◉ りんころ成長記

こーたろ2周年with庭男〜伊吹おろしとキラリひと雫〜

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我が心の闇をごまかすかのような、ファミキャン風の爽やかオープニング写真。

しかしここはキャンプ場でもなければ野外フェス会場でもない。

このクソほど晴れ渡った休日にどこにも行けず、仕方なく執り行われた「庭キャン」の模様なのである。



今回は「りんころ成長期」と「愛すべき旅道具たち」のコラボ記事。

父は未だむち打ち症状の微頭痛に悩まされ、子は左腕骨折中。

そんな長引く自宅謹慎中親子のとある平和な休日の模様なのであります。


前回記事で散々迷った挙げ句に購入した富樫源次(Golite シャングリラ3)の試し張りと、骨折男こーたろくんの2歳の誕生日。

それをとりあえずごちゃ混ぜにしてお送りするというもの。

もちろんそこにはお馴染みの「庭男」の姿も。

かつて多くの方の涙を誘い、見事2014年度のボクデミー・デイリーザキヤマ賞を受賞したあの男である。(参考記事:庭男あおによし〜三連休の残像〜


それではそんな自宅謹慎親子と富樫源次試し張りの模様。

さっくりと振り返って行こう。


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まだ記憶に新しい、元日のこーたろくんによる謎の「I Can Fly」。

それによってこーたろくんは華々しく新春骨折を披露して救急初詣。

僕の年末カマーホリックフェスティバルと合わせて、長い長い自宅謹慎の日々が続いている。


しかも今更書く事ではないかもしれないが、この自宅謹慎期間中、世界は見事に晴れ渡って行楽日和。

僕は血の涙を流しながら、ひたすら外に目を背けて家の中の掃除に明け暮れた。

だが前にも書いたが、嫁の散乱した衣服は大晦日の状態をキープして僕を苦しめ続ける。

勝手に片付けると怒られるし、もはや八方ふさがりである。


遊びに行けない日々、終わらない微頭痛、子供の骨折看病、片付けられない女。

このような日々が続くと僕は突然闇の力を手に入れ、変身してしまう癖がある。

そう。

庭でしか生きられないダークヒーロー、「庭男」に。

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大快晴の庭に現れた、不審極まりない全身登山男。

背中には大容量の冬仕様のザックが装着され、今ここに絶対必要のないピッケルまで搭載。

知らない人が見れば通報必至の状況だ。


しかしもう慣れたのか諦めたのか、この時ご両親は何も言って来なかった。

嫁も突っ込む事なく、テレビの前に鎮座してにじいろジーンを見ながら壮絶な無視。

この出立ちですら存在感を消す男。

それが庭男なのである。


そんな厳しい状況でも庭男は泣かない。

彼は一切迷いのない表情で、庭にペグを1本づつ打ち込んで行く。

1本打つ度に「くそ!カマ掘り女め!」とか「嫁め!いつになったら片付けるんだ!」とか「というかなんでこんなに晴れてんだ!」とか言いながら渾身の怨念ペグ打ち。

やがてその怨念が黒魔術的な空間を庭に作り上げた。

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まさに我が心中をビジュアル化したかのようなどす黒い闇。

しかしこれは心のブラックホールではなく、シャングリラ3の「ネスト」と呼ばれるインナーテント。

冬山では使用しないが、まずはファミリー用を想定してこいつありきで立ててみる。


設営は超絶簡単。

6つの隅をベグダウンして、中でポール立ち上げるだけ。

見事に罠にかかって捕獲される息子達。

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夏場はこのフルメッシュのインナーが蚊帳となって風を通し、ちゃんとフロアもあるから雨でも安心。

そして上からシャングリラ3を被せていっちょあがり。

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実に簡単。

そしてこの独特のトンガリ感が子供心を刺激するのか、彼らの評価も上々。

さらにこの広々とした居住空間。

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今までのソロテントでは考えられなかったこの広さ。

テントに興味のない人にはどうって事ない空間なんだろうが、10年以上ソロテントで生きて来た僕には「ここはスウィートルームなのか?」と思ってしまうほど広大な世界。

天井が高いから、狭苦しさもないし何かと色んな作業がし易いのなんの。

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しかしこの時期は広げた幕がパリパリして静電気太郎と化す男もいる。

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ちょうどお母さんがお父さんに怒る時にこういう状態になるよね。


