御嶽山麓某沢/岐阜

御嶽山麓某沢の戦い〜野郎二人の源流復帰戦線〜



ニルヴァーナからの覚醒

「夏」

それは1年で最もアウトドアが楽しい季節。

そんなゴールデンな季節に何もしないなんていう馬鹿な話はない。

それは目の前で横たわる夏目ナナの誘惑を断るに等しい愚行だ。

しかし僕は今年の夏、忙しさのあまりここ15年くらいで初めて「夏に山にも川にも行かない」というその苦行を生き抜いてしまったのである。

 

そしてあれよあれよと9月になったある日、僕はあまりの疲労でコンビニの駐車場で仮眠を取っていた。

すると次第に呼吸が浅くなって行き、何やら息を吸わなくても気持ちよくなって行き、やがてほのかにお花畑の映像が…。

ついに僕の頭からマーラ(夏目ナナ)が退散したのだ。

とうとう私は悟りを開いてニルヴァーナに達したのだ!っと思った瞬間。

僕はガバッと起き上がり、「あかん!死んでまう!本末転倒!やっぱ限界!」とストレス大爆発。

 

この時僕の中で何かがプツンと切れた。

そして「夏目ナナは逃したが秋吉久美子は逃さない!」と、無理やりスケジュール帳に遊びの予定をぶち込みまくったのである。

そしてその第1弾として埋め込んだのが、この夏の山欲、沢欲、釣欲を一発で取り戻すための「源流泊釣行」。

今シーズン初にして最後になるであろうその戦いで、今年こそ人生初の尺(30.3cm)オーバーのイワナを釣り上げるのだ。

この夏をすべて捧げた僕に、必ず山の神は微笑むに違いないのである!

 

さあ、2018年秋吉久美子ラウンド第1弾。

今回のパートナーは、僕と同じく今年の夏をすべて仕事に捧げてしまったジャンダラK。

この二人は、いわば長いマグロ漁船の航海から数ヶ月ぶりに帰って来た欲求不満の益荒雄状態。

さあ麗しきイワナ嬢たちよ!

この欲望の炎、受け止めてみるがいい!

マゾ魂を呼びおこせ!

戦いは現場に着く前から始まっている。

山の神はまず「すっかり腑抜けになったお前たちにマゾの感覚を取り戻してしんぜよう」と、ジャブ代わりの拷問を見舞って来たのである。

それがこの穴ぼこだらけで横が崖のスーパー酷道の洗礼だ。

進むたびに酷くなって行く道は、ドッカンドッカンと激しく上下して恐怖を煽る。

しかも何を思ったか、こんな場所にジャンダラKさんの「ハイエース・ハイルーフタイプ」というバスみたいな車で挑んでしまったので振動が半端ない。

体感震度はもはやマグニチュード10。

車の底も「ガガガッッ!ドカン!ドゴン!」とすごい音がして、このままじゃ横転して崖底一直線じゃないのか?と戦慄が走る。

僕は「ダメだって!ジャンダラさん!もう無理だって!止めてー!」と絶叫。

しかしジャンダラKは「ここで止まったら余計動けなくなる!突っ切るしかねえ!」と強行突破。

そして「ドッゴーン!」と大きくはねた巨体のハイエース。

危うく横転するかと思ったが、なんとか核心部を超えてプシューっとストップ。

もはや酷道を通り越した「極道」の世界観。

久々に山に来たのはいいが、なんだって毎度こんなスペクタクルで死を予感させるスタートなのか?

