伝説の「槍ヶ岳三日間戦争」が幕を閉じた前回。
さすがの奴らもその蓄積された疲労度は中々のものだ。
普通なら大人しく温泉に入って帰る局面だ。
しかし彼らは日本有数のアクティブマゾ集団。
疲労が蓄積された今こそその真価をいかんなく発揮する。
彼らが向かった先は長野県豊科の「万水川」(よろずいがわ)。
ここでカヌーをして、さらに疲労を蓄積して帰宅しようというのが彼らの狙いだ。
そもそもB女房はこのカヌーが目的で来ている。
彼女にしたら槍ヶ岳なぞは所詮寄り道でしかなかったのだ。
こうして始まった槍ヶ岳から万水川への、節操無しの槍万(ヤリマン)ツアー。
ここで我々はあの伝説の日本昔話の現場に遭遇する事になるのだ。
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新穂高からはるばるやって来たのは豊科運動公園の駐車場。
本日もうだるような灼熱の大快晴。
この運動場の隣には「安曇野わさび田湧水群」という、すこぶる奇麗な湧き水が溢れている場所がある。
すごく奇麗な水だが、我々はいい大人の紳士なのでただその水を眺めただけだ。
この程度ではしゃぐほど子供ではない。
一応紳士のたしなみとして、ちょっとだけ水に触れてみただけだ。
そもそもここが泳いでもいい場所かすら分からない。
しかし勢い余ったバターNが、なんと二日連続の少林寺奥義「水上槍ヶ岳」を早くも披露。
認めてしまおう。
そう、我々は激しく浮かれていたのだ。
この三日間、ずっとストイックな戦いを繰り広げて来た4人。
ココロもカラダも干し椎茸のようにすっかりと乾きまくっていた状態。
このクソ暑い日に山を登るなんてとんだマゾだったのだ。
やっぱり夏の川は最高だ。
やがて運動場脇の用水路から出発。
この川のスタートは他の川と比べて、抜群に雰囲気がないスタート箇所だ。
だって用水路なんだもの。
それでもこの川は徐々にその姿を変えて行くバリエーション豊かな川。
しかも鮎がいないので、夏でも気兼ねなく川下り出来る数少ない名川なのだ。
ストレートで危険箇所もない素敵な用水路。
流れは早くて、漕がなくてもいいくらいで快適そのものだ。
あの歩いても歩いても全く進んでる気がしなかった槍ヶ岳を思うと、体感速度はウサイン・ボルト級だ。
そして信州特有のこの牧歌的な雰囲気と広い空。
まるで北海道の川でも濃いでいるかのような開放感。
早くも漕ぐ事をやめてくつろぎ出す男たち。
ああ、やっぱり川はいい。
あの悲壮感たっぷりの山旅のあとだけに、もうとろけてしまいそうだ。
暫く進んで行くと橋がある。
その橋をくぐると、途端に密林の中に吸い込まれて行く。
すぐ近くに市街地があるとは思えないほどの色濃い原生林。
用水路区間から密林区間への第二幕だ。
ここを少し進むと一本の細い流れが合流して来る。
その流れを必死で遡上して行く。
するとお馴染みの水車小屋のご登場ですな。
ここに来るのは実は7年ぶり。
すごく雰囲気のいい場所なんだが、明らかに7年前と違う光景が展開されていた。
以前はカヌー野郎たちの独壇場だったこの場所が、沢山の巨大な観光ラフトに占拠されていたのだ。
ラフトにじいちゃんばあちゃんが多数乗っているという異常な情景。
去年NHKで放送された連続テレビ小説「おひさま」のロケ地になったらしく、そこに目を付けた観光協会が遊覧ラフトを設置したってとこだろう。
そのお値段15分で900円。
途端に越前屋ばりの悪い顔になる僕とB旦那。
これは観光客を引き抜いて15分500円でカヌーに乗せてやれば一儲けできてしまうぞと。
だってこんなにも順番待ちしている人で溢れてるんだもの。
でもこの人達の羨望の眼差しを浴びながらのカヌーも悪くなかった。
なんせこっちは自由自在に時間制限なく漕ぎ回れるし、こっから先にも下って行けるぞという優越感。
ここはカヌー野郎がちょっとだけヒーローになれる数少ない場所。
普段家庭で罵倒され蔑まれている僕にとって、唯一の悦に浸れる貴重な空間なのだ。
そしてすっかり観光地化してしまったが、やっぱりここの水車小屋はいい雰囲気。
まるで日本昔話の一コマのようだ。
お子さんがいる人はこんな感じで読み聞かせてあげるといいだろう。