そして初の1本ポールで不安だったが、中から隻腕の暴れん坊が押そうが引っ張ろうがびくともしない。

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これなら突然テントが崩れて骨折する事もないだろう。

思った以上にしっかり固定され、結構な耐風性も期待できるね。


だがここで1本ペグが抜けてしまった。

なんせここはキャンプ場ではない普通の庭なので、土が脆すぎてペグが効かないのだ。

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しかしこれはちょうど雪山用で購入した新アイテムテストのビッグチャンス。

柔らかい土を雪に見立てて、MSRの「ブリザードステイク」をテストです。

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脆い土でも感動的なまでにしっかり固定。

こりゃかなり雪山でも期待大。

いくつか穴が空いてるから、ペグ抜き用にこしらえたラインをその穴に通して横向きにして埋める事も出来る。

そしてこのペグはやたら軽いから、普段の山でも1本持ってればショベル替わりにもなる優れもの。

早くこんな庭ではなく、実戦で試してみたいもんだ。


なんて感じでペグを打ち直している間に、もうこのテントに飽きたのか携帯ゲームに夢中な男達。

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お父さんは君たちとの夢のファミリーキャンプのためにこれを買ったんだよ。

お父さんだけだったら、断然MSRのツインブラザーズが良かったんだよ。

どうかもう少しだけ愛想笑いを続けてくれないだろうか?


そこでそんな夢のファミリーキャンプのための偉大な第一歩を試みてみる。

それはジェームズ・キャメロンでも映像化不可能と言われる「嫁inテント」という壮大なチャレンジ。

ブリザードステイクよりも強靭にテレビの前に固定された嫁に対し、僕は揉み手をしながら「子供達のために一度でいいからテントに入っていただけないでしょうか?」とお伺いを立ててみる。

すると顔全体に「渋々」という言葉を見事に表現しながら、ペリペリとコタツから剥がれる嫁。

気のせいかそこにもの凄く小さな音で「チッ」という音が聞こえたような…。


しかしそんな嫁もこの素敵なシャングリラ(理想郷)に入ってしまえば、優しかったあの頃の心を取り戻してくれるはず。

そして「旦那様ステキ!テントってこんなに楽しかったのね。私これからアウトドアガールになるわ!」と目覚めてくれるはずである。

そしてついに歴史的瞬間が訪れた。

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どうにも表情がさっきと変わってない気がするが、この快挙に対してどよめくハリウッド。

構想8年、ついに「嫁inテント」の映像化に成功だ。


すかさず庭男は「どう?楽しい?ワクワクする?」と畳み掛ける。

しかし彼女は、感想どころか「洗濯物干すでもういいか?」と言うじゃない。

もはや「仕方なく付き合ってやった感」がテント内に溢れすぎて、サド結露が凄まじい。


庭男は天を仰ぎ目を閉じる。

富樫…

富樫よぅ…

夢は幻の如くなり

私の夢は洗濯物にすら勝てなかったようだ

私はそんなに無茶な事を望んでいるんだろうか?

ただ普通にファミリーキャンプがしたいだけなのに

私のような男が夢見てはいけない世界だったんだろうか?

一般奴隷がサウザー様とキャンプするだなんて、やはりおこがましかったんだろうか?


庭男の頬にキラリひと雫。

このボロ雑巾のように捨てられた僕の夢。

どうか一緒に洗濯してくれないだろうか?


やがてそんな庭男を置き去りにし、嫁と共に愛する息子達までもが屋内へイン。

もちろん嫁は一向に洗濯物を干しに現れない。

ポツンと一人庭に放置された庭男。

しかしこのような状態になってこそ、このダークヒーローは闇の輝きを増す。


彼は「ファミリー」という顔から「雪山マゾ男」という顔に豹変。

シャングリラのインナーテントを取っ払い、ついに富樫源次「底なし根性モード」のテストを開始したのだ。

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すると先ほどまでの平和な屋外が一変、突然狂ったような突風が吹き荒れる。

この地方の午後名物「伊吹おろし」の祭りが始まったのである。


過酷なほどテストには持ってこいだ。

どうせ山ではいつも暴風に晒されるんだし、ここから先は子供達には見せられない大人のマゾ時間。

やっと私のステージが始まったようだ。


早速雪山を想定して、実際の装備で寝床テスト。

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雪との設置面はまだ思案中だが、とりあえずポリ繊維の防水透湿不織布「タイベックシート」を配置。

