ばあちゃんが死んだ。
僕が地獄のような仕事の日々の最中だった。
僕が養子に入った家の本家のばあちゃんだから、戸籍上は祖母になる。
実質僕との関わりは4年程。
もうその頃にはぼけが始まっていたから、僕の事もどれだけ把握しているかは分からない。
でも毎週のように週末家族で喫茶店に行く時は一緒に行っていた。
僕が幼い頃にすでに両親の親は他界していたから、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒だった事がない。
それだけにやはり悲しいものがある。
朝いつものように起きると、500mも離れていない本家からの電話。
慌てて駆けつけた時には、布団の上で大往生していた。85歳。
今日明日にも入院する手続きをしていたから、ある意味家で逝けて良かったのかもしれない。
分かってる事だが人はいずれ死ぬんだ。
人は死ぬ事で、生きてる人間に生きてる事のありがたさを伝えて行くんだろうね。
人間は大事な事をすぐ忘れてしまう生き物だから。
大切に生きて行きます。
長い間、お疲れ様でした。
ニライカナイにて、安らかに。おばあちゃん。
ばあちゃんの死
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MATATABI BASE
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