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むかしむかし、あるところの川でおBさんがカヌーを漕いでいました。
すると川の上流の方から、どんぶらこどんぶらこと一匹のマゾが流れて来ました。
おBさんはそいつを捕まえて、カヌーの舳先に縛り付けました。
やがてそのマゾの足がV字にパカッと開脚。
中から疲れた中年の男が現れました。
おBさんは男に「マゾ太郎」という名を付けて痛めつけましたとさ。
やがて成長したマゾ太郎は鬼が棲むという「鬼嫁が島」へ鬼討伐に向かいました。
犬のバターN、猿のB旦那、キジのB女房を引き連れてついに島に上陸。
槍ヶ岳という苦難の道のりを経てここまで辿り着いたマゾ太郎ご一行。
そんなマゾ太郎の前に、ついに鬼嫁が突然登場。
「おら!いつまで遊んどるんじゃ、このブタ野郎!」
うおお、めちゃくちゃ怒ってるじゃないか。
しかもりんたろくんまで怒ってるぞ。
こうして恐怖におののいたマゾ太郎は戦わずして降参。
やがてマゾ太郎はそのまま鬼嫁が島に養子として捕らえられました。
そして日々罵倒されて、幸せな人生を送りましたとさ。
おしまい
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随分と救いのない昔話だが、この話は実際に現代に生きるある一人の男がモデルだと言われている。
上の土下座姿は、岐阜県のとある家庭内でもよく見られる光景だ。
さて、上陸したのは「大王わさび農場」。
こんな感じで川旅中に上陸して観光できる軟派な川なのである。
ここで買うのはお約束の「わさびビール」と「わさびソフト」。
何やら7年前よりわさび感が薄くなっている気がしたぞ。
その分観光ラフトに金をつぎ込んだのかな?
で、これがその巨大ラフト。
これなら大歩危小歩危も漕がずに突破できるんじゃないか?
ここで「おひさま」のポスターを発見し、井上真央と同じポーズで悪ノリをするB女房。
井上真央よりはるかにおひさま的笑顔を炸裂させているが、いかんせん「軍手」だった事が惜しまれる。
そして「おひさま偽証罪」の罪で、B女房が奴隷船に売られて行った。
このように本日も暑さで徐々に頭をやられ始めるご一行。
そして大勢の観光客の面前でバターNが卑猥な行動に出る。
体勢を整えて…
一気に屁をこいた。
ように見えるが、実は体を一回転させてカヌーに乗り込もうとして出だしから失敗している状態だ。
もしこれが屁だとしたら、この勢いなら間違いなくさっき食べたわさびソフトが散乱したはずだ。
お金払って観光ラフトに乗るのもいいが、やっぱり川は中に入ってこそなんぼだ。
あー、楽しかった。
で、再び密林区間に戻ってツーリング再開。
やがてお馴染みの「おせっかい看板」が現れる。
懇切丁寧に「この先流木有り」「右に寄って合流してください」などの看板がADのカンペのように次々と現れる。
散々恐怖を煽った末に、結果は全然大したことないという余計なお世話千万な看板だ。
やがて密林区間が終わると、方々から5本の川が合流して「万水川」は「犀川」となる。
密林を抜けるとズバッと一気に空が開けて、いよいよ第三の区間に突入です。
水量も水流も一気に豊富になり、大きな空のもと快適に流されて行く。
西を見れば豪勢に北アルプスを眺めながらの川下りだ。
昨日の朝にはあの山の奥の槍の先っちょで格闘していたなんて信じられない。
これぞ槍万ツアーの醍醐味だ。
そしてここで再び神々しく天を見上げるマゾ太郎の登場。
ついに暑さで彼の我慢が爆発した。
長年の夢を叶える時が来たようだ。
技を極めた剣豪は、晩年になるともはや剣を持つことなく相手を威嚇するという。
そしてマゾを極めたカヌー野郎は、暑くなるともはやカヌーすら漕がないで川を下るという。
己の身だけで川を下る「ライフジャケッティング」という新ジャンルの漕法だ。
颯爽とトップをどんぶらこするマゾ太郎。
しかし早くもB旦那に先頭を奪われるマゾ太郎。
そこでスペシャルターボエンジンを発動。
しかし槍ヶ岳で足腰に重傷を負っている手負いのマゾに勢いがない。
そこでわずかに元気な上半身での必死の追い上げ。
そして男は力尽きた。
これにて完全なる五体破壊を達成し、満足げな表情のマゾ太郎。
余計な体力を使わせたら、彼は日本一だ。