ひとまずこの安全地帯で一旦車を停め、この先がちゃんと行けるのかを探る謎のハイクがスタート。

釣りしに来たのに、一向に始まらない物語。

その後ジャンダラKさんが運転し、僕が外から「も少し左!あ!行き過ぎ!あと2cm内側に!」などと叫びながらのノロノロ運転。

やがてその酷道を突破した頃には、もう二人とも激しい達成感に満たされ「もう帰るか…」と言っちゃいそうな疲弊度に。

しかしここで帰ってたら無理やり今日の予定を開けた意味がなくなってしまう。

むしろこの山の神の粋な計らいによって、2人は内に眠っていたマゾ魂が叩き起こされて目が覚めた思いである。

 

しかしハイエース(買ったばかり)の持ち主であるジャンダラKさんの心は若干折れかけており、林道はさらに続くんだが「多分行けるんでしょうけど車はここまでにしましょう。」とかなり早い段階で降車。

これが何を意味するかというと、ここからの激しい峠を自転車で数時間かけて越えて行くことになるのである。

しかし男ジャンダラKは、そんな激しい林道サイクリングにこのような貧弱な自転車で挑んでやろうという心意気。


買い物カゴのカスタマイズがクール。



あんだけでかいハイエースから出て来たのがまさかのこのミニケッタ(2人の故郷三河では自転車をケッタと言います)。

そしてここで車を降りた途端、お約束の「雨」がご降臨。

何ヶ月も遊びに行けなかった男たちが、やっとの思いで手に入れた休日にダイレクトで雨を持ってくるあたりさすが。

思わずしみじみと、「ああ、山に帰って来たなあ」と思ってしまう瞬間である。

そんな「どんよりが過ぎるぜ!」って状況の中、雨に打たれながら2人は自転車での峠越えをスタート。

何気にこの2人は今回で3回目のコンビ結成だが、初回は雪山で「ホワイトアウトになるほどの吹雪」、そして2回目の沢では「鉄砲水になるほどの大雨」を記録して共に死にかけている。

もはやこの程度の雨なんて、彼らにとってはあたりまえ体操なのである。

峠を越えろ!

冷たい雨が2人を打ち付ける。

普通ならもう帰ってもいいような状況だが、夏を失った彼らがこの程度で撤退できるはずもない。

もちろん漕げやしないんで手押しです。

そしてこの登りがクソ長いこと。

運動不足の男たちは「ブホゥ!ブヘァ!」と嗚咽を漏らしながら泣きそうになって登って行く。

僕に至ってはこの数日、持病の謎の「右膝裏の張り」によって自転車無しでは己を支えられないナイスマゾ状態。

やがて1時間後、本来なら車で来れたはずのゲート到着。

結局車を停めたところからここまですげえ良い道だった。

普通に車で来れたじゃない…。

さすがは火中のマゾを余計に拾わせたら右に出る者なしなお二人である。

 

で、こっからが本来の自転車ハイクアップのスタートのため、さらに激しい手押しハイクアップが続く。

はっきり言ってもう気分はうんざりで、思わず顔も肥大化して顔面がフードに収まりきらない状況に。

一体いつになったら釣りを始められるのか?

景色はもう絶望的ホワイトで、雨もいよいよザザ降りに。

しかしこのような苦労を乗り越えた者にこそ尺オーバーのイワナ嬢は心を開くはず。

そう信じて男たちはまた1時間ほどかけて峠まで自転車を運び上げ、そこからは反対側の沢に向けて徒歩で移動開始。

そこから40分ほど下降し、さらにそこからこのような快適チャッピーなハイキングコースへ突入。

毎度思うが源流で釣りする人は「アホなのか?」と思ってしまうほど、魚のこととなると全てを忘れてマゾ聖人と化してしまう。

そしてその明瞭極まりない快適ルートを進んで行くと、

ついに今回の目的の沢に突入成功。

もうこの頃には全身がドブネズミのようにずぶ濡れで、疲労感も凄まじい。

僕に至っては膝裏の痛みでビッコ引いてる状態だし、濡れすぎて若干低体温症まっしぐら状態。

復帰戦にしてはいささかおマゾがすぎてしまったか?

しかし本来の戦いはここからやっと始まるのである。

激闘!お嬢様尺イワナ!

