霊仙山/滋賀

東西ユーコン対決 霊仙山編〜晴れをとりもどせ!〜


マイナスたちの邂逅

「すけさん」という名の男がいる。

彼はBBGのライターでお馴染みの「ドンタコス・コータロー」の実兄で、BBG内では隠れキャラ的に度々登場。

その極度の忘れ物症・遅刻症・悪天候症・薄幸症によって、「東のユーコン」という不名誉なレッテルを貼られてしまった東京野郎である(出身は五島列島だけど)。

本家ユーコンとの違いは「ハセツネ完走者である」って体力面と、「ガリガリである」という体格面だけである。

 

そんなすけさんから、「友人の結婚式のために京都に行くんすよ。予備日取ってあるんで軽く一緒に山行きませんか?」とお誘いがきた。

僕自身すけさんとは直接面識がなかったが、以前から会ってみたい人だったのでそれを快諾。

しかしここでふと頭に浮かんだのは「東西のユーコン同士が出会ってしまって大丈夫か?何かとんでもない天変地異を巻き起こして琵琶湖が真っ二つになりはしないか?」という心配。

そもそもお互いスポンジ脳のため、ちゃんと会えるのかすらも怪しい。

 

そこで僕は「毒をもって毒を制す」の法に則り、もう一枚の「スポンジ脳&悪天候人間」をキャスティング。

もちろんそれは我らのマゾドル「低血圧Mちゃん」である。

彼女は日本有数のフォグ使いとして知られ、写真撮影係として呼んでもカメラを忘れて来るほどのスポンジ脳。

このキャスティングによって「悪天候スポンジ三英傑」の夢の揃い踏み。

もはや東映まんが祭りを彷彿とさせるこの豪華競演で、逆に快晴を狙ってやろうという深謀遠慮なのである。

 

ただ流石にこの3人だけでは全員が現場にたどり着けない、もしくは当日登山があることすら忘れてしまう可能性があるんで、「ちゃんとした人枠」としてこちらもBBGライター陣の「ルマンドフジタ」も緊急参戦。

ちゃんとした人枠って言っても、この人も日々嫁さんの言葉の暴力に晒されながらもそれを全て快感に変換してにこやかに受け止めてしまうマゾの聖者。

BBGの記事でも例えの内容が少年ジャンプネタではなく「少年チャンピオン」がメインなので、かなりの数の読者を置き去りにしてしまうという画期的な記事で勇名を馳せる男である。

 

そしてそんな4人のところに、呼んでもないのにあの男が「俺も行く」と勝手に参戦表明。

チーム・マサカズが誇る傍若無人な無礼男(ブレーメン)小木Kである。

彼は「人としての礼節は全て母親の体内に置いてきた」と言われるほどの無礼男で、毎回山で酔っ払って散々無礼を働いては女性陣からクレームを食らうという剛の者。

今回は特に何かを期待してのキャスティングじゃないんで「パルプンテ枠」としての参加である。

 

こうして「BBG×チーム・マサカズ」の不思議な混合軍が結成された。

場所は京都と岐阜の中間地点で、低血圧Mちゃんの「ずっと行きたかったんです〜」という強い希望もあって滋賀の「霊仙山(りょうぜんざん)」に決まった。

 

これは「マイナスだらけの連合軍は快晴のナイス登山を勝ち取れるのか?」という壮大な実験。

一歩間違ったら関西圏の全ての生物が死滅するほどの危険をはらんでいたが、何事もトライしてみることが大切なのである。

 

三英傑 事前奉納合戦

快晴登山の勝敗とは、どれだけ事前に「天に奉納」ができるかにかかっている。

百戦錬磨の三英傑はもちろんその大切さを誰よりも知っている。

 

まずはすけさんが挨拶がわりとばかりに、登山数日前に己のスマホをランニング中にあえて地面に叩きつけた。

それによって画面は液晶漏れを巻き起こして左側が何も映らなくなり、常時アタック25の最後の「人物当てクイズ状態」に。

その後は人生初の寝違いを決めて首が回らない状態に持っていき、京都への出発直前には急遽嫁さんからの水回り掃除命令を受けて夜通し掃除をすることになり、一睡もしてない状態で新幹線へ。

そして京都では楽しみにしていたアウトドアショップに行ったら「臨時休業中」だったというユーコンさ。

さすがは東のユーコンと呼ばれる男の仕込み具合である。

 

一方本家ユーコンはというと、「極度のゲリと頭痛」というオーソドックスかつ安定の事前奉納で熟練の仕上げっぷりを見せつける。

特にゲリの症状が凄まじかったらしく、一度閉ざされたトイレの門は30分は開くことがなかったという。

 

低血圧Mちゃんも負けじと奮闘し、登山2日前にあえて風邪をこじらせて「38度の熱」という自損系の事前奉納に打って出た。

この奉納方法は一歩間違えると現場にすらいけないという諸刃の剣で、奉納慣れしていない人は決して真似してはいけないプロの技である。

 