結局力尽きたマゾ太郎はそのまま搬送された。
何も事情を知らない人が見たら驚くかもしれない。
明日の東スポの一面に「信州に蘇る魚人伝説。犀川に珍獣サイちゃん出現」などという見出しが躍るかもしれない。
でもこれが思いのほか凄く楽しかった。
やっぱ川は夏だよなあ。
各県に一本、せめて少しの区間だけでもいいから鮎釣り禁漁区があったらなあ。
などと思いながらダンディーに川をライフジャケッティングする男。
と、余計な事をしていたら前方に瀬が迫って来た。
慌ててカヌーに乗り込むライフジャケッター。
そして大満足のツーリングが終わり上陸。
今回は短めに龍門淵公園でのゴールとなった。
おや、アクティブマゾ集団と言う割に随分短めじゃないと思われたかもしれない。
実はここに一度は漕いでみたかった、とある場所があるのだ。
この公園内にはカヌーの競技場などいうマニアックなものが存在している。
実際、ここにバターNと車を置きに来た時にもここでラフティングの練習が行なわれていた。
その時の写真ね↓
長いカヌー人生を行きて来たが、正直競技的なカヌーとは全く無縁の世界で生きて来た。
ほぼカヌー技術はゼロで、基本スタイルは「漕がない」がモットーの僕のカヌー。
でも一度でいいから、このようなコースを漕いでみたかったのだ。
柵をよじ登ってコース内に侵入。(注/一応本には自由に使っていいと書いてあったし、後で会った人にもいいって言われたから問題ないと思う。多分ね。)
なんだか妙に悪い事してる気分で、別のハラハラ気分も味わいながらの侵入だ。
そして両選手のスタートです。
なんだかんだ10年以上カヌーやってるからそこそこいけるかなって思ってた。
でもそんな思いはズタズタに切り裂かれた。
そもそも二人乗りダッキーでそんな細かい動きは出来ない。
僕などは思いっきりポールに頭をぶつける始末。
バタバタと船を左右に振るだけで、結局川の中心を突っ切って行っただけの惨めすぎる結果だった。
続くB女房、バターNも惨憺たるものだった。
やはり所詮我々はアスリートではなくただの「遊び人」だ。
なんて事をしていたら、思いがけない出会いがあった。
何気に話しかけて来たこのお兄さん。
どうも話していると、朝ここで練習していたラフティングチームのスタッフの人っぽい。
話をしてみるとこの方は、ラフティングプランナー柴田大吾さん。
多摩川御岳渓谷で「A-yard」(ええ宿って意味ね)という宿を経営しているそうだ。HPは→コチラ
御岳に行けばラフティングの練習が出来るみたい。
自分たちだけでラフトを漕ぐなんて考えもしなかったが、これは面白い事になって来た。
しかもこの方、あの世界一のラフティングチーム「テイケイ」の関係者の方っぽい。
さすがの僕でも「テイケイ」の名は当然知っている。
俄然ラフト熱に火がついてしまったマゾ太郎ご一行。
ひょっとしてこの出会いは歴史的な出会いかもしれない。
この出会いが後に「ラフティングチーム・マゾタロウ」としての世界一に輝く事になる伝説への第一歩かもしれない。
ひょっとしたらいつかあの世界一の「テイケイ」のメンバーに会えるかもね。
実はこの数日後にB旦那から驚くべき動画が送られて来た。
これはテイケイが世界一になった時の映像だが、これの1:33あたりと2:47あたりに注目したい。
まさかとは重うが、見た事ある人が映ってるぞ。
しかも世界一メンバーの一人として。
なんとあのただの気の良い宿屋のご主人だとばかり思っていた柴田大吾さんは、チームテイケイの世界一メンバーの一人だったのだ。
これは例えてみれば、草野球してたら外人さんに話しかけられて、家に帰ってテレビ見たらあれはヤンキースのA・ロッドでしたって感じの驚き。
僕は基本的にツキのない男だが、なぜか旅先で結構「マニアックだけどその筋の人にとっては憧れの人」によく出会う。
早く柴田さんのA-yardに泊まりに行って、「チーム・テイケイ/マゾ部」の設立に尽力してもらわないといけない。
しかしいかんせん場所が奥多摩。
他のメンバーは横浜組だからいいが、僕だけ岐阜組。
さすがに一人でのラフティングの練習は寂しすぎる。
いつか関東遠征の際、必ず柴田さんの宿を訪れてみたい。
と、この場所で思った以上に盛り上がって話し込んでしまった我々。