さあ、3年目のシーズンイン(もう終わりだけど)。

今年こそ尺を釣ってやるぞと気合いを入れ、雨の中でいざ釣りスタート。

なかなか開けた渓で気持ちがよく、地形的にも鉄砲水は起こりにくい沢なので前回のような恐怖感はない。

そして開始数分。

なんと早くもアマゴがヒット!

僕の顔のサイズがおよそ80cmなので50cmはあろうという大物だ。

ってのは嘘で、15cmにも満たないおチビちゃんだったからそのままリリース。

今日は峰不二子のようなオトナ尺イワナ嬢をナンパしに来たのであって、君のような未来のある未成年に興味はないのだ。

しかしこの調子ならこれから一体どれだけ釣れるんだろう?いよいよ尺童貞卒業か?と期待が高まりまくる。

しかしそこからパタリと嬢たちの気配が消えた。

おそらく好調スタート&溜まりに溜まった欲望が顔に出てしまって、下心オーラがダダ漏れてしまったのが原因だろう。

そんな中、前方のジャンダラKさんが激しく狼狽している姿が目に入った。

慌てて駆けつけると、彼は「すげえのが掛かってる!尺どころか35cmはあるよ!」と激闘中だったのだ。

確かに水中には35cmはあろうかという大物が必死で抵抗している。

ジャンダラKさんもまさかそんな大物がかかるとは思ってなかったようで、興奮度マックス。

それは街でナンパした相手が偶然「叶恭子だった」的な狼狽感。

思いがけない大物に対し、ここからは僕がタモを持ち、ジャンダラさんは叶恭子を疲れさせるという2人体制アタック。

何度か弱らせてタモで恭子をすくいあげようとするが、グッドルッキング・ガイにしか興味ない彼女は必死の抵抗。

結局そこで数分間格闘した挙句、恭子はジャンダラKの針を外して淵の奥へと逃亡してしまった。

これにはがっくりと肩を落とす2人のハラボテルッキング・ガイたち。

しかし戦いはまだまだ始まったばかり。

とりあえずこの沢には叶恭子レベルの嬢がいることがわかっただけでも収穫。

次に現れるのは森泉か?君島十和子か?

今回のナンパ釣行は一筋縄ではいかないようだぞ。

気を引き締めていこう!


奇跡到来!7尺の男!

あれからどれくらいの時が経っただろうか。

僕は何度も何度も何度も何度も竿をふってお相手探しを続けたが、叶恭子どころか魚の気配すらしない。

次第にこの沢にいる生き物は俺だけじゃないのか?と思えてくるほど生命の気配を感じなくなって来た。

気分はもはやオデッセイで火星に取り残されたマット・デイモン。

何ヶ月も遊びに行けず、やっと手に入れた休日に私は今雨の中で何をやっているのかと自問自答してしまう厳しい時間帯。

これが何ヶ月も禁欲生活に耐えた男への答えなのか?

もういっそあのままコンビニの駐車場でニルヴァーナしちゃってたほうが幸せだったのだろうか?

しかし天はこの男をちゃんと「その瞬間」へと導いているのである。

 

やがて僕は最初の一匹以来全く魚に出会うことなく、最終地点の淵に到達してしまった。

ここはテンカラではとても釣れそうにないので、餌釣りのジャンダラKさんに全てを委ねて僕は納竿。

もう大物を釣るというか、何とか「今晩のおかず分だけは釣りたい」という小さな戦いへ。

そんな戦いの最中でも、僕は靴が岩の隙間に挟まって抜けなくなるという変な奇跡だけを発生させる。

全然抜けないこの奇跡に対し、一人静かにここで数分間もがき続ける。

やがて靴が抜けた時、ジャンダラKさんも見事に20cmほどのおかずを引き抜いた。

これでとりあえず一安心。

ここからジャンダラKさんは尺釣りに向けて長期戦に突入した。

僕もただ待ってるだけじゃ退屈なので、一個下の淵に移動して竿を振ることにした。

そう、僕は「最後まで諦めない者にこそ奇跡が舞い降りる」ってことを知っているからだ。

人は悪あがきだって嘲笑するんだろう。

しかしこういう諦めない男にだけ見える世界があるってことを僕が証明してみせる。

 

すると一投目!