こうして三英傑による見事な奉納土俵揃い踏みが決まった。

しかしやはりそれでも三英傑の負の力が強すぎるのか、数日前までポカポカ陽気だったのが一転、登山2日前に突如日本列島に「大寒波」が襲来。

滋賀県にも大量の初雪が降りまくり、晴れだった天気予報がみるみる曇り予報と化し、最低気温も-2度予報へ。

「晩秋のお気楽低山ハイク」を目論んでいたが、事態は一気に「がっつり雪山登山」へ。

特にすけさんは雪山なんて登ったことないのに、なんの予告もなくいきなり修羅場を迎えることになってしまったのである。

 

果たして三英傑の奉納は効果ありや否や?

快晴の山頂でブルーをバックに登頂記念写真が撮れるのか?

運命の霊仙山スノーハイクが今、始まろうとしているのである。

出発前スポンジ競演

今回はすけさんの帰りの新幹線の時間が決まっていたため、綿密な山行計画を練る必要があった。

しかしその計画を立ててしまったのがMr.ズサンプランナーと呼ばれるユーコンカワイ。

1分の遅れが重大な計画変更を余儀無くされるというのに、彼は移動時間の目測を誤って思いっきり集合場所に遅刻。

自分で立てたプランを根底から覆す渾身の30分遅刻をぶちかまし、初対面にして「初めまして」より先に「すいませんでした!」」と美しい土下座を決めたのである。

これが相手が嫁だったらそのまま撲殺されて関ヶ原古戦場に野ざらしコースだが、優しい2人は「生ユーコンの土下座が見れて感無量です。」とありがたいお言葉。

ただ何気にすけさんもこの日寝坊しており、本来乗るはずの普通電車に乗り遅れて急遽倍の料金を支払って新幹線で来ていたりするのである。

しかも彼はこの準備段階で、「ああ!」と急に叫んだかと思うと、

「く…靴のインソール忘れました…」とファーストスポンジを見せつけてきたのである。

これには本家ユーコンも「さすが」と感心。

本家ユーコンは「俺の方は今日はそんなヘマはしてないぜ!ちゃんと登山靴も忘れずに持ってきてる。さあ!そろそろ行こうか!」と意気揚々と出発。

しかしその時点で小木Kから「おい!お前の車のリアハッチ全開のままだぞ!」という指摘が入り、慌てて戻る本家ユーコン。


車内のもの全部盗んでください、と言わんばかりのフルオープン。



この状態で登山を始めようとしたあたり、さすがというより「マジで脳みそ大丈夫か?」と心配になってしまう一コマ。

ある意味本家スポンジのスケールのデカさを東の若造に見せつけた形に。

ちなみにさっき「忘れ物はない」と言い張っていたのに、この後三脚を忘れて来たことも発覚してたりもする。

 

ってことでカメラを地面に置いて、いざ霊仙山登山スタート。

この写真を見て「おや?」と、何かしらの違和感を覚えた人もいるだろう。

そう、約1名イラストになってしまっているのは低血圧Mちゃん。

なんと彼女は珍しく仕込みの調整に失敗し、風邪が治らないまままさかの欠席を余儀なくされたのだ。

 

彼女本人の強い希望でこの霊仙山にしたにも関わらず、当の本人が不在というまさか。

これが彼女が確実に晴れをもぎ取るために炸裂させた、「いっそ現場にすら行かない」という究極奥義。

そう、熟達の剣豪がもはや剣すら抜かないのと同じ原理で、彼女はこの霊仙山に来ることすらせず、あえて光の差さない自宅室内に自らを監禁するという一手に打って出たのだ。

この新しい登山スタイルに対し、さすがのすけさんも「こんなトリッキーな事前代償…というか事中代償は聞いたことがないぜ…」と感心しきり。

これには悪天候兄弟の兄であるユーコンカワイも「もう奴には何も教えることはない。」と妹の覚醒っぷりに満足げなのである。

 

低血圧おじさん

早くも離脱者を輩出してしまったBBG×チーム・マサカズ混合チーム。

小木Kは「低血圧Mちゃん、俺が参加したから仮病使って来なかったんかなあ。湯俣温泉でだいぶ無礼なことしたでなあ。」と一応反省の弁を述べながらハイクアップ。

何気にこの男も、昨晩あれだけの大寒波の中で「酔っ払って裸のままフロアで寝てた」らしく、珍しく風邪気味だったりする。

というか彼は過去に「酔って風呂入ったまま寝落ちして、そのまま朝を迎えて冷水の中で目が覚めた」など、毎度よく死ななかったなというエピソードを引っさげて山に来る剛の者である。

 

やがて少し高度を上げるだけで、周囲はあっという間に白銀の世界へ。

晩秋ののんびり無雪低山登山を想定して準備して来たすけさんは、思いがけない雪山デビューに笑いが止まらない。

しかも展望の良い場所に到達すると、なんとそこからは琵琶湖の展望がズドン!