実はこの最終日はりんたろくんのお風呂には間に合うように帰りますと嫁に伝えていた。
しかしすっかり時を忘れてしまって、帰る頃には100%お風呂に間に合わないという時間帯になっていた。
恐る恐る嫁に電話。
お風呂にも夜ご飯にも間に合わない事を伝えると、5秒ほど氷の沈黙。
僕の飲み込む唾の音だけが信州の空に消えて行く。
さすがに本場の「鬼嫁が島」の迫力は石像の比ではない。
そして沈黙を突き破る嫁の一言。
「最初からお前に食わせる飯なんてねえ」
さすがのチーム・テイケイでもこの荒波を突破する事は不可能だろう。
彼らが世界一のラフティングチームなら、僕は世界一立場の弱いマゾ養子。
決して引けはとらないぜ。
こうして僕はいつものように慌ただしく皆と別れて帰って行った。
なんにしても長い長い三日間が終わった。
槍ヶ岳から始まった渾身の三日間。
信じられない大快晴は最後まで続き、いつもの快晴代償の被害もなかった。
しかしこの時はまだ知らない。
この三日間の快晴の代償は後日きっちりと用意されていた。
まあそれは後々のお話。
ひとまずこれにて槍ヶ岳〜万水川の長編紀行はおしまいです。
なんだか記事書くのがとても大変だったな。
次は彼がどんな素敵な夏休みを過ごしたかをお送りしますね。
〜おわり〜
日本一のマゾ太郎
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MATATABI BASE
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ついにラフトですか!?買っちゃえ!!
そういえば昨日何気にNRSを覗いてみたらラフトとダッキー(バンディッド)がなんと30%オフでした。今持ってるラフトは韓国製(Zebec)で若干重いので買い替えようかな~、NRSのは軽いんだよね。
ラフトも1600USD程度、 バンディッドⅡも850USD程度と来たら持ってても更にもう一つ欲しいってなもん。
でも結局買ったのはドライバッグやスプレースカート等の小物だけなんだけどね。
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いやあ、さすがにいきなり買うのは勇気と技量と仲間と先生不足ですわ。
つんのこさんも柴田さんも関東だし、いっそ移住できたら買っちゃうんですがね。
なんせ養子なんでそれは無理ですわ。
そして僕の知り合いもNRSバンディットを買うという事で僕もNRSのページ見てビックリ。
まさかの30%オフ。
リペア品を19%オフで買った身としては見たくないものを見てしまいましたね。
まあ、どのみち我慢できない性分なんで無理でしたけどね。
でも本音言えばラフト欲しい。無理とは分かっていても欲しい。
結局僕も友人購入の便乗でパドリングシューズとグローブという小物買いで落ち着きました。
ところで質問ですけど、冬って何着てます?
今年は寒い時期も漕ぎたいと思ってるんですが、現在カッパしかない状態。
思い切って一体もののドライスーツにするか、ドライジャケットとドライパンツにするか、いっそ海パンいっちょで死んでみるか悩んでます。
もし良かったらおすすめ教えてください。
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冬ですか。寒いですよね~。
最近冬に川に出る時は決まってラフトで足元だけ少し濡れる程度なので普通に暖かい格好です。
その昔、冬でもカヤックで遊んでた時の格好ですがスプレースカート付けると舟の中は暖かいので下半身は短パン、上半身はドライジャケット+タッパでした。気候によってはアンダーにもう一枚って感じ。
ダッキーの場合、下半身ずぶ濡れですが、まずロール(泳ぐ)する事は無いのでセミドライの上下をチョイスすれば良いでしょう。
何年か前、カヌーライフの取材で冬の那珂川でダッキー出して漕いだ時は上下ボンバーのセミドライでしたが再乗艇の写真を撮るとか言って2度程泳がされましたがそこそこ大丈夫でした。
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季節外れの質問に答えて頂きありがとうございます!