ついに男は3年間待ち続けた「尺オーバー」の奇跡を巻き起こす!

その一投目は緩やかに弧を描いて、頭上の枝に毛針ごと引っかかる。

男はそれを外そうと岩を登る。

そして次の瞬間。

彼は濡れた岩に足を滑らせ、そのまま2mほど頭から滑落。

そのまましたたかに地上に打ちつけられて超悶絶。

そう、彼は尺(30cm)をはるかにオーバーする「7尺落ち」を達成。

それはもう蒲田行進曲の階段落ちを彷彿とさせる見事なもので、落ちた直後に痛みに耐えて己撮りする姿は見る者に感動すら与えるビッグヒット。

しかもである。

最後まで諦めなかった者に与えられるご褒美。

それがこれである!

男の下敷きになってバキバキに折れた竿。

これが達人だけが見ることができるという、「尺」をはるかに超えた「ショック」という世界。

まだ初日だというのに「竿」という最大の武器を失うビッグプレーが炸裂だ。

まるで沢の真ん中でこれからテント張るためにポールを組み立てている姿に見えるがさにあらず。これは竿だ。

ふんずけたのが竿じゃなくてハズキルーペならこんなことにはならなかったものを…。

ここで彼のプレーを振り返ると、黄色の地点で足を滑らせて頭から滑落して竿に着地するという大技だったことがわかる。


奥ではそんな事態に気づかず釣りを続けるジャンダラKさんの姿が。



余計なことはせず、さっさと諦めてればこんなことにならなかったものを…。

 

やがて男はふらふらと上の淵に戻り、びっくりするジャンダラKさんに対し「いやあ、ちょっとダウジングして水脈を調査したくなってね。」と謎の強がり。

そして彼は「見つかったよ…水脈が…僕の両目にね…」と呟いたかと思うと、その場で膝をついて号泣したという。

こうして彼はこの貴重な初日を、「雨」「小魚1匹」「滑落」「竿奉納」という充実さで締めくくった。

苦労してまでこの沢に来て、彼は一体何がしたかったのであろうか?