自分たちの辞書の中から「展望」という言葉がなくなりかけていた東西のユーコンは感激しきり。

頭上からは白い天井が迫っている状況ではあるが、皆で低血圧Mちゃんに感謝しながら貴重な展望をバックに記念撮影。

ちなみにこの写真を撮ってくれたのは、たまたまここにいたベテランのソロ登山者の方。

その方は通りがかる他の登山者も呼び寄せて「写真撮ってあげる」といろんな角度からひたすら写真を撮る親切っぷり。

 

これは観光地とかで撮った写真を後から2000円とかで売ってくるサービスか?と思うほどに親切に写真を撮ってくれ、事細かく山の解説までしてくれる。

挙句なぜか小木Kとのツーショット写真を希望して来るという謎のフレンドリーさ。

その後もそのおじさんは我らの列の最後尾から追従して来て、何かと色々親切に解説をしてくれた。

我々はこのおじさんのことを「低血圧Mちゃんが送り込んだ遠隔操作型のスタンドじゃないのか?」と思い始め、やがておじさんのことを「低血圧Mさん」と呼ぶことに。

こうして我々はおじさんに擬態した低血圧Mちゃんのスタンドとともに、再び5人で山頂を目指し出したのである。

奇跡の光

3日前までは雪が降る気配すらなかったこの地方。

しかし今回、東西ユーコンが激突してしまったことによりここまでの雪景色に。


奇しくもその眼下にはかつて東軍と西軍が激しく激突した関ヶ原が広がっている。



基本的に無雪低山登山の準備しかしてなかったすけさんとルマンドさんは、この状況に若干戸惑い気味。

全員誰もゲイターを履いてないどころか、ルマンドさんに至ってはまさかのローカットシューズ。

雪が靴の中に侵入し放題な状況だが、「こんなものは嫁の言葉の暴力に比べたら屁の突っ張りにもなりません。」と持ち前のマゾん気で乗り切っている。 

この頃になると、さっきまで後方にいた低血圧Mさんはいつの間にかいなくなっており、再び4人でのTHE雪山登山。

こんな状況は完全に想定外だったが、やはり雪山はテンションが上がるもの。

今まで雪山に行く機会がなかったすけさんも、唐突に雪山童貞喪失に成功してご覧のはしゃぎよう。

しかしそれを見た本家ユーコンは「バカヤロウ!浮かれるな!浮かれた時が…」まで言うと、背後からゴゴゴゴゴゴというジョジョ的な効果音。

慌てて空を見上げると暗雲が空をおおいつくし、あっという間に世界は一気にグレイッシュに。

まずいぞ。

この流れだとこのままもう二度と光を見ることのないいつもの世界だ。

くそう!

誰か、誰かもっと代償を!

 

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その頃、同時刻、名古屋のアパートの暗い一室内。

とある1人の女が高熱だけでなく、急激に激しい咳と猛烈な腹痛に襲われたという。

ウーウーと唸ってベッドから出ることができない女。

やがてその女から一筋の光が屋外に放たれ、その光は西に向かって消えて行ったという。

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再び舞台は霊仙山8合目付近。

すけさんの「おマゾチック浮かれモード」のせいであんなに暗雲に包まれてしまった世界に、東の方からピシャーっと謎の光が差し込んだ。

すると次の瞬間、まるでカーテンが開くかのように「ぱああああ」っと暗雲が取っ払われた。

そして突如、これでもかと言わんばかりのブルースカイと絶景が眼前に展開したのである!

一行は「うおおおお!」と叫び、ユーコンなどは膝をガクガク震わせながら「け…景色!景色だぁ!」と感動。

関ヶ原を挟んで対面にそびえる伊吹山はもちろんのこと、

遠くは御嶽山から北アルプスの山並みまでもがハッキリと展開。

振り返れば、霊仙山山頂もスパーッと晴れ始めたではないか。

この唐突な奇跡に対し、メンバーたちは「戦ってるのは何も俺たちだけじゃなかったんだ!きっと今頃低血圧Mちゃんが絶賛代償中なんだ!」と感動。

この低血圧Mちゃんの体を張りすぎた事中代償行為に対し、すけさんとルマンドさんは思わず名古屋方面に向かって「有難や有難や」と祈りを捧げた。

離れていても皆心は一つ。

さあ、Mちゃんの腹痛が治る前に、一気に快晴の山頂に向かって突き進もうぞ。

二人の拳法家

雪に覆われた霊仙山に正式なルートはない。

ただひたすら山頂目指して直進行軍。

急がないと低血圧Mちゃんの踏ん張りもそう長くは続かない。

案の定、多少彼女の咳と腹痛が治まって来たのか、再び山頂付近の空から「青」が消えてしまった。

おそらくMちゃんの体調が回復し、今頃浮かれてアルフォートでも食い始めたのかもしれない。

そのせいで山頂に到達する頃には、すっかりホワイティな状況へ。

このままでは快晴の登頂写真が撮れないぞ。

しかしここでついに満を持して東のユーコンが動いた!

