までもが削り取られた挙げ句、当然返金の見込みはゼロ。



四国。

そこは美しい清流を提供する一方、毎回僕から何か大事な物を奪って行く死国。

四国を訪れる度に貯金は削り取られ、嫁の愛も衰退の一途。


それでも僕は四国が大好きだ。

例えまたチャイナサイトに詐欺られようが、嫁にサドられようが僕はまた四国に行くだろう。

何の犠牲も払わずに、清流には巡り会えない。

だからこそ価値があるはず。


僕は今後も清流を求めて、ボロボロになってでも全国をさすらう事だろう。


なぜなら私は清流ハンターなのだから。

そしてただのマゾ野郎なのだから。




四国清流行脚 〜完〜



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コメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あ!そういうオチでしたか(笑)
    山田くーん!座布団2枚!!
    久々に懐かしい場所ばっかり出てきて嬉しかったです。

    今回は残念でしたね。次回は鮎喰川、と那賀川(鷲敷)の組合せなら無理無く移動出来るのではないでしょうか。水も綺麗ですよ。

    楽しみにしています。

    • yukon780
    • 2014年 5月 28日

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    tun_nokoさん、そうなんです。
    いつもの男がいつものオチに落ち着くといういつもの感じで終了しました。

    穴吹は2年ぶりで、その時は増水激流だったんですが今回はモロ渇水でした。
    せっかくの鉄板清流だったんですが、いかんせん雨でテンションが上がらずに今回は非常に無念な結果でした。

    でも今回の旅では安居川と言う大きな発見があったので総じて大満足です。
    また今度はゆっくり安居川で遊びたいし、穴吹と貞光と那賀って組み合せもしたいし、高知東部からの北上コースもしたいし。
    結局まだまだ当分四国には通いそうですよ。

    オハイオでも釣りライフが始まったようで、そろそろカヌータイムですね。
    こっちはもう鮎解禁でまた山野郎に戻りそうですが、ブログ記事はまだまだ川の出来事がたまってます。
    お互いボチボチやっていきましょう!

    • tr-k
    • 2014年 5月 29日

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ゴールデンな旅を見せて貰いました。最終日は雨で残念でしたが、6本の清流を3日で遊び倒す姿は感動すら覚えましたよ。聞いたことすら無い川もあり、興味深く拝読していました。
     鮎喰川は優しい川ですし、街からも近いので楽に行けると思います。
     次回の四国遠征の楽しみですね。

    • yukon780
    • 2014年 5月 29日

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    tr-kさん、ありがとうございます!
    我ながらそろそろ肉体と精神の分離が始まりそうなほど気持ちに体がついてこなくなってます。
    それでも何とか完走(1本は早漏撤退、1本は雨撤退、1本は行く事すら出来なかったけど)できました。
    とりあえず今回の旅のメインディッシュだった安居川が想像以上のナイスリバーで、それだけでもはるばる行った価値がありました。

    ほんとはもとゆっくり旅したいんですが、日頃の不自由とおさまらない好奇心がこのような無理をさせてしまいます。
    まあ逆に今のうちにこんなバカな旅をしておいて、老後にのんびり味わいますよ。

    鮎喰川は大分上流の神山町あたりを目論んでたんですが、これは今後の楽しみにとっておきます。
    次回は「安田川→奈半利川→野根川→海部川→日和佐川→鮎喰川→貞光川→穴吹川」を3日で落とそうかなあ、なんておかしな野望が沸々沸き立っております。
    ほんと、これ以上結婚に向いてない男もいないんで逆に嫁には申し訳ない気持ちで一杯です…。

    でもいつかは、四国清流八十八カ所の川遍路って感じで現代の空海目指します!

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