マニアックな物同士の意気投合は早い。
以前僕が仕事中、某テレビ局関連の人がうちの会社に打ち合わせで来ていた。
僕は社長に紹介されるままに話していると、なんとこの人カヌーをやっているというではないか。
世間はこんなに広いが、仕事関連でカヌーやってる人に初めて会った。
もちろん、即座に意気投合。ニッチな世界の結束は早いのだ。
その日の内に飲みいく約束をして、後日酒を酌み交わした。
彼はどちらかというと釣りがメインで、カヌーはそのための手段というスタンス。
カヌーと釣りはケーキとコーヒーのように相性抜群なんだが、いかんせん僕は釣りが苦手だった。
そこで彼を「釣りの師匠」と仰ぎ、一緒に釣りカヌーに行く約束を交わした。
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先日やっとそれが長良川で実現した。
約束から結構日が経ってしまったのは、お互い共通の境遇がある。
僕はドSの嫁に虐げられ、2歳の男の子の世話でアップアップの遊びに行けない日々だが、師匠はさらにひどい。
仕事自体も忙しい人だけど、男の子の小さくてパワフルなお子さんが3人もいる。
もはや釣りに行ってきますなんて中々出来ない状況だ。
釣りだけじゃなく、家庭環境でも師匠にあたる人だ。
お互い「会社関係のお付き合いで行かねばならぬ」と渋々顔で、内心ニヤけながら家を出て来たのだ。
そんな乾ききって遊びに飢えたおっさん二人が長良川を漕いでゆく。
区間は金華山下から鏡島運動場付近まで。
カヌーオンリーだといたって退屈な区間だが、なんせこの時期でもこの区間は鮎釣り師がいないから僕はよく下っている。
しかしこの退屈な区間も師匠の教えに従って、ポイントポイントを攻めれば楽しい釣りカヌーツーリング。
実際釣れるのは小さいブラックバスやブルーギル。師匠はウグイも釣っていた。
釣り初心者の僕にとっては実に楽しい釣りだった。
正直、大物よりこのくらいのサイズの雑魚釣りが今の僕には楽しい。
いつかりんたろくんに教えて上げられるように、まずはお父さんが釣りをマスターするぞ。
今後も宜しくです!師匠。
※問題は家を出られるかですな。
乾燥オヤジズ釣行カヌートリップ
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MATATABI BASE
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