彼は「僕はこんな時のために男塾でとある能力を身につけました。今こそそれをご覧に入れましょう。」と言って、この極寒の世界でおもむろに服を脱ぎ始めたではないか。

そして彼は叫んだ。

「見さらせぃ!これが男塾名物・慕屁魅暗裸婦蘇泥(ボヘミアンラプソディー)じゃいィィッー!」と。

なんとすけさんに憑依したフレディ・マーキュリーが、その圧倒の歌唱力で一気にぶふぉーっと斜めに白を後退させたのである!

たまたまその場に居合わせた雷電も「こ、これは!」と叫び、その横にいた剣桃太郎も「知っているのか雷電!?」と驚嘆。

雷電は「かつて秦王朝が栄えた時代、無理やり上半身網タイツになって白を押し返す山岳民族がいたという噂を聞いたことがあるが、まさかこの現代でもその奥義を使える者がいたとは…」と解説。

そして「しかしその奥義は確か常に東西2人の拳法家が揃って初めて発揮される技だったはず。もしやもう1人の…あ、ああ!」と何かを見つけて絶叫。

なんとそこには、新手の網タイツを着たもう1人の拳法家「フレディ・マーゾリー」が登場していたのである。

偉業を成し遂げ、爽やかな青をバックに晴れ晴れとした表情の西のぷよぷよと東のガリガリ。

特に西の男は色々目も当てられないような状況だ。

彼は「次回のPEAKSのプロフィール写真はこれでいこうと思います。」と爽やかに笑った。

実はこの日、なんの示し合わせもしてないのに東西のユーコンが共にアクリマのウールネットシャツを初使用という偶然が重なったのだ。

ただ着る人が違うと、同じ商品を着てもここまで変態度に差が出るということが分かった。

下記のマネキン写真と、なんか違う商品に見えてしょうがない。

ACLIMA アクリマ|WOOLNET CREW NECK #Jet Black ウールネット クルー ネック

こうしてアクリマ兄弟の最後の奮闘により、見事山頂を晴れさせることに成功した御一行。

犠牲となった仲間の優しい微笑みに見守られながら、ついに勝利の青空登頂記念撮影を達成である。

まさに5人で勝ち取った奇跡。

ありがとう、低血圧Mちゃん。

あとはこっちで頑張るから、どうかもう安らかに眠っておくれ。

ノンアルコールな男

数々の代償や奥義や奇跡のおかげで、吹きっさらしの霊仙山にしては珍しく微風。

雲海も見事で、たかだか1000mちょっとの山とは思えない大絶景。

ちなみに今回は「山頂ピストンコース」で行くか「大周回コース」で行くか迷ったが、ユーコンのズサンプランによって「大周回コース」がチョイスされている。

こっから先の尾根伝いに歩けば大周回コースなんだが、正直こんな雪が積もった時期にそのコースを選ぶ酔狂なマゾは少ない。

そこでユーコンが「はい、みんな目をつぶってどっちにしたいか手をあげてね。やっぱピストンコースがいい人は挙手。」と給食費を盗んだ犯人を探すのと同じ手法で決を採る。

すると3人が軒並み「ヘタレピストンコース」に手をあげたが、すけさんだけが「ど根性大周回コース」に挙手。

正直もう帰りたいジジイ3人は「この体力馬鹿のハセツネ野郎め!」と内心ボヤいたが、今回はあくまでもすけさんをおもてなしする登山。

結局超渋々で、4人は計画通り大周回コースへ突入していったのである。

 

ここから先はほとんど誰も行かないコースなので、当然踏み跡もなければ積雪量も増える。

ルマンドさんの渾身のローカットシューズは、さらにすごい勢いでシューズ内に容赦無く雪を送り込む。

非常に厳しい戦いが始まってしまったが、苦労が多い分だけご褒美もある。

それがこの青い空とのコントラストが最高な樹氷群なのである。

低血圧奥義と慕屁魅暗裸婦蘇泥によってもたらされた珠玉のスノーワールド。

低血圧Mちゃんのスタンドも実に満足げに写真を撮影している。

一方樹氷群の反対側には絶景の雲海群。

1000mちょっとでここまでのものを味わえる山はそうは存在しない。

ただしその尾根はゴッツゴツで歩きにくく、慎重なルート選びが求められる。

 

