八重山諸島放浪記

小浜島でマンタを見上げる

IMGP8010.jpg


本日も当然天気悪し。

今日は小浜島だ!

今回の旅に出る前に、みっちり見てきましたよ「ちゅらさん」。

朝の連続テレビ小説でやってたやつで、当時は全く興味がなかったが、今回の旅を機に観てみるとこれが大ヒット。

24なんて目じゃない程のはまりっぷりをしてしまったのだ。

何度も涙したし、元気づけられたし。もう最高なのさ。

朝ドラ観るのなんておばちゃん達だと思っていたが、これは絶対観るべき一本だ。

そのちゅらさんの舞台となっていたのがこの小浜島。

といってもストーリーの大半は東京だったんだけどね。

それでも多くの重要なシーンがこの小浜島で撮影されている。


レンタサイクルを借りて島を一周する。

まずは大岳の展望台へ。

IMGP7845.jpg

凄まじい階段。この歳にはきつい登山だ。

すると入り口に杖があったので喜んで借りようとしたら、

IMGP7844.jpg

おじー、おばー専用の文字が。シャアみたいだ。

これは借りづらい。我慢してそのまま登る事に。


展望台からの眺め。

IMGP7848.jpg

IMGP7854.jpg

IMGP7851.jpg

カヤマ島が見える。

ここが天気がよければこの無人島で極上キャンプをする予定だったんだけどなあ。


下山後、道を間違えて入り込んでしまったところでヤギの親子に遭遇。

IMGP7860.jpg

めっちゃかわいいやんけ。
見事にみんなカメラ目線です。


そして廃墟となった元リゾートホテルへ。

IMGP7885.jpg

おそらくちゅらさん効果で観光客向けにがんばっちゃったんだろうけど、末路はこんなもんだ。

自然は自然、風土は風土のままのほうがいいに決まってるのに分からんもんかねえ。

IMGP7870.jpg

IMGP7883.jpg

廃墟となった別荘のウッドデッキから海を眺める。

IMGP7882.jpg

天気も悪いし、廃墟だし、風強いし、寒いしでなんだか寂しさ倍増だ。

漂流物も散らかり放題で、ほぼすべて中国、台湾、韓国からのものだった。

IMGP7877.jpg

ちゅらさん展望台を目指す途中、ナイスポーズな牛発見。

IMGP7905.jpg

他の牛も「何やってんだあんた」と心配げにそいつを見ている。


そしてちゅらさん展望台へ到着。

IMGP7916.jpg

IMGP7922.jpg

中々の眺め。

この展望台から「和也君の木」が見えるはずだがどこにあるのか分からなかった。

ドラマちゅらさんでは一番重要な役割を果たした場所だけに、絶対見たかったのに。

IMGP7927.jpg

こんな感じのミニバオバブ的な木もいくつかある。


そして、来ました「こはぐら荘」。

IMGP7930.jpg

最初の方は、この家を中心にドラマは進んで行くのだ。

知らない人にはどうでもいいだろうが、なかなかうれしかったよ。
人住んでるから中には入れんのだけどね。


やがて、こちら特有のお墓を見ながらすすんでいたら、すごく大きくてきれいな鳥が。

IMGP7933.jpg

近づいたら逃げられてしまったが、クジャクじゃなかろうか?


IMGP7944.jpg

IMGP7943.jpg

すっごく寒くて強い風の中、苦戦しながらマングローブの海岸を見ながら無理矢理食事。

もっと落ち着いて食べたいさー。


この島はアップダウンが激しいから、自転車では結構ひいひいなんだ。

IMGP7956.jpg

両側海の気持ちいいダウンヒルを楽しんだ後は地獄のヒルクライムが待っている。


小浜島再西端の岬に到達。

IMGP7965.jpg

無駄に広くて誰もいない海人公園では、あんまり眺めの良くないマンタの展望台がある。

IMGP7968.jpg

IMGP7972.jpg

展望台から上を見ると若干気持ち悪い。


IMGP7974.jpg

なぜか無人のビーチで焚き火が起きていたので、寒かった体を温めた。
焚き火の主は一体どこにいるんだ?


