「こんなはずじゃなかったのに」
そう呟き、モクモクさんの体内でただただ立ち尽くす一組の親子。
この日は「梅雨の晴れ間」にて猛烈なピーカン予報。
事実この山に来るまでは、雲一つない大快晴だった。
一体なぜこんな事になっているのか?
そして彼らが立ち尽くしてるこの現場は「冠山」(かんむりやま・1,256m)。
岐阜と福井の県境の秘境にそびえる鋭峰だ。
後で知った事だが、この山には別名があった。
それは「奥美濃のマッターホルン」「奥美濃のジャンダルム」というとても爽やかなネーミング。
多分こんな別名を知っていたら、恐ろしくて登る事は無かっただろうに。
ましてや子供を背負って。
実はこの山には因縁がある。
僕が登山を始めて間もない頃、「大快晴」の天気予報を信じてはるばる出かけて行った過去がある。
その時の写真がこれ↓
この時は登山口に着いた時点で大量のモクモクさんの餌食になり、まさかの「登山前撤退」という屈辱にまみれた回だった。
そしてこの後、急遽適当に選んだ山「花房山」が日本サド名山だったという悲劇。
まだまだウブな登山野郎だった僕は、この時を機に「マゾピニスト」ととして生きて行く事になった。
冠山は、そんな今に繋がるきっかけとなった山なのだ。(参考記事:ドMの達人〜花房山〜)
言って見れば、今回も当時の無念を晴らすリベンジマッチ。
雨乞岳〜南木曽岳と続けて来たリベンジマッチ登山三部作の最終章「冠山」。
あの頃の僕との違いを見せつける時が来たようだ。
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日曜日。
本来であれば、前日の土曜日にチーム・マサカズのメンバーと入道ヶ岳で爽やか登山に興じる予定だった。
しかし急遽嫁が美容院の予約を土曜日にぶち込み、送迎担当の僕は「家庭内待機命令」で無念の不参加。
そしてこの日曜日に予定外の冠山に行く事になったわけだ。
僕は僕でこうなるとは思ってなかったから、事前に日曜日の夕方5時半に日産のディーラーにオイル交換などの予約を入れていた。
ゆえに5時には帰宅しておきたいという、本日も素敵な「タイムアタック登山」が図らずも確定。
またしても余裕の無いスケジューリングに追われる事になったが、「山に行かない」なんて選択肢はもちろん僕の頭の中には無い。
大急ぎでりんたろくんを連行して冠山を目指す。
しかし本日はりんたろくんのご機嫌がよろしくない。
彼は「山はあとで行くの。ボクは日産に行きたいの。」とごねだしたのだ。
登山よりも「日産ディーラー」のが彼にとっては楽しい場所だったという事実。
お父さんはとても切ない気持ちになってしまったよ。
しかし子連れ登山とは、いかに子供のご機嫌を取れるかどうかが勝負を決めるという言わば接待登山。
僕は急ぎ贈賄計画を立案し、コンビニで適当なおもちゃを買って来た。
時間がない時はこのような「大人の財力」を惜しみなく見せつけて、早々とご機嫌を取るのが吉なのだ。
しかし時短のために買ったこのおもちゃを開封すると、目を疑う状態が展開。
てっきり完成形が入ってるかと思ったら、時間がないというのにこれを組み立てろというのか。
りんたろくんもコーフン気味に「早く早く作ってヨ」と僕を追いつめる。
大急ぎでコンビニの駐車場にて汗だくになってプラモを組み立てる男。
僕はただ山に登りたいだけであって、こんな事したくて早めに家を出て来た訳ではない。
しかもいやに複雑で分かりにくい。
くそっ、焦れば焦るほどにこんがらがって行く。
手先が不器用な僕だが、それでもなんとかこの「ガブリチェンジャー」とやらを組み立てていく。
随分と手こずって貴重な時間を失ったが、なんとか完成してりんたろくんもゴキゲンに。
しかしこの直後、彼はおもちゃの箱を見てまたしても不機嫌になって怒りだした。
「剣は?剣はどこなの?」と。
よくよく箱を見れば、この「ガブリチェンジャー」は別売りの「ザンダーサンダー」と組み合わせる事によって完成するものらしい。
なんて恐ろしいおもちゃだ。
大人たちの陰謀のせめぎ合い。
時間がないというのに。
急いで僕は「ザンダーサンダー」を探しまわるが、一向に見当たらない。
仕方なく僕はりんたろくんに、「ザンダーサンダーは登山が大好きな勇者にしか見えない剣みたいだ。だから頑張って山に登ろう」と大人的陰謀を含んで言い聞かせた。
するとりんたろくんは再び不機嫌になり「じゃあ日産に行こ」と言い放った。
結局振り出しに戻ってしまったではないか。
この無駄な時間とガブリチェンジャー代金を返していただきたい。
その後も急いで車を走らす。
しかし「ガブリチェンジャー」に搭載されていた「獣電池プレート」という部品を何度も車内に落とすりんたろくん。
その度に「電池が!ボクの電池が!」と言うので、車を路肩に止めてわずか1cm程の「獣電池プレート」を必死で探すお父さん。
車のシートの下に落ちた1cmの部品の捜索は難航を極めた。
そしてこれを実に4回もさせられる事に。
まだ登山口に着いていないというのに、時間とお金の喪失感とこの疲労感。
金で子供のゴキゲンを買おうとした汚い大人に襲いかかった、ガブリチェンジャーの正義の力。
それでも車を走らしている僕の気分は晴れやかだ。
見よ、この「雲一つない」大快晴を。
こんな大快晴は僕の記憶には存在しない。
これは僕にとって、突然見知らぬ美女に「好きよ」と言われるくらいのあり得ない光景。
冠山は360度大展望の美女だと聞いているから、僕の期待はさらに高まるばかりだ。
ひたすらに細くて車一台通るのがやっとの道を進んで行く。
冠山までの道はいわゆる「酷道」ってやつで、ここを車で行く事態で戦いは始まっている。
そんな酷道をドキドキしながら走って行くと、やがて目指す冠山が見えて来た。
気のせいだろうか?
