今回から始まった「桃旅」シリーズ。
なにやら桃鉄みたいな名前だが、正式には「隠された桃源郷を探す旅」だ。
これは、随分前からたまに僕が行うとても行き当たりばったりな旅。
観光地でもなんでもない山の中とかの「なんとなく良さげ」な場所に車を停めて、徒歩かMTBで探検。
どこかにあるんじゃないかと期待する、誰にも知られていない最高の場所(桃源郷)を探す旅だ。
岡崎に住んでた頃は随分この桃旅をしたが、これといった桃源郷はなかった。
でもせっかく岐阜に住むようになったから、時間があるときは久しぶりに探してみようと思う。
まあいつも見つからずに疲れて終わるんだけど。
僕の定義する究極の桃源郷は以下の通り。
1.半端なく奇麗な川で川原があること。鮎が泳いでれば尚良い。
2.できれば車で降りれること。
3.CMで出てきそうな草原もよろしい。
4.基本人がいないこと。あまり人に知られていないこと。
5.行きたい時にちょいと行ける場所がベスト。
こんな5か条をクリア出来る場所はそうはない。
アラスカや北海道ならあるかもしれないが、不毛な行為と分かっていながらもかすかな期待が僕を動かしてしまう。
現時点でのNo.1は、和歌山県の熊野川支流のとある川の川原。
1,2,4の3か条を満たしていて、遠いけど現時点で最高の桃源郷だ。↓下の写真
記念すべき第1回目の桃旅は、根尾川支流根尾東谷川の遡上を試みた。
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なんにもない所に車を停めて、いざMTBで川沿いを遡上。何か面白い発見があると良いが。
走らせていて、畑を見てビクッとした。
急にこういうことされると驚くからやめてください。
この奥にはなぜか虎も乗っていた。
こんな感じの田舎ならではのシュールさは好きです。
やがて突然場違いな程デカイ鳥居が出て来た。
誰も来そうにないのに随分立派なもんを作ったもんだ。
どんどん山の中に入って行き、ホタルの道とやらがでてきた。
いずれりんたろくんでも連れてくるかな。
ここからはかなりヘビーな急激なヒルクライムの始まり。
こういった試練の先に桃源郷はあるんだ。多分。
やがてどでかいダムが出て来た。
石垣で出来ているから万里の長城みたい。
でも基本ダムは大嫌いなのでスルー。
ダムを越えて行くと、いよいよこの川の源流部が近い感じになって来た。
この荒涼とした感じ、アラスカチックで良い感じだ。
どんどん川の遡上を続ける。
道は細くなり、未舗装路の始まりにはこんな看板が。
桃源郷の匂いがしてきましたね。
立ち入り禁止の柵を乗り越え(真似しちゃだめよ)、素敵なオフロードが続く。
かなり奥までいった時、1台の車が止まっているのを発見。
立ち入り禁止の場所なだけにこれ以上の深入りは無理だった。無念。
来た道をダウンヒルで下って、暑いから途中にあった淵で泳いでみた。
誰もいないから男らしくワイルドに素っ裸で荒々しく突入すると、水は信じられない程の冷たさ。
死ぬかと思った。
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結局桃源郷を見つけられなかったので本流の根尾川上流部へ移動。
すると、とんでもない水の美しさだ。
泳ぐには最高な場所だが、やっぱり人里近くて鮎釣り師が独占していたので残念だが却下。
やっぱ本流で桃源郷探しは厳しいもんがある。
さらに移動してとんでもない鉄橋を越えてゆく。
でも結局何もなかった。
まあいつもどおりの桃旅。そう簡単に桃源郷は見つからないね。
でもいい歳こいてこんな少年のような冒険ができるのもいいものだ。
少年の頃のこういった旅は、大人になってからのユーコン旅を遥かに凌ぐドキドキに満ちていた。
情報が溢れている時代だからこそ、こんな訳分からん所でする不毛な宝探しもアリですな。
さあ、次回の桃旅はどこに行こうかな?
冒険したいお年頃
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MATATABI BASE
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