しかしそれを超えて行くと、このように「どっかーん」と開けた広大で超絶的な絶景が現れるのである。

琵琶湖に向かってどこまでも長大に伸びる広大な尾根。

これにはたまらず笑いが止まらないすけさんとルマンドさんの二人。

雪山童貞卒業をこんな美人さんで叶えてしまったすけさん。

事前代償とか色々すでに支払い済みなので、もう心から浮かれても大丈夫な安定期へと突入して大満足のスノーハイク。

やがて広い場所に到達すると、ようやく昼食へ。

正直時間は押しまくっていたが(ユーコンの遅刻が一番でかい)、このピースフルな状況に対して「もうのんびり行こうぜ」とおおらかな気分になるご一行。

天気もいいし、もう何事もトラブルが起きる気配がない。

そんな中ユーコンが「今日はちょっとテストも兼ねてアルコールストーブでお湯沸かそうと思うんだよね。低温下でどこまで炎が安定するか確認したくてさ。」とカッコよく言い放ち、アルコールストーブとコッヘルを取り出して風防もセットして準備万端。

そしてさあ、点火だ、って段階で、彼は「あああ!」と絶叫。

そして「蓋がちゃんと締まってなくてアルコールが全部ザック内に漏れてるじゃねえか!」と叫んだのである。

このまさかなプレイに対し、ルマンドさんもおもわず「そんなバカな!」と叫んで自分の沸かしてたお湯をぶちまけて「アチー!」となってしまったほど。

結局ユーコンは、あれほどカッコつけて「ちょっとテストがしてみたくてね」と言っていたにも関わらず、お湯を沸かすどころか火も点けられないというノンアルコールストーブ法を披露。

結果的に「私は大バカ野郎でした」というテスト結果を得るに至り、ザック内に入れてたハードシェルはハードにアルコールまみれに。

もし今このハードシェルを着て、偶然聖帝十字軍のコイツ↓に出くわした日には火だるま間違いなしだ。


流石に冬の霊仙山にこんな格好した奴いないだろうけど



このようにどんなにピースフルな状況になっても、常に何かしら細かい代償を払うことが快晴登山の大事な作法。

浮かれてばかりいては命はいくらあっても足りないのである。

 

大周回の果てにありし夢

結局ユーコンはルマンドさんにお湯を沸かしてもらい、なんとか飯を食うことに成功。

英気を養った一行は、その後も長大なスノー行軍にその身を捧げた。

やがて道は岩ゴツゴツで猛烈に歩きにくくなり、

油断すると岩の間に足やストックの先が挟まってつんのめるの繰り返し。

そしてその行軍が進んで行くと、待ち構えるはこの超絶大急降下の岩岩斜面のご登場だ。

この急降下っぷりが写真では全然伝わらないだろうが、そりゃあもう怖い上にどこ進んでいいのかもわからない不明瞭さ。

おまけに足元はもろく、小木Kもズザザザザっと滑り落ちそうになっている。

何度か地図で現在地を確認して位置調整をしながら必死の下降。

そしてこの急降下祭りの先に待ち受けていたのは、雪解けによる激しいゲリ道地帯。

もしそこでこけてしまった日にはゲリまみれになること間違いなし。

しかしここまでのハードな急降下のせいですっかり膝を痛めていたユーコンは、ゲリ道終了まであと数十mってところってお約束のように足を滑らせて2mほど滑落。

キャプ翼スライディングのような見事なスライディングを決め、起き上がると全身ゲリまみれに。

しかも「あああ!もう!」って言ってしゃがんだ瞬間に、カメラバッグの蓋が閉まってなかったことでカメラもゲリの中にボッシュート。

どんな状況でも自業自得の踏んだり蹴ったりをやめようとしない細やかなる奉納者。

そんな本家ユーコンのプレイに対し、東のユーコンも負けじと対抗。

今畑の廃墟集落に到着して写真撮影をしようとしたところ、急にiPhoneがパシャシャシャシャシャシャシャと乱射モードになって「ああ!シャッターが止まらない!」と動揺が止まらない様子。


結局37枚も撮影された模様。



そしてそんなすけさんを撮るユーコンのカメラも、さっきの滑落時に設定が勝手にISO12800になっており粒子感が半端ない。

そんな東西ユーコンの小競り合いを経て、一行は最後の落合ルートに突入。

周回ルートって言っても、実は一回がっつり別の登山口まで下って、そっからはまた峠越えで帰らねばならない。

もうこの頃にはユーコンの膝は崩壊しており、相変わらず対抗心の強いすけさんも沢に水没して自傷行為にいとまがない。

そしてこのハードさ、そしてまさかの超急登を前にしてハセツネの血が騒いでしまったすけさん。

急に先頭に立ったかと思いきや、猛烈な勢いで後続をぶっちぎってその超急登をガツガツ登っていく。

後方からユーコンと小木Kのジジイ二人が「ちょまっ…待って…すけさん早い…置いてかないで…」と虫の息になりながら這い上がる。

山中に響き渡る男たちの野太い「グヘァッ!ぐえええ!」という断末魔。

結局最後はこうなってしまうのか。

 