魂の焚き火ナイト

頬に伝うは雨か涙か。

ひとしきり肩を震わせて泣いたら撤収開始。

もうすっかり秋の気配が近づき、体も心も冷え冷えだ。

テン場に戻ってからはテント立てて、寒さを凌ぐための薪集め。

もちろん乾いた木なんてないもんだから、そりゃあもう着火作業が難航。雨が上がってたことだけが救い。

もう「狼煙か?」ってくらいのモクモクの煙でゲホゲホ言いながら、何とかおなじみの火吹き棒(バーゴ・アルティメットファイヤースターター)で火を育てていく。

バーゴ/アルティメットファイヤースターター

created by Rinker
バーゴ

ただこうゆう濡れまくった木への着火が成功すると、なんかちょっと自分の中で「テレテレ テッテッテー」とレベルアップの効果音が聞こえる気がして気分がいい。

そして着火後はもちろん釣った魚(全部ジャンダラさんの)を串に刺してぶっ刺していく。

雰囲気のある笠をかぶったジャンダラKがやると、毎度職人感が出てそれだけで美味そう。

そしてビールで乾杯して、日頃出さない大きな声で「サイコー!」と叫ぶ。これ源流泊の醍醐味。熊予防にもなるし。

お互い山釣りはもちろん、この「焚き火」という瞬間のためにここまで来てる感があるほど焚き火好き。

飯を炊いて、そのあとすかさずジャンダラKさんが「今日は焼肉っす」と調理開始。

すると油に火がついて、猛烈なフランベとなる男の料理が展開。

予期せぬハイパーフランベに、男たちの「うおおおおおお!」という叫び声と高笑いが闇の夜空に溶けていく。

これぞジャンダラKの沢料理四十八手の一つ「カルシファー焼き」である。


もう具材の状況を確認すらできない。



そしてそれを炊きたてご飯にぶっこんでかっ喰らう。半端なくウマし。

でもってじっくりじっくり遠赤外線で焼いたアマゴをほうばる。これまた安定のウマし。

「やっぱ食って美味いのはこのくらいのサイズっすね。尺なんて釣っても美味くないって。」とご満悦の、本日小魚しか釣ってない男。

でも釣れなくてもいいの。

こうして山の中で焚き火してお酒飲めるだけで、この数ヶ月のストレスが洗い流されていくのです。

ジャンダラKさんも、今年の3月くらいから一念発起して熱帯魚屋さんを開業させている。

お互い形は違えど必死で食らいついて来たこの数ヶ月の苦労や将来の話で盛り上がる。

お互いに驚くほど収入は少ないが、好きで始めた道に迷いはない。

ちびちびと飲むウイスキーは焚き火の煙で芳醇な味わい。

やはり沢泊の夜は素敵なのである。

サヨナラけいちゃん

二日目の朝がやってくる。

前日の行き過ぎた奉納活動のおかげか、この日は一転良い天気。

しかし僕には「竿」がないというまさかな状況。

でもジャンダラKが予備でテンカラ竿を一本持って来ており、なんとかそれを借りて、今日ははるか下流の方から釣り上がることに。

ここがまた猛烈に綺麗だった。

今日こそ「7尺落ち」や「ショック」ではなく、本物の尺イワナを!と期待が高まる。

で、またしてもいきなりヒット!

超小せえ!

というかもうイワナとかアマゴですらねえ!

 

そしてそれ以降、再び沢には長い長い沈黙が続いた。

やっと来た!って思ったら、尺にあとわずか22cm及ばない8cmほどのアマゴ。惜しい!尺まであとちょっと!

後に聞いた話だと、この数日前に来た大型台風のせいでここいら周辺は全然釣りにならない状態になってたらしい。

結局こんな山奥まで苦労して来て、僕はメダカのような小魚を3匹ほど釣って今シーズンを終了。

この日のためにわざわざ買って来た「大量に釣れた時用のビク」と、「尺が釣れた時にすくい上げる用のタモ」の出番は最後まで無かった。

もういっそメルカリで売ろうかな…

使う時なさそうだし…

竿の修理代欲しいし…

 

そして僕らは帰路に着く。

帰りは昨日苦労した分が報われるダウンヒルでの脱出だ。

昨日散々苦労して登って来た道をあっという間に下って帰還。

なんか結局釣りに行ったのか竿を折りに行ったのかよくわかんない旅だったが、終わってみれば大満足。

やっぱり自然の中で遊ぶのは改めて気持ちがいいことだと実感。

帰りはあの「極道」以外に普通に良い道があったんで(あったんかい)そっちから帰りました。

 

そして僕がスマホで見つけた温泉へ向かう。

しかし百戦錬磨のジャンダラさんは嫌な予感がしたのか「本当に温泉やってますか?どうせ定休日じゃないんですか?」と疑ってくる。

僕は「ちょっと調べてみます…大丈夫です、定休日はないです。でも月一で第4水曜日だけが休みみたいです。」とぐっと親指を立てる。

するとジャンダラさんは静かに唇を噛んで言う。

「今日…第4水曜日っす…」と。

 

結局このせいでかなり遠回りして下呂の温泉まで行くことになったが、いつものように門前でうなだれることにならずに済んでよかった。

1人だったら間違いなく営業してない温泉に突入していくところだった。

 

とりあえずこうして久しぶりの源流泊釣行は幕を閉じた。

長らく外遊びしてなかった分、結果はどうあれとても充実したものになった。

ただし携帯が圏内に入った途端、仕事のメールやメッセージが大量に入って来て現実への引き戻され感が半端なかった。

それに動揺したせいで、お土産で買った「けいちゃん冷凍セット」をそのままジャンダラKさんのハイエースの中に忘れて帰るという追いまさかも。

結局そのけいちゃんはジャンダラKさんに奉納しました。

 

ちなみにジャンダラKさんの熱帯魚屋さんはこちらです。

水槽や生体の買取り・引取りもしてるみたいで、東海地区、特に三河の熱帯魚好きな人は要チェック!