冬でも短パンはすごいですね。意外と中は温かいって知りませんでした。中で屁でもこけばさらにウォームアップですね。
でも現状ダッキーなんで下半身はやっぱずぶ濡れですね。
たしかにロールはしないし、その時期はそんなに激しい所も行かないからセミドライで良さそうですね。
保温性はよく分かりませんが、モンベルのハイドロブリーズ パドリングジャケットとハイドロブリーズ パドリングパンツで十分っぽいですね。
そうなると中に着込んで寒さを凌ぐ格好なんで、ワンサイズ大きめが良さそうですね。
足はNRSのパドリングシューズを買ったけど、こればっかりは使ってみないと保温性は分かんないですね。基本濡れるものだし。
とりあえず今回はNRSで買うのは保留にして、上記の線で検討に入ります!
中々カヌーライフさんもハードな要求ですね。うらやましい。
というかカヌーライフに出てたんですね!最近のものだったら見てるかもです(僕は本の装丁が変わってロゴが変わった辺りからの読者です)
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1漕ぎ1漕ぎ、ここまで遡りました。
この記事は読むのは2回目です。上流から下っていたときかな?ぼちぼち追いついてきたかも知れません。
万水川は初心者にカヤック大好きになる魔法がかかる場所です。
何と今年は8月に初カヤック者2名引率、9月にもう1名初カヤック者引率をしました。
2組目の方は「船は買いたくない」との事で、私のタンデム艇に乗り、パドリングのレクチャーをしながら下って行く具合です。 この2日前台風の影響で大王わさび農園の直下に川をふさぐ形でログが入っていてかなり危険との情報があり、その後撤去計画を入手、撤去となりました。 下流から丹念にスカウティングをして行く犀川橋の前後にはいくつものログがあります。ただし危険ではない距離でした。
多少の緊張感を持ち運動公園からスタート、大王わさび園に上陸し、わさび三昧を堪能し下流へスタート。犀川橋付近のログを次々クリアしゴール。
水量も少なく、ちょと物足らない感がありましたが、船買いたくないと言っていた初心者は「どれを買おうかな」にすっかり魔法の虜になっていました。
犀川下流コースは時間切れで次回へ。
渋滞の中の、日帰りの強行ツアーで、このブログに影響された気がしてなりません。
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だいぶ来ましたねえ。
なんだか僕も久しぶりにブログツーリングしてみたくなりました。
この時は槍ヶ岳からの開放感も手伝って最高のツーリングでしたからね。
僕もこの川はカヌーチェリーたちのの筆下ろしに使ってます。
若い頃は気になる女性を連れて来ては何とかこっちの世界に引きずり込もうと必死でしたね。
この川は色んな顔があって飽きないし、そんなに危険な箇所も無いから安心。
そして何と言っても夏場でも鮎釣り師がいないというスペシャルさ。
途中に寄れるわさび農園では羨望のまなざしを浴びて優越感に浸る事も可能。
こういう川が近所にあったら最高なんですがね。
あと事後報告になりますが、このブログに関わると、読んだ人も負のパワーを享受してしまうようなので注意が必要です。
何やら最近各方面から「雨が降ったのはお前のせいだ」とか「来週北アルプス行くから九州あたりまで離れていてくれないか」などの苦情や要望が多く寄せられています。
これ以上関わると、もう二度と太陽の光を浴びる事が出来なくなる可能性がありますのでご注意くださいませ。
当ブログは副作用がございます。
用法容量をよく読んでからご堪能くださいませ。
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すみません長野県松本市の大沢と申します
よく龍門渕公園前川でカヌーのスラローム大会を開催しているものですが、万水川の スタート地点にある「いこいの池」と 言われる湧き水の池で貴殿が飛び込み泳いでいる写真がございますが、 このような行為に対して地元の人々はカンカンに怒っています‼
きへんの記事を読んで追従するものがいるやも知れませんので 数年前の記事とはいえ即削除いただきますようお願いいたします。