そして足を引きづりながらの必死の行軍は続き、最終的には足をガクガクさせながらフィニッシュ。

当初は「結婚式ついでに軽く山登りしましょう」で始まった企画だったが、終わってみれば7時間越えのがっつり登山。

とは言え、天気が良かったこともあり、非常に満足度の高い登山となったのである。

4人で写ってるように見えるが、実際は家で戦ってた低血圧Mちゃんとともに5人で勝ち取った勝利。

なんとなく背後に彼女の気配も感じるほど、彼女の貢献度は大きかった。

 

やがてすけさんは大急ぎでルマンドさんの車で帰路に着いた。

結局彼は温泉に入ることなく、その汗臭い体を引っさげて新幹線に乗って東京まで帰って行ったのである。

一方、時間に余裕のあったユーコンと小木Kは温泉を目指した。

長時間雪とゲリの山中を這いずり回ってたんだから、今入る温泉は何よりのご褒美だ。

 

ここでコアな読者たちは「そのフリ、どうせまた温泉が定休日なんだろ?」と思ったことだろう。

しかし私もいつまでもそんな同じことを繰り返すほどバカではない。

今回はちゃんと事前にリサーチし、行こうとしてた温泉がやはり定休日だったことをチェック済み。

そしてもう一つある別の温泉施設の方が定休日じゃないことは確認済みで、どう考えても温泉に入れないなんて事はないのである。

 

さあ、この快晴の雪山登山、最後に気持ちよく温泉で締めくくろう。

ユーコンと小木Kは温泉施設の駐車場に車を停め、「次はどこの山に行く?」などと談笑しながら入口へ向かった。

するとそこにはこのような文字が鎮座していたのである。

こ…これは!

一瞬ディオのザ・ワールドを食らったかのように時が止まる二人。

そしてワナワナと顔を上にあげると、そこにはこのような張り紙が。

これを見た瞬間、ユーコンは「グハッ!」と喀血。

そしてそのまま倒れ込んだかと思うと、人目をはばからず号泣したのである。

あれほど事前に綿密に定休日チェックをし、一個めの定休日温泉の罠をくぐり抜けたかと思った瞬間に訪れた二つ目の罠。

これには小木Kも「おい、ふざけんなって!俺を巻き込むなよ!」と激怒。


未練がましく施設内を眺めて事実を受け止めようとしない小木K。



この時たまたまそこにいた雷電が「ば、バカな!信じられん…」と叫び、隣にいた剣桃太郎が「知っているのか雷電!?」と呼応。

雷電は「かつて唐王朝が栄えた時代、何をやっても温泉に入れなかった奴がいたと聞いたことがある。実際に見るのは初めてだが、なんて気の毒な奴なんだ。」と解説した。

 

結局この二人は温泉に入る事はできなかった。

巻き添えを食らった小木Kは、超臭い状態のままここから電車に乗って帰っていったという。

しかも彼はその臭さをキープしたまま通勤時間帯の電車に乗る羽目になり、挙句その姿を偶然居合わせた職場の人に見られて非常に気まづい思いをしたらしい。

 

そう、晴れの代償は何も低血圧Mちゃんの事前代償だけではない。

こうしたアフターケア(事後代償)をちゃんと添える事で、より間違いのない快晴登山がようやく手に入るのである。

 

世の浮かれた晴れ男・晴れ女たちよ。

たった一つの晴れにここまで代償を捧げる者たちがいることをちゃんと知っているか?

君たちにとっての当たり前が、一部の人たちにとっては決して当たり前じゃないってことを知ってほしい。

温泉にすら入ることもできない奴らがいる事を知ってほしいのである。

 

それではまたお会いいたしましょう。

いつかは何も犠牲にする事なく晴れた山を楽しんでみたい。

ユーコンカワイとそのご一行がお送りいたしました。

※今回使用したウェア&ギア一覧は次のページへ

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コメント

    • 重二郎
    • 2018年 12月 19日

    まいど。重です。

    霊仙山、何回か行きましたが、冬も楽しそうですね~
    ノーアイゼンの人も居ました?
    岩々の所とか大丈夫でした?

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      まいどっす!
      霊仙山は中部圏の人も関西圏の人も行きやすい上に、アクセスも良くて低山なのに絶景を味わえる貴重な山っすよね。
      100名山になってもおかしくない山なのに300名山にも入ってないのが不思議でなりませんよ。
      今回はまだ積雪量もそこまでひどくなく、道も凍った箇所なかったため基本みんな軽アイゼン持ってましたが使うことはなかったです。
      他の人たちもそうでしたね。
      岩のところは今時期はすごく歩きにくいですが、積雪が増えた方が歩きやすそうです。雪庇には注意しないといけませんが。

    • コスケ
    • 2018年 12月 19日

    ユーコンさんこんにちは。

    東西奉納対決、関ヶ原に眠る侍たちも燃え尽きるほどヒートしそうなガチンコぶりですね!読んでるこちらもハートが震えました。。

    低血圧Mちゃん、いつの間にかスタンドも身に付けて新しいスタイルの登山を確立されたようで。
    若干、生霊っぽさもありますが、こんなプリチーな生霊なら取り憑かれてもいいですね。

