前回の記事から色々と考えた。
「今週末からの八重山の旅がとても申し訳ない気持ちになっている。」 という僕の文章に対して、
昔の会社の先輩に叱咤された。
被災で亡くなった方たちに安らかな気持ちが与えられる様にしてこい。
それだけの重圧を抱えて行って来いと。
すごくありがたい言葉だった。
被災もしてない僕が励まされてしまって恥ずかしかった。
同時に僕らが率先して、元気に笑顔で被災した方々を励まさなければと思った。
さらに井上雄彦さんのTwitterとスキマスイッチさんの動画も紹介してくれた。
井上雄彦さんは僕が敬愛する漫画家で、震災後自分のTwitter上でひたすら笑顔の人たちの絵を何枚も発表した。
最後にスラムダンクの安西先生の笑顔が出て来て、
「あきらめたらそこで試合終了ですよ。」
って言葉が聞こえてきそうないい笑顔のイラストだった。
僕らに出来るささやかな事。
まずは自分が笑顔を取り戻し、被災地の復興に向けて笑顔でたくましくある事。
スキマスイッチさんの動画は震災後に、
「僕らは歌う事しかできませんが聴いて下さい。」
と、「奏」を歌った。
彼らに出来る、彼らにしか出来ない精一杯のエール。
余計な事は何も言わず、心を込めて歌っているのが分かる。
彼らは歌う事で、被災地へ「心」を届けた。
僕に出来る精一杯な事。
それを可能な限りやってみたい。
井上さんのみんな笑顔に。→ コチラ
スキマスイッチ →コチラ
そして偶然拝読させて頂いた陸上選手の為末大さんのTwitterにこのような文章が載っていた。
「罪悪感にかられて日々を疎かにしないでください。不謹慎という言葉を恐れて人を笑顔にするのを忘れないでください。どんな仕事であれいつもと同じ事を淡々と続ける事が日本の力になります。」
素晴らしい言葉だ。
僕は自分の無力感に心を落とし、被災者を励ますどころか自分が暗くなって人を笑顔にする事をおろそかにしていた。
今、僕が出来る事。
とてもささやかなことでもいい。
大きな支援でもない。
個人で出来る事には限界はあるけど、せめて笑顔になれる心を届けたい。
そこで極めて小規模で個人レベルなプロジェクト(そういうと大袈裟だけど)を立ち上げてみた。
「Smiling Seeds Project 2010」
詳細はまたまとめてご報告するけど、要は何をするかというと次の4つ。
・このデザインで横断幕を作り、八重山諸島の一番美しい場所でとびきりの笑顔で撮影します。
・その横断幕の裏に賛同してくれた人たちに応援メッセージを書いてもらいます。
・旅先で出会った人に、Smileボード(2こ上の画像のもの)を持ってもらって笑顔の写真を撮ります。
・そうして集まった笑顔写真をまとめてステッカーにして支援物資に貼って、横断幕とともに被災地へ送ります。
偽善や自己満足だといわれても、あえて否定も反論もしません。
僕が出来る事をやってみる。
メッセージも写真も大して撮れないかもしれない。
それでも、誰か一人でも被災者の人が笑顔になって、勇気をもらえたと思ってくれる可能性があるならやってみたい。
詳細はまた書きます。
今日はそんなささやかな決意表明でした。
ささやかなるプロジェクト始動
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