雲一つない快晴の中で、何やらオシャレな「白い冠」を被っているじゃないの。
何やら「前回の悲劇」と同じ匂いがプンプンとして来たが、さすがにこの大快晴でそんな事は無いだろう。
僕はその白い冠を見て見ぬ振りをして先を急ぐ。
道はいよいよガードレールもない崖の道へ。
手に汗握る崖の上のマゾ。
今対向車が来られたら本気で泣いてしまいそうだ。
冠山は、実は「登山口に着くまでが本当の戦い」と言っても過言ではないのだ。
でもそんな苦労の末に辿り着く場所だからこそ、その頂から見る絶景に人は感動するのだ。
僕はそんな思いで改めて冠山を見た。
気のせいだろうか?
さっきよりも冠が大きくなっていやしないか?
僕は「そんな馬鹿な」と、一度目をこすってから再び冠山を見た。
気のせいだろうか?
ほんのわずかな時間で、みるみると目の前の景色が変貌して行く。
これは白い冠なんかじゃないぞ。
アイツだ。
モクモクさんだ!
モクモクさんは僕と目が合うと、申し訳なさそうに言った。
「いやあ、遅れてすいませんでした。昨日入道ヶ岳で待ってたんですが中々来ないものですから。こちらにいらっしゃったんですね。」
そして「じゃあ、始めますか」と言ったかと思うと、ものすごい勢いで車にまで迫って来た。
またしても呼んでもいないのに迫り来るモクモクさん。
瞬く間に辺りは真っ暗に。
望んでも無いのに遅れを挽回しようと必死なのか、彼はかつて無いスピードで巨大化して行く。
そしてやっとこさ登山口に到着した時には、巨大なミシュランマンとなって僕をお出迎えだ。
若干恐怖すら感じるモクモクさんの瞬間芸。
彼はギャバン並の速さで変身して行き、これから向かうべき冠山をすっぽりと覆ってしまった。
もはやこれからどんな山に登るのかさっぱり分からないという「闇鍋」のような緊張感が僕を包む。
本来ならこの時点で「奥美濃のマッターホルン」と呼ばれる恐ろしげな山容が拝めたはず。
もしここでその姿を見ていたら、ひょっとしたら僕は怖じ気づいて登らなかったかもしれない。
そうならないように、あえて山を隠してくれたのはモクモクさんなりの優しさだったのか?
どちらにしても余計なお世話である。
準備を整え終わった頃、辺りはすっかり色を失ったダークな世界になっていた。
わずか20分前くらいに、僕は「雲一つない大快晴だ」と大喜びしていたはずだったが。
あれは遠い記憶か幻影か。
もう空の青さを思い出す事もできない。
こうして、いつもの親子がいつもの光景の中でいつも通りの記念撮影。
背景が真っ白なのは、もちろんCG映画の合成撮影セットが設営されているわけではない。
CG合成にするんだったら、誰もわざわざこんな山奥に崖の道を越えてまで来たりはしない。
確かに最近浮かれた平和登山が多かった事は確かだ。
山ガールと戯れて、親子二人で鼻の下を伸ばしていた事も認めよう。
天が「ここらで気を引き締めろ。分をわきまえるがいい。」と言っている気がする。
ここは男二人、久しぶりにちゃんとマゾる時だ。
今回は久しぶりに「無駄な己撮り」を多用して、余計なピストン運動もちゃんと楽しもうではないか。
でも何気にモクモクなのは僕の周囲だけ。
だからこの段階では、まだなんとか景色を楽しむ事は可能だ。
しかしこれも長くは続かないだろう。
僕はこれから戦地に赴く兵士が家族と最後のお別れをする時のように、この素敵な光景をしっかりと目に焼き付けた。
戦地に到着すると、いきなりの急登戦線。
こうなってくると天気なんて関係ない。
ここからは景色がキレイかどうかではなく、筋肉が切れるかどうかの攻防戦だ。
やがて鬱蒼とした森の中で、ふと天を仰ぐ。
もちろんそこに青い空は無く、ただただ「影絵」のような光景が確認できるだけ。
白と黒だけの世界に、気分だけが落ちて行く。
僕のような人間は、もう青い空を見る事はできないのか?