    そして安定の温泉からの拒絶プレイからのエシディシも真っ青の号泣ぶりは流石としか言いようがありません。

    なんかこう書いてて登山ブログのコメントとは思えない気がしますが気のせいということで…

    寒さ厳しくなってきましたし、おマゾもほどほどにご自愛くださいませ。

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      コスケさん、こんにちは!
      低血圧Mちゃんはとうとう現場にすら来ることなく登山を楽しめる奥義を開眼してしまいましたね。
      しかも名古屋からの遠隔操作スタンドなので、相当強いスタンドパワーの持ち主ですよ。
      取り憑かれた低血圧Mさんもとってもプリチーに見えましたよ。おっさんでしたけど。

      そして今回は久々にパンチの効いた温泉プレイでした。
      毎度結構ちゃんと事前に調べてるんですけど、それでもやっぱこうなるんですよ。
      そりゃエシディシみたいになりますよ。
      現場の人間たちはなかなかのショックを感じておりますよ。

      そんで僕もこのコメント返信読み返してみると、どう考えても登山ブログのコメント内容じゃないっすね。
      まあ、そこもいつも通りって感じで。

    • ケンタ
    • 2018年 12月 19日

    皆さん奉納登山お疲れ様です❗
    インスタで良いなぁ②~と指加えて見てました笑
    が西日本に行くのは危険極まりない、
    西日本在住の国民の皆様の安全を心配してました(-_-)笑
    何かが起こるんじゃないかと…( ̄ ̄)笑

    やはり何もなし
    あの青空は無いんですね笑
    影で支えるメンバーと
    現場で奉納するメンバーがあってのあの景色だったのか…笑

    自分は今年TBジャケット買いました、
    自分が前使ってたハードシェルより
    不快感がないというか着やすいですね(*´∀`)

    ユーコンさんもパーゴワークスのフォーカス使ってるんですね、自分も使ってますが
    ちゃんと止めておかないとカメラが飛び出ることは自分も実証済みです(゜.゜)笑

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      関西方面の人たちには大変な不安と大寒波を提供してしまいました。
      ただそれだけで済んでよかったっていう一面もありますよね。
      もし低血圧Mちゃんがあそこまで体張った奉納をしてなかったら、多分巨大隕石とか落ちて来て「君の名は」みたいな世界になってたこと請け合いです。
      晴れるってほんと大変ですよ、我々にとっては…。

      TB買ったんですね!
      やっぱ間違いない選択肢の一つなんですよねえ。動きやすいし。
      でも今回色々試着する中で一番驚いたのはパタのガルヴァナイズドジャケットの超絶ストレッチさ。
      もはやソフトシェルっすよ。
      逆にこんなんでほんと大丈夫かよっていう。

      でも多分ノースのGTX PROになるかなあ。
      今後長く着たいし、なんせゴアテックスプロだからなあ。
      見た目はパタとかティーとんのがいいんだけど、ここはもう見た目とかよりも機能性重視で!

      フォーカスはいいんですけどねえ、背面のメッシュがとにかく毛玉メーカーなのがちょっと。
      蓋はいつもちゃんと閉めるんだけど、あの時だけ見事に閉めてなかったという仕込み芸。
      こういう細かな奉納を挟むことが重要なんですよ。

    • nagaken
    • 2018年 12月 19日

    インスタで行ったことは知っていたので記事のアップを楽しみに待っておりました。
    今回も大爆笑!!アクリマの絵面 半端ないっす笑
    有名になってしまってもこの路線は変えないでほしいと切に願います。
    インサレーションは安定のパタにされたのですね。
    Rabもアークも気になっていたのでその使用感が聞けないのは残念です。
    理由はこれといってないのですがどうも個人的にパタに食指が伸びないんですよね。
    ただアークもアトム買ったんですが都会的なシュッとした感じがいまいち似合ってなくて困っております笑
    動的保温着もですがザックも悩みが深くてWindriderすっごく欲しいのですが値段が‥‥

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      nagakenさん、まいどっす!
      アクリマはおそらくメーカーからクレーム来るかもしれません。
      しかし誰もかれもがマネキンやすけさんのようにシュッとなるわけじゃないってことを体張って証明したかったんですよ。
      場所を間違えたらマジで連行されるぞ、ってのがしっかり伝わったかと思います。
      でもこの路線を変えないで…って言われても、さすがに毎回雪山の山頂で脱いでたら錯乱者かと思われますよ。
      グーグルもここをちょっとアブノーマルなアダルトサイトに認定してしまうかもしれないです。
      でもまあこの路線しかできないんで今後もやりますけどね。