その上にサーマレストの「リッジレストソーライトレギュラー」。

そしてまたいつかちゃんと紹介するけど、どこにも行けない腹いせで買っちまった最強エアマット、サーマレストの「ネオエアーXサーモS」。

足の部分はザックでごまかし、ここにナンガのオーロラ900DXを配置するという完璧なベッド環境。


ここまでやれば例え雪ダイレクトのフロアレスだろうと、僕のような極度の冷え性野郎だろうと死ぬ事はないだろう。

この見事なベッドメイキングに、ここが庭だという事も忘れて「ぬふふふふ」とにやけるダークヒーロー。

そして「今日は庭で寝てやるぞ」とほくそ笑む。


このように彼が闇に支配されるほどに、あんなに晴れてた空に暗雲が立ちこめ始める。

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そしてさらに激しくなる伊吹おろし。

もちろん体感温度もみるみる下がって行くほどの寒風。

そしてその段階で「お待たせしました」とばかりに、まさかまさかの「雨」が降って来るという快挙。

ついに庭ですらまともなキャンプをさせてもらえないのだね。


図らずも暴風と雨という、テストに最適な庭状況。

これで雪でも降ればもはや救いようのない負の男だ。


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翌朝。

あまりの寒さで目が覚める庭男。

何やら八方尾根で聞いた事のある「シャラシャラシャラシャラ」という音が外から聞こえる。

テントから這い出てみる。

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こ、これは…。

謹慎期間が長かったせいで、ついに雪山テント泊の幻影を見ているのだろうか?

私には雪が降っているように見えるのだが。

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ついに私は試し張りしただけで「暴風」「雨」「雪」という、悪天候ハットトリックを達成してしまったようだ。

気温を見ると-1℃。

庭ですらここまでマゾれるとは、いよいよ我が庭テクニックも極まって来たぞ。


まあいい。

いつもの事だ。

とりあえず一晩富樫に抱かれた感想を書いておこう。

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まず当たり前だが、下部の隙間からの冷風が寒かったのなんの。

体はオーロラ900DXのおかげで全く寒くないけど、露出していた顔部分は「氷結パック」でもしてるかのようなひんやり感。

こりゃ-20℃の現場だと顔面凍傷になって、ウォーズマンの仮面みたいにポロリと顔が剥がれ落ちてしまう。

朝起きた時にこんな事になってたら大惨事だ。

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これじゃ今後生きて行くのが大変だ。


でも雪で隙間埋めちゃえば風の入り込みは阻止出来るから何とかなるだろう。

その分結露しちゃうだろうけど、早朝ウォーズマンになるよりはマシである。


その隙間風以外は実に快適だった。

中は広々で、今までのような窮屈さは皆無。

なんせ荷物置きスペースは余るほどある。

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入り口に玄関を掘れば、靴を履くのもとっても楽チンだ。


テント内結露は触れば濡れてるかなって程度。

天井部も広いから、細引きで物干しスペースもバッチリ。

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アウター上下、スパッツ、グローブを掛けてもまだ余裕あり。

モンベルのクラッシャブルランタンシェードを装着したヘッドライトを吊るせば、テント内全体も明るく照らせた。

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これ、安かった割には中々やる商品である。


しかし一点気になった事。

どうしても片手で入り口ジッパーを開閉する際、かなりの高確率で噛んでしまう事である。

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その噛みっぷりはスーパーニュースの永島昭浩を彷彿とする安定感。

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いつまで経ってもこんなに噛まれてしまうと、グローブ作業の雪山ではちょっと煩わしい。

安藤アナはよく何年も耐えているものだ。


あともう一つの重大な問題点。

それは毎回の事だが、庭で朝を迎えると改めて「何やってんだろ…」と気分が沈むという事である。

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どうやら今日も良い天気のようだ。

この日はもういそいそとテントを片付けて、庭男は大人しく家に帰った。


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翌週。

なんと2週連続であの男が庭に現れた。

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ここまで来るとあまりにも痛々しすぎる。

しかも空は目も当てられないほどに晴れ渡っている。


もちろん今日も彼はテントテストという名の自傷行為に及ぶ。

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いつもの山ではあり得ない雲一つ無い快晴。

今日は多くの登山者の方がどこの山でも最高の登山を楽しんでる事だろう。

しかしどうか忘れないでほしい。

あなた達の平和は、この小さな庭で一人の哀れなダークヒーローが支えていたという事を。


そんなヒーローの息子で、しっかりと父譲りの自傷骨折プレイを見せつけてくれたこーたろくん。

実はこの度彼はめでたく2歳のお誕生日を迎えたのである。

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まだ左腕はがっちり固定された状態だが、こんな父の元よくぞここまで育ってくれた。