せいぜいTSUTAYAで蒼井そらをレンタルして見る事が精一杯なのか?
あんまりじゃないか。
そんな僕の嘆き節を「振り」と認識したお人好しのモクモクさん。
彼は全力で僕を包み込み、わずかに見えていた空すら完全に食い尽くした。
僕はヨロコビのあまりモクモクさんを睨みつけ、そんな事よりも早く日産に行きたいりんたろくんは黙々とガブリチェンジャーと戯れている。
誰一人幸せになれないこの登山の、一体どこに「楽しさ」が存在しているのだろうか。
そんな事をふと思ってしまう厳しい時間帯だ。
そんな我々の前に、突如としてその姿をチラ見せして来たのは「冠山」だ。
なんだあの仙人が住んでいそうな山は?
向こう側がほぼ直角にえぐれている気がするが、気のせいだろうか?
その先がどうなっているのかも分からないが、醸し出している異様な雰囲気だけはしっかりと受け止める事ができた。
もはや気分は巨大なモンスターが住む謎の山に向かうドラクエの勇者。
あの先に行けば、幻の聖剣「ザンダーサンダー」が手に入るかもしれない。
そしてグッハグッハと急登を登って行っては、
何の景色も見られないという「報われない感」をしっかりと楽しむ。
アップダウンが続く山だが、気分は常にダウンダウンだ。
そんな僕を見てテンションが上がるのはモクモクさんばかりで、彼はいよいよ登山道にまで食い込んでくる。
もはやモクモクさんに包まれるというか、「食われた」といった気分。
写真では伝わらないが、時速10キロくらいのスピードでモクモクさんが駆け上がって来ている。
本日の彼の「やる気」には、ただただ驚かされるばかり。
さらに追い打ちのように、前日までの雨によるゲリ道が僕の新品の登山靴に容赦なく襲いかかる。
だんだんと思い出して来たぞ。
これがいつもの僕の登山スタイル。
誰がなんと言おうと、僕は今登山を楽しんでいるのだ。
そうでも思わないと、僕の目からこぼれた雨が地表を濡らしてもっとひどいゲリ道になってしまいそうだ。
こんな感じで心が折れかかった時、最後のゲリ急登を越えて行くと、
モクモクの屋根の下に、ズバンと草原が現れた。
冠平(かんむりだいら)だ。
突然眼前に現れた異質な光景に、折れかかった心も持ち直してテンションアップ。
僕は興奮気味に「りんちゃん、冠平だ!冠平が現れたぞ!」と叫んだ。
これに対し、僕の想像を遥かに超えるコーフン度でりんたろくんが食いついた。
これには僕もうれしくなった。
やはり素晴らしい景色には、子供でもコーフンするのだ。
しかし彼はずっと「どこ?どこなの?どこにいるの?」と言っている。
どうにも様子がおかしい。
そして彼はこう言った。
「どこに仮面ライダーがいるのよぅ!」と。
よくよく問いただしてみると、彼は「かんむりだいら」と「かめんらいだー」を聞き間違えていた模様。
言われてみれば似てなくもないが、こんな場所に仮面ライダーはいないと思うぞ。
彼は以前にも、甲子園中継を観てて県立岐阜商業が勝った時、僕がコーフン気味に「県岐商(けんぎしょう)勝ったぞ!」と言えば、「キングジョー(ウルトラマンに出てくる怪獣)買ったの!」と言って喜んでいた。
基本的に彼のボキャブラリーのすべてが、ウルトラマンと仮面ライダーによるものだ。
彼は将来、円谷プロか東映でしか生きて行けない男になるかもしれない。
結局仮面ライダーがいない事で、再びテンションダウンしたりんたろくん。
そしてお父さんもここで若干のテンションダウン。
実は地図を見ると、冠山の山頂はこの冠平方面ではなくてこの場所の背後。
僕はその場でゆっくり振り返ると、壁のような大急登が展開していた。
僕はこの先にちょっとした急登がある事は地図を見て覚悟していたが、もちろんこの時はここが「奥美濃のマッターホルン」と呼ばれていた事なんて知らない。
この時、上から降りて来た人が「あんた、子供担いでここ登るんか!」と西川きよしのように目をむき出して話しかけて来た。
僕は「そんなにキツいんすか?」と問えば、「まあ兄ちゃん若いからな。何とかなるやろ。」と何の根拠も無いアドバイスで僕の不安は増大。
僕は若いと言っても、極度の低血圧で毎朝息を切らせながら服を着るような中年男。
しかも槍ヶ岳で再認識した不治の高所恐怖症野郎だ。
そんな不安を抱えて進んで行けば、目の前には素敵な光景が。
気のせいだろうか?