そしてこれが小浜島の自慢の農道、シュガーロード。

IMGP7998.jpg

要は、サトウキビ畑に囲まれた一直線の農道だ。うーん。


この島の人は特にお墓を大事にする。

IMGP8001.jpg

一番いい場所に、かなりでかいお墓を作る。
ご先祖を大事にする気持ちは、人に優しくなれる要素の一つだと思います。

商店で子供用にドラマでおなじみゴーヤーマンのシールを買ってやった。
もう今は売れてないだろうなあ。

港に帰る途中、リアルすぎる目玉の親父がポツンと座っているのを発見。

IMGP8008.jpg

周りの風景とかなりマッチしていた。


どうもこっち来てそばばっか食っていたからそろそろご飯ものが欲しくなって、泡盛チキンカレーを食った。

IMGP8009.jpg

まあ、おいしかったが無理して泡盛を入れる必要はないかもしれない。

しかも女子大生的4人組がぎゃっぎゃとうるさかったりして落ち着いて食えず。

そして僕は石垣島へと帰って行った。

なんだかぼくはちゅらさん観てたから良かったけど、観てなくて自転車でこの島を回った人は中々どうなんだろう?


石垣島に帰ったら、Wさんが明日のシーカヤックのガイドちゅらねしあの八幡さんに会いに行こうという事で、ドライブがてら白保に車を走らせた。

ちゅらねしあののお店(家?)に着くと、ちょうどツアーから帰ってきたお客さんと、八幡さんがいた。

来る前に雑誌やウェブで散々見てきた人なので、若干緊張したがすごく話しやすい人だった。

うちのりんたろくんと同じくらいの子供もいてすっかり和やかモード。

話をしていると、この人は大した人だと唸らせられることしばしば。

もうすっかり師匠と呼びたくなるような好人物だ。

明日は風も波もありそうだ。

未知なるシーカヤック。楽しみと不安が入り交じる。

しばし談笑をし、明日の再会を約してさんだるハウスへ帰った。


そして本日もWさんと近くの居酒屋へ飲みに行った。

ここの店が、なぜか店内広島カープ一色!

IMG_0363.jpg

石垣島まで来てカープという違和感。中々でした。
オーナーさんに名古屋の堂林君をよろしく頼むと言っておいた。


これがイラブチャーの刺身。

IMG_0364.jpg

あの見た目食欲が失せる真っ青ボディーのお魚さん。
皮の歯ごたえとともに食うと中々ウマかった。

こちらジーマミー豆腐の揚げ出し。

IMG_0365.jpg

ジーマミー豆腐自体驚きの食感なのに、その揚げ出したるやもうよくわからない新食感。ウマい。

こちらは何でしょうか。

IMG_0366.jpg

海のギャングウツボの唐揚げです。
よくよいこの濱口が食べてるやつだね。
ちょいと臭みがありました。


ハウスに帰ったら、名古屋の子二人がサーターアンダギーを手作りしていた。

IMGP8011.jpg

形はいびつだが、こっちで食べたどのアンダギーよりもかなりウマかった。

さすがは食の文化が混在する名古屋人。

食の適応能力はさすがなものがある。



記事が気に入ったら
股旅ベースを "いいね!"
Facebookで更新情報をお届け。

MATATABI BASE

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)




カテゴリー

アーカイブ

おすすめ記事

  1. 京都一周トレイル/京都

    京都一周トレイルラン〜東山コース前編〜
  2. 小太郎山/山梨

    小太郎男塾〜歩荷鬼六と不愉快な仲間達〜
  3. 上八川川/高知

    四国清流行脚1・上八川川編〜浮かれた漂流者〜
  4. ◉ りんころ成長記

    神々の理想郷〜デスゾーンの彼方に〜
  5. ◉日々のツレヅレ

    庭男あおによし〜三連休の残像〜
PAGE TOP