      僕もRabとアークのアルファダイレクトのやつと、パタのやつの3つで猛烈に悩んだんですよ。
      でも田舎者なんでアルファダイレクトの現物を見ることができなく、さんざん悩んだ挙句に確実に実績があるパタで行きました。
      ちょうどPEAKSからお話があって、これ書こうと思ったのも購入の決め手でした。
      個人的に食指が伸びないメーカーってなんかありますよね。僕の場合モンチュラとか良いのはわかってんだけどあんま手が伸びないっす。
      そして僕もアーク似合わねえ派なので、憧れはするものの結局安心感のあるパタやノースに行ってしまいますね。

      Windriderはほんと後悔が一切ないっすね。
      お高いから相当購入に迷ったけど、今となってはその価値は十分あったと思ってます。
      飽き性な僕がいまだに飽きないのも、使うほどに味わいが深くなっていくからなんですよ。
      これってアウトドアギアロマンの基本っすから。

    • 低血圧M
    • 2018年 12月 19日

    欠席してしまい、関係者各位スミマセンでした!
    熱で朦朧としている時に、本人も気づかぬ間に生霊スタイルで参加していたのですね。
    PEAKS12月号の後に見るとちょっとおもしろいねコレ。
    快晴霊仙山行きたかったなあ。実体で!

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      PEAKSに続き、ここでも2次元出演おめでとうございます。
      さもそこにいるかのように違和感ないよね。
      最後はモジモジ生霊がうまいこと看板の後ろにピッタリはまってるし。
      ほんと今回の記事のためにあのイラストがあったみたいになって、全国誌を使って下書きしておいた甲斐があったってもんよ。
      実体だと快晴の霊仙山は暗雲のゲリ道世界に埋没するだろうで、今後は実体は登山口の車中待機、そして魂だけを登山中のおじさんに憑依させてついて来ておくれ!

    • リハビリO
    • 2018年 12月 20日

    はじめまして!!
    BBGのころからですが拝見してます。

    トップの写真が青空だったから今回はどんな奉納が炸裂するのかと思ったら・・・
    こんなことがフィクションじゃなく起こるなんて!!
    毎回思いますが人がいるところでみちゃいけないですね(笑)

    PEAKSも購入したし、今後のユーコンさんからますます目が離せない!!
    楽しみにしてます。

    p.s.腰痛は平気ですか?

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      リハビリOさん、はじめまして!
      PEAKSの購入もありがとうございます!

      トップ画像が爽やかになればなるほど、なぜか内容は悲惨になっていくのが当ブログの謎の兆候であります。
      これフィクションじゃない上に、ここに載ってない細かすぎるボツネタも多々ありますからね。
      もうなんかこういう状態がデフォルトすぎて、少々のトラブルじゃトラブルだとも感じなくなって来ましたよ..。

      そんでもってやっっっっっと腰痛治りました。
      ほんとつい最近のことで、長く辛かったっす。
      つっても腰痛ってやっぱ以前からも突発的にひどくなってたし、今後も油断できないっすよ。
      でも快晴の登山とかを楽しむためには腰痛にならなきゃいけないし、腰痛だと晴れても楽しくないしで悩ましい問題です。
      普通の状態で晴れた山を楽しめれる人生に憧れます…

    • 京都Y
    • 2018年 12月 20日

    いや、もう、皆さんの本領発揮過ぎて笑い過ぎて辛いです。東西ユーコンの邂逅、通りで寒かったわけだ、、、

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 20日

      京都Yさん、その節は突然の寒波でご迷惑おかけいたしました。
      最初はすけさんが京都ってことでどっか京都の山でやろうかと思ってましたが、もしそうしてたら京都の街は戊辰戦争以来の大火に包まれたかもしれません。
      実際にあの日以降はまた普通の気温に戻って雪も溶けていきましたからね。ほんとあの日だけだったんですよ。
      でもまあおかげであんな綺麗な樹氷だったりが見れたわけだから結果オーライっす!

    • 元ヤン
    • 2018年 12月 22日

    期待を裏切らないメンバーですね~(笑)
    アクリマ・フレディ・・・
    声を出さずに爆笑しました
    ユーコンさん、胸に「人」の影、マネキンの筋肉と同じですね!
    小木kさんの腕にぶらさがるお風呂セットが 哀愁・・・

      • yukonkawai
      • 2018年 12月 22日

      今回はある意味異種格闘技戦みたいな人選でしたが、各々が特徴を発揮した良い登山でしたよ。
      低血圧Mちゃんだけは持ち前を発揮しすぎでしたけどね。
      フレディ・マーゾリーはほんと場所が場所なら連行間違いなしですね。
      今度あの状態で渋谷のハロウィーンにでも出てみようかな。
      そして元ヤンさんは「人」に見えましたか。
      僕は壮大に胸が本州、腹が四国、くぼみが瀬戸内海に見えました。
      ユーコン流肉波海道です。
      我ながらひどいです。

      小木Kはリアルに怒ってましたねえ。
      お風呂セットまで持ってきておきながら、それそのままの状態で電車乗って帰って行きましたから気の毒でしたよ。
      まあ僕と最後まで一緒だった時点で諦めてもらわないとですね。
      しかしお風呂入りたかった…。

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