目の前で真剣な「三点確保」のレクチャーが行われているではないか。
僕はちょっとしたお気楽ハイキング的な気持ちでこの山に来たんだが、どこから道を踏み外してしまったんだろうか?
見上げれば岩場の大急登で、
振り返ればスペシャルな高度感。
この段階で、さっきまであんなに雲で覆われていたのになぜか景色が一望のもと。
モクモクさんの「余計なお世話」が発動し、ケツの穴がきゅきゅりと萎む。
どう考えても子供を背負って登って行く山じゃない気がする。
それでも行ける所まで行ってみよう。
さすがに己撮りは無理なんで、そこにいたおっさんにカメラを手渡して撮ってもらった。
顔は笑っているが、足も笑っている。
ここからはしっかり気を引き締めて、りんたろくんにまで気を使った「四点確保」で突き進む。
しかし比較的足場はしっかりとしていて、急登ではあるが崖という感じは取り付き部分だけ。
このように、中には小学生くらいの子供でも頑張って登っている。
さあ、高度感のある難所は越えた。
せっかくモクモクさんが余計なサービスで景色を見せてくれているから、今のうちに山頂を落としてしまおうではないか。
そんな僕の浮かれモードを敏感に察知したモクモクさん。
再び冠平の絶景を堪能しようと振り向けば、さっきまでの高度感が嘘のように冠平がモクモクさんに覆われ始めているではないか。
そしてあっという間に雲の中に消えて行った冠平。
ついにモクモク怪人の手によって闇に葬られてしまった仮面ライダー。
僕は大慌てで山頂を目指す。
あそこで食い止めきれなかった仮面ライダーの死を無駄にしてはいけない。
一秒でも早く登ってこの目に絶景を焼き付ける。
しかしものすごい勢いで下から「イー、イー、イー!」と迫り来るモクモクショッカーたち。
逃げ惑う登山客。
彼らは次々とモクモクに飲み込まれて闇の組織へ送られて行く。
急げ。
あと少しで稜線まで辿り着くぞ。
そこまで行けば大絶景だ。
しかしその時。
何者かが僕の足をムンズと掴んだ。
ついに僕はショッカーの追撃に追いつかれ、その身をモクモクの中に投じる事となった。
そしてそれと同時に稜線に到達。
本来ならば、ここで一気に身もすくむような大絶景が突如として現れて感動でうち震える場面。
しかしモクモクショッカーの囚われの身の我々は、ただただ立ち尽くして悔しさに撃ち震えるのみ。
かろうじて見える部分は足下の恐怖の断崖絶壁のみ。
ほぼ垂直に切り立った崖が遥か先まで続いている。
どうせ景色見えないんだったら、ここもちゃんと隠しておいてくれないか。
どうせこれもモクモクさんの余計な優しさなのだろうけど。
失意の中、とぼとぼと山頂に向かう親子。
やがて「360度の大パノラマ絶景」だと言われているらしい山頂が見えて来た。
見渡す限りの一面の白に囲まれて、心晴れやかに記念撮影。
やはり山頂から見る360度の「白」は格別だ。
ボールドでも出せない驚きの白さ。
白ってやつは人の想像力を鍛えてくれる。
子供の教育には持ってこいだ。
はるばる県境の山奥まで出かけて来て、苦労して登って来た甲斐があったってもんだ。
なんだか心までも真っ白になって行く。
登山って楽しいなあ。
幸せだなあ。
モクモクさん… お前ここを探してきてくれたんだね。分かったよ。
お前は「いつまでも僕と一緒だ」って、そう言ってくれてるんだね…。ありがとう。
モクモクさん…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を。
だから、だから僕は今凄〜く幸せなんだよ。
モクモクさん… 疲れたろ…。
僕も疲れたんだ。
なんだかとっても眠いんだ。
モクモクさん・・・。
山頂で倒れた悲しみの親子。
彼らのもとに、天使が静かに舞い降りた。
冠リベンジ後編へ 〜つづく〜
冠リベンジ 前編〜フランダースのマゾ〜
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MATATABI BASE
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