今までずっと嫁から「2歳までは山に連れて行くな」と言われて来たが、今日から晴れて君はお父さんの山パートナー。

もう公園に行くと偽ってこっそり山に連れて行かなくても、堂々とお前を連行出来るぞ。


そんなこーたろくんを祝福し、庭男を嘲笑うかのような快晴無風。

今週こそ夢のファミリーキャンプに向けた第一歩。

それはスピルバーグ監督が最新CGを駆使しても映像化不可能といわれる「嫁in庭ランチ」のチャンス。

このうららかな休日、こーたろくんの誕生日を祝うステキな庭ランチパーティーで嫁の心を一気に鷲掴みだ。


僕は嫁が家の中でテレビを観ている中、せっせせっせと孤独に庭でセッティング。

そしてこのようなおもてなしスペースを作成。

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ふかふかのソファーもこしらえたから、これなら嫁も満足のはず。

そして近所のインドカレー屋でカレーナンセットをテイクアウト。

そして「みんな!カレーだぞ!」と皆を庭に呼ぶ。

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たちまちファミリーの平和な空間が庭に誕生。

孤独に戦って来た庭男に、ついに勝利の瞬間が到来だ。


そう思った時。

伊吹の神が「お前ごときの奴隷が浮かれるな」とばかりに、束の間の平和を切り裂くここ一番の「伊吹おろし」大発生。

さっきまでの無風状態が嘘のように庭に突風が吹き荒れる。

たちまち散乱するカレーの蓋。

飛び散るカレー汁。

たちまち冷めて行くナン。

庭はファミリー達の「うわああっ」という阿鼻叫喚の世界に。


そして「撤収!」という号令のもと、サウザー様と子供達はカレーセットを持って家の中へ。

そして2週連続でポツンと一人庭男。

冷たい伊吹おろしが男に容赦なく吹き付ける。

それに晒されながら、今日も彼の頬にはキラリひと雫。

そしてテーブルに落ちたその雫で、飛び散ったカレー汁をせっせと拭き取る。

彼の姿はもはやすっかり老いてしまっている。

彼はナンカレーを頼んだはずだったが、どうやら受難加齢を注文してしまったようだ。


庭男のファミリーキャンプの夢は、もはや天竺よりも遠い場所にある模様。

彼の追い求める理想郷(シャングリラ)は本当に存在するのだろうか?



何はさておき、そんな成長しない父を尻目にしっかりこーたろくんは成長中。

嫁がセレクトして来た誕生日プレゼントを貰ってご機嫌の男。

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アンパンマンじゃなくてバイキンマンをセレクトしてくるあたりさすが嫁。

恐らく僕もバイキンマンと同じカテゴリーとして気に入ってもらえたのかもしれない。


そしてしっかり嫁のサドの血も成長しているのか、早速振り回されるバイキンマン。

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なんだか見てると、我ら夫婦関係の縮図を見せつけられているようでお父さんは切なかったよ。

例えそいつがバイ菌だろうともう少し優しく扱ってあげようね、こーたろくん。

お願いだから…。



と、こんな感じの庭生活でした。

今回も書きながら涙が止まりませんでしたね。

じゃあやるなよと人は言うだろうけど、こうでもしないと欲求不満で体の内側から爆発して死んでしまうんです。


だが3ヶ月にも及んだ山自粛期間も間もなく終わる。

むち打ちの症状も少しづつ良くなって来て、徐々に運動も開始。

そして5日前、めでたくこーたろくんの固定も解除。

いよいよ爆発の時が近づいて来た。


世の登山者達よ。

今のうちに快晴の山で浮かれ納めをしておくが良い。

今、この闇の力を増大させたダークヒーローがそっちの世界に戻って行くぞ。

もう快晴の週末なんぞ私が許さない。

世界を白で埋め尽くしてくれるわ。


そしてこーたろくんよ。

改めて2歳の誕生日おめでとう。

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こんなお父さんだけどどうか捨てないで。


これからもヨロシクね!



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