 

さあ、久々だろうと結局いつも通りの展開でしたね。

しかしまだまだ「2018年秋吉久美子ラウンド」は始まったばかり。

ここからは無理やりスケジュールにねじり込んだ旅をこなして、仕事も遊びもしっかり両立していこう。

次のステージは「海」。

かつて西伊豆で漂流してゲロ吐いて死にかけて以来のシーカヤック。

瀬戸は日暮れてゆうマゾこんマゾ。

無人島に渡って再び圏外に逃げてやる。

待ってろ、瀬戸内海!

 

それではまた。

とりあえず竿を修理に出して来ます。

 

※今回使用したウェア&ギア一覧は次のページへ

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MATATABI BASE

コメント

    • nagaken
    • 2018年 10月 06日

    ようやく待望の新ブログ 待ってました(^^)
    あれだけ禁欲生活を続けられたのにもかかわらずのこの仕打ち
    ユーコンさん 相変わらず持ってますね~
    ツイートされた時点で結果は薄々わかっていましたが(笑)
    これからも元気におマゾり続けてください(^^)
    次回も楽しみです

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 06日

      今回はほんとに良い思いする気満々でしたし、なんかいい加減尺の祝福を受ける気がしてたんですが…。
      散々溜めに溜めた後でこの仕打ちはないですぜ。
      でもなんか妙に「帰ってきた感」を感じていたのも事実。やはり僕はこんなダークサイドが落ち着くようです。
      ただ考えようによっては頭から落ちて怪我もしてないし、事前に温泉やってないことを察知できただけ運が良かったのかと。
      この秋吉久美子ラウンドは出来るだけポジティブな気持ちで戦っていこうと思います!

    • ドゥイッチョ
    • 2018年 10月 06日

    ども! ドゥイッチョ です。

    毛鉤ならいくらでも巻いてあげるから
    ムリに回収しなくてもいいのに・・・

    それにしてもロッドには縁がないね。
    阿寺渓谷にいったときは、うん○して行って落としちゃったしね。
    さすがに水に糸垂れてないと尺のチャンスはないよな。

    ジャンダラK君、熱帯魚屋さんになったんだ!
    魚に囲まれて楽しそうだな。
    旧ブログがずっと更新されていなかったからどうしてるか
    気になっていたんだよね。

    ユーコンカワイ君がBBGで独立したときもそうだったけど、
    好きなことを仕事に開業したって話を聞くと、
    胸の奥がざわざわするな・・・このままでいいのか?ってね。
    お二人の成功をお祈りいたします。

    そのうち仕事帰りにジャンダラK君のお店に寄って、
    アロワナのエサやりでもしてくるよ。

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 07日

      師匠!どうもです。
      師匠に巻いてもらった毛針をそう易々と山に奪われるわけにはいかず(というか大分奪われて在庫わずかにつき)、必死で取り戻しに行った結果このようなビッグプレーを達成することができました。
      もう「あ、竿って消耗品なんだね」って思うようにしてますよ。
      うんこして無くしたし、BBGでも2回折ってるし…。釣れなくて心折れる前に竿が折れるという。

      ジャンダラKさん、頑張ってますよー。
      やらずに後悔はしたくなかったって言ってたし、やっぱり基本的にお魚が好きなんですよね。
      あの愛情は必ずお客さんにも伝わると思いますよ。
      自分の夢に挑戦するも冒険、現状のまま今の自分を突き詰めて行くも冒険っす。
      でも師匠にはドゥイッチョDIYワークスを立ち上げて、世に革命を起こして欲しいっすね。

      ぜひ彼のお店に寄ってあげてください!
      そんでもってみんな落ち着いたら、次は3人で釣りに行きましょう!

    • おとおさん
    • 2018年 10月 07日

    もしや?と思っていましたがユーコンさん25日御嶽山にいたんですか…はぁ…
    雨男が呼んだ雲は消えず中アを越えて26、27と南アにやってきましたよ。家族でのおもてなし登山で甲斐駒、仙丈に行こうと北沢峠で陣を張っていましたが、1日雨で停滞というとんだおもてなしをしてしまいましたw
    28の仙丈は時間切れで小仙丈までしか行けず(十分いい景色なんですけど)登山後に来る父からの「楽しかったよ」のメールもなくほろ苦いおもてなしになってしまいました。次のおもてなしは来年に木曽駒予定してますんでユーコンさんとかち合わないことを祈ってますw

    これからも元気で楽しいブログ更新期待してます

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 07日

      やはり被害者が出てましたか…。
      ちょっと久しぶりの山でテンション上がっちゃって、いつもよりオーラが出すぎてしまいました。
      ほんとこのブログリニューアルした直後からずっと雨だし、台風も何発も来るわで大変なご迷惑をおかけしております。
      テン場で雨停滞ってほんとやるせないっすよね。こもれび山荘ならある程度時間も潰せるし、運が良ければヒッキーもいたかもですね。
      まあでも小仙丈ヶ岳も絶景ですし、お父さん楽しんでくれてたと思うんですが…どうでしょうね?
      とりあえず来年は木曽駒ですね。わかりました。最近は周囲5県くらいに影響出ますんで、出来るだけ北海道か沖縄あたりで身を潜めてます。
      次回こそ晴れんことを!

  1. 竿奉納のくだりで、声を出して笑ってしまった!
    ゆるくてマゾくておもしろい、ユーコンさんの記事が読めてまじ幸せっす!
    お忙しいと思いますが、今後も楽しみにしてます!

    いつも奉納したギアをクラウドファンディングで再購入費用募集してくれれば、応援します 笑

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 08日

      Shinさんどうもです!
      プロフィール写真まで登録してくれて嬉しい限り。
      こんなゆるくてマゾくて悲惨な記事から謎の勇気をもらってる人もいるようで、おかげでこちらも色んな傷が癒える思いですよ。
      しかし出だしから夏目ナナですからね。さすがにBBGのようなメディアではこういうこと書けませんから自由にやってます。

      竿はね…正直源流の現場で竿を折るって行為が毎回のように続いてるんで、もう竿は折れるもんだと認識してますよ。
      本人も落ち着いたもので、普通は悲嘆に明け暮れる局面ですが、「まずは己撮りを!」とセルフタイマーセットするという余裕さです。
      そんで後からじわじわ味わうんですよ。後悔ってやつを。

      今までの奉納ギア代金のクラウドファンディングアツいですね!
      ただの個人的なミスの補填を、一体どれほどの人が無駄に応援ししてくれるかは謎ですけどね。
      これほど「未来」や「夢」を匂わせないクラウドファンディング、多分怒られるでしょうね…

    • 海苔
    • 2018年 10月 09日

    あいかわらずのユーコンワールド展開で笑わせて頂きました!
    竿を折ってまでとはおマゾがすぎますねー

    自分も9月、10月とことごとく登山の日に台風で全く登れないという事態に・・・
    せっかくテントまで買ったのに使わないで来シーズンへ持ち越しとなりました。

    今後共ゆっくりペースでの更新楽しみにまっております!

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 09日

      なんかこれからはノンマゾでのんびり楽しげなものを書き綴って行く予定だったんですが、結局蓋を開けてみればいつもの感じに…。
      所詮僕は僕がと思い知りましたよ。あの画期的な竿の姿を見た時に。
      今後の山釣りの記事は、尺を釣るというより、どんなスタイルで竿を折るかと行ったところに焦点が当てられそうです。

      今年の9月10月は本当酷いもんですよね。
      本当このブログリニューアル発表を境に日本から晴れが消えました。
      ただ竿を折ったことである程度落ち着くかと思うんで、来週あたりから回復に向かうと思います。
      ただ僕が秋吉久美子ラウンドと称してガンガンに予定入れちゃったんで、もしかしたら今年はもう冬まで晴れないかもですね。
      ちなみに今は瀬戸内海にいますが、あした晴れ予報だったのに今日見たら傘マークに変わってました。
      やってらんないっす・・・

  2. さすがのマゾい山行(沢)に安心しました♫

    僕は御嶽山は10月2日に登ってたので
    ユーコンさんの(呪い)雨にはやられずに済みました(^。^)

    僕もいろいろな大切なモノを山やツーリング中に
    無くしてきましたが(*_*)
    まさか竿を折ってしまうなんて…

    しかし渓流は釣れないものなんですね〜
    沢筋を登りながらの釣りは興味があるけど
    ユーコンさんを見てると踏み出せない(^^)
    なかなかの修行だと思いますが気長に
    がんばってください♫

    もっとむか〜しのジャンプネタを期待してます
    確か鈴鹿山脈全山走破!しようとして敗退して
    ジョジョのネタが使えなかった事があったような(^.^)
    ジョジョ大好きなんでいつまでも走破するのを
    待ってますよ〜

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 12日

      御嶽行ってたんですね。
      日にちがずれてて良かったです。我が呪いは2,3日は近隣5県に悪天候の余韻を残しますから。
      そしてもう僕は一体今までどれだけの物を失い破壊してきたんでしょうか。
      総合したら軽くハワイ旅行分は行けるくらいいってるんじゃないですかね?

      渓流は釣れませんよー。僕の腕もありますが、特にテンカラは世間で「簡単に釣れる」的に煽ってますけどそんなの妄想ですよ。
      挙句雨降ったら鉄砲水の危険と隣り合わせだし、道無き道を行って大変だし。
      でもだからこそ釣れた時の感激と言ったら…。
      それはもう急に嫁に「いつもありがとう」って言われるに等しい感動です(言われたことないけど)。
      でもまあ釣れなくてもあの環境下で竿降ってるだけで割と満たされますよ。

      鈴鹿のジョジョ未遂、ありましたねえ。
      もう今ではとても全山走破なんてとてもできませんが、たくさん山頂踏むような時は己撮りでジョジョ立ち山頂で決めて来たいと思います。すげえ恥ずかしいでしょうね…

    • 旅のクラッキ
    • 2018年 10月 18日

    初めまして。

    屋久島の花山歩道を調べていて、ユーコンさんのプチ遭難記事を見つけてからのファンですが、最近BBGに登場しないのでユーコンロスになっていた際にこのサイトを見つけ
    思わずコメントしてしまいました。

    色々と大変かとは思いますが、これからも定休日の温泉の件を中心とした股旅の提供を楽しみにしております。

      • yukonkawai
      • 2018年 10月 19日

      旅のクラッキさん、初めまして!
      懐かしいっすねえ花山歩道。
      まだ登山やる前の無謀な挑戦で、思いっきり道迷って脱水街道まっしぐらだったやつですね。まあいまでも成長もなく似たような感じですけど…。
      そんなユーコンロストはよくあるんですが、まさかのユーコンロス。嬉しい響きですよ。
      なんだかんだと色々ありましたが、今後も基本的にあんま変わらない旅のスタイル、というかもっと自分らしいのびのびとした旅の記録を綴って行きます。
      ゆるーくお付き合いください。

      というか「定休日の温泉の件を中心に」って時点でもはやアウトドアブログじゃないっすね。
      でも今後もちゃんと全国の珠玉の「定休温泉巡り」をお届けしていこうと思ってます!
      オススメの定休温泉があったら教えてください!
      休みが年に一回とかそそります。間違いなくそこにダイレクトに導